湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

簡単な被害者救済策があった・・・耐震偽装事件

2008-03-31 17:35:17 | Weblog
耐震偽装事件の報道を見ながら
私は強い関心と怒りを感じながらも
何より不可解なことは、誰も被害者救済のことを考えなかったことです

誰もというのは、政治家もマスコミも、ということです
私の知る限り、具体的被害者救済方法は
一切、議論も報道もありませんでした

役人は責任逃れを画策しているのがバレバレでしたが
例によってマスコミは追求しません

私が残念だったのは、100%行政の責任であるにもかかわらず
政治家が、誰一人救済策を考えようとしなかったことです

実は簡単な救済策があったのです

マンション購入者は、欠陥が明らかになった時点で
ローンの支払いを停止すればよかったのです
そうすれば、金融機関はヒューザーのマンションに付けた抵当権を実行します
入居者は速やかに退去し、金融機関は残された土地建物を処分すればいいのです

これは一種の不良債権処理ですから
バブルを経た日本の金融機関にとっては手馴れたことです
もちろん金融機関には損失が発生します
しかしそれは、抵当権を設定した以上、やむを得ません
貸し手責任というものです

金融機関は、バブルの損失を国民に埋め合わせてもらったのです
この程度の損失は引き受けるべきです
それが何より、不幸な事件に巻き込まれた人々を助けることになるのですから

行政にも責任がありますから、不良債権処理が終わるまで
固定資産税や都市計画税は免除しましょう

そして国は、ローン以外に購入者が自己資金として支払った部分を
購入者に支払えばいいのです
これは災害時の援助みたいなものと考えればいいでしょう
契約書がありますから金額はすぐに決定できます
その他に、引越し費用くらいは損害賠償しましょう

こうすれば欠陥マンション購入者の経済的負担は無くなります
経済的負担は消えれば、被害者は再び自力で立ち上がることができるのです
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被害者の悲惨・・・耐震偽装事件

2008-03-30 18:54:37 | Weblog
家を作るなら~
もしも私が家を建てたなら~
・・・そんな歌詞の流行歌がありました

家を建てるということ、あるいは家を買うということは
人生の大きな節目であり、夢がふくらむ時です
それが歌になり、流行するのは当然のことと言えます

歌の文句のように、私が、家を建てるときのことを考えると
それは・・・地震で倒れない家、火事で燃えない家
つまり・・・建て主の思いが失われない家・・・と言うことになります

せっかく買った家が耐震強度が不足していると言われたら
その衝撃はいかばかりでしょう
ましてローンを背負い、身動きも取れない状態では
ただ茫然自失するしかなかったのではないでしょうか

耐震偽装事件の被害者の方達は、とんでもない不幸に直面したのです

今、彼らはどんな生活をしているのでしょう
どんな思いで、この事態に対処しているのでしょう
どのような救済策がなされているのでしょう

マスコミは、その部分を報道しませんから、ちっとも分かりません

おそらく二重のローンを抱えた
悲惨な状況に置かれているのではないかと想像します

どうかマスコミの皆さん、実態を報道して下さい
そして、このブログの読者も
もし情報をお持ちでしたら、お知らせ下さい
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国が加害者・・・耐震偽装事件

2008-03-29 08:25:48 | Weblog
国家が加害者となった犯罪の
被害者となった国民はどうしたらいいのでしょう
はっきり言って”泣き寝入り”です

私は何かにつけ感じるのですが
現在の日本国は、日本国民の国家ではありません
役人と呼ばれるヤクザ者の集団が支配する巨大な村です
そして一般国民は、選挙権と引き換えに納税義務を課せられた半奴隷です

役人は国民のことなど、虫ケラとしか思っていません
国民に対する責任感など、まったくありません
国民が苦しんでも、なんの痛みも感じません
責任逃れを繰り返しながら
私的利益をあさるための利権探しに余念がありません

ところで皆さん
日本の建物の建築確認を出す会社が
アメリカの会社だということを知っていましたか?
なぜ、こんなことになったのでしょう
私はそのことを考えると、なんだか異様に不気味なものを感じるのです

日本が戦争に負けて、アメリカ軍に占領された時から
日本の役人を操っているのはアメリカです
役人はアメリカに首根っこを抑えられているのです

アメリカが一番、その次は役人達の利益、それが日本の行政です
アメリカ人の犯罪は、米兵が日本の少女をレイプした時くらいしか騒がれません

じつは、役人の犯罪はお咎めなし・・・というのも知る人ぞ知る現実です
アメリカ人は、日本の役人達を甘やかして、骨抜きにし
日本国を盗み取ったのです

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加害者は誰だ?・・・耐震偽装事件

2008-03-28 14:58:12 | Weblog
耐震偽装事件の被害者が
一般エンドユーザーとマンション販売会社ヒューザーであることは確かです
では、加害者は誰でしょう

これまた明らかなことですが
実際にインチキな設計図書を作り上げた
姉歯一級建築士こそ、最大の加害者です
彼がいなければ、この事件は起きませんでした

それでは悪いのは姉歯建築士ただ一人なのでしょうか?
加害者は彼一人だったのでしょうか

そうではありません
悪いのは姉歯建築士の偽装を見抜けず、建築確認を与えた検査機構
それに基づき建築許可を与えた行政府です

その中には、偽装を見抜けぬソフトを使用させた国土交通省も含まれます

耐震偽装事件というのは
国のお粗末な制度が被害を広げてしまった人災です
法律を破った犯罪者は、もしかしたら姉歯一人かもしれません
しかし加害者という点では・・・

行政こそ最大の加害者なのです

したがって、この事件の責任者は国であり、地方自治体です
地方自治体は国の決めた基準で行政をするわけですから
実際には姉歯建築士と国が加害者であり
国が全面的に責任を負うべきなのです

国家が犯罪行為に保証を与え被害を拡大させてしまった・・
それが耐震偽装事件の本質です



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ヒューザーも被害者・・・耐震偽装事件

2008-03-27 14:44:48 | Weblog
耐震偽装事件の被害者とは誰でしょう
いうまでもなくそれは
耐震強度の不足した欠陥マンションを買わされた一般ユーザーです

ならば、それらマンションを売った
小島進社長の経営していたマンション販売会社ヒューザーは
加害者なのでしょうか

とんでもありません、彼らもまた被害者なのです
彼らは、自分達が売っていたマンションの耐震強度が
法律の要求を満たしていないことを知りようがありませんでした

国家資格である一級建築士の資格を持った設計者が設計し
国が認可した検査機関が確認し
その設計通りに、建設業の免許を持ったゼネコンが建設したマンションを
エンドユーザーとの自由契約に基づき販売したのです

耐震偽装事件でヒューザーは倒産し
小島社長は、一代で築き上げた会社を失い、社会的信用も失いました
彼もまた被害者なのです

報道で見る限り、小島社長に法的落ち度があるとは思えません

彼が詐欺罪で告発されたのは、最後に売ったGS藤沢の引渡し時点で
すでに耐震偽装に関する情報を得ていたにもかかわらず
引渡しをしたことが”詐欺”に当たるとされたらしいのです

ちょっと待ってください!

本当に耐震偽装が明らかであったなら
ヒューザーではなく、行政が引き渡しの差し止めをすべきです

完全に合法的な契約を
”噂”と区別のできない”情報”によって契約履行を拒否すれば
これは契約違反となります
それこそ”詐欺”になってしまうではありませんか
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ヒューザー小島進元社長に有罪判決・・・耐震偽装事件

2008-03-26 15:30:55 | Weblog
マンション販売会社ヒューザーの元社長
小島進被告は、東京地裁で
懲役3年執行猶予5年の有罪判決をうけました

この判決は日本司法史に残る画期的なものです

なぜならば、法律的には被害者である人が
加害者とされ、犯罪者とされ、有罪にされてしまった判例となるからです

現代日本の司法制度の欠陥が見事に露呈した事例と言っていいでしょう

この裁判における、小島被告の罪状は
グランドステージ藤沢を購入者に引き渡す以前に
耐震設計に問題があることを知っていたにもかかわらず
これを引き渡し、代金を受け取ったというのが詐欺罪に当たるということです

「一生に一度の大きな買い物をする人の心情を考えず
エンドユーザーを軽視した悪質で無責任極まりない犯行
被害者は代金をだまし取られ、人生設計を大きく狂わされた。」

というのが”正義の味方”毛利晴光裁判長の判決文だそうです

素人はこんな理屈で騙せるのでしょうか

この裁判官こそ、裁判を偽装して
リンチをおこなっているのではないでしょうか

プロに言わせてもらえば
合法的に建築確認が取得でき、設計図書通りに建築し
検査済み証が取得できている建物を
すでに売買契約が成立し、引越しの準備を進めている買主に
残代金支払いと同時に引き渡すのは、商取引上最優先の、義務です

いったい、この裁判官は商取引というものを何だと思っているのでしょう

真面目な建築・不動産関係の人間は、主観や曖昧な情報を排し
法律を守ることを最優先にします
法律を守った上で、顧客との契約履行を最優先するのです

法律を守っている以上、真偽不明の情報で
顧客との契約を一方的に破棄することなど、できるわけがありません

毛利裁判官は「契約を履行したこと」が”詐欺”に当たるとしたわけですから
「噂話で契約を破棄すること」は”合法”であるという画期的判決です
日本は、契約を自由に破棄できる、詐欺師の楽園に変わっていくでしょう
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浅田真央と母親の匡子さん・・・アスリートとコーチ

2008-03-25 12:27:02 | Weblog
浅田真央選手が、コーチのいない状態で
世界選手権に優勝したことは、一種の偉業です

コーチのいないトップアスリートというのは
現代では、通常ありえないのです
技術やトレーニング方法が発達した現代では
プロフェッショナルなコーチでなければ
トップアスリートは育てられないからです

いくら天才浅田真央といえども、例外ではありません

浅田真央選手には、世界選手権の時点では、コーチはいませんでしたが
少し前まではアルトゥニアン・コーチがいました
アルトゥニアン・コーチと師弟関係を解消した後は
実際には、お母さんが彼女のコーチ役だったのです

浅田真央選手の母親の匡子さんは
片道40分をかけて、名古屋市の自宅から豊田市の専用リンクに
浅田選手を車に乗せて送り迎えを続けました
しかし、彼女がしたことは、それだけではありません

産経新聞の今村編集委員によれば
匡子さんは、スケートの技術について
ビデオや本を見たり、連盟の強化スタッフなどに聞いて、とことん勉強し
コーチに成り代わって、分かる範囲で、浅田選手の相談相手になっていたのです
エッジワークやスピンの微妙なところまでアドバイスできたといいます

お母さんの匡子さんは
浅田選手の事実上のコーチといって差し支えないと言えるでしょう

そして、このような話は、スケートに限らず
多くのスポーツのジュニア選手に共通することなのです
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高橋尚子と小出監督の別離・・・アスリートとコーチ

2008-03-24 12:10:37 | Weblog
コーチの仕事の第一は選手を「見る」ことです

良いコーチが少ないのは
選手を「見る」能力のあるコーチが少ないからです

選手が何よりコーチに期待するのは「自分を見てもらう」ことです
高橋尚子選手が小出監督のもとを去ったのも
小出監督のもとに、多くの選手が集まり
高橋選手を見る時間が減ったことが最大の理由でしょう

とにかく選手は、競技であれ練習であれ
夢中になるればなるほど、自分が見えなくなるのです
猛練習をしても成果が出ず、さらに練習をしても
状況がひどくなるばかりといったことが起きるのです
優秀なコーチなら、何が問題なのか、どこを修正すべきなのか
正しく指摘することができます

コーチは本来、選手の様子を見て、練習メニューを考えるべきなのです
実際には、先に練習メニューを作ってしまい
選手のコンディションに関係無く押し付けるコーチがほとんどです
これが選手の伸び悩みや事故を引き起こします

日本のトップアスリートが、しばしば外国人のコーチを頼るのも
背景には、日本人コーチの能力不足があります
正しくは努力不足であり
本来の意味での、選手とのコミュニケーション不足です

休養や栄養、私生活まで配慮しなければ、コーチは務まりません
私生活といっても特別なことではなく
たとえば学生であるなら、試合と試験勉強の兼ね合いの問題があります
こうしたものから目をそらしているのが日本のコーチ達の現状です

観察力、問題発見能力、問題解決能力、コミュニケーション能力など
日本のスポーツのコーチ陣の身に着けるべき能力は多岐にわたります
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高橋尚子の惨敗・・・アスリートとコーチ

2008-03-23 17:20:03 | Weblog
先日の名古屋国際女子マラソンで高橋尚子選手が惨敗したのは
皆様の記憶にまだ新しいと思います

高橋尚子選手がシドニーオリンピックで金メダルを取った時
高橋選手とともに注目されたのが
小出義雄監督でした

小出監督が何人もの名選手を育ててきたことが知られ
人々はスポーツにおける監督やコーチの重要性を知りました

小出監督のもとで多くの輝かしい結果を残しながらも
やがて高橋選手は小出監督のもとを去ります
どんな事情があったのか、外部の者には知りようもありませんが
その後、彼女が良い結果を出せなくなったことだけは確かです

スポーツ選手、特に女子選手にとっては
コーチの存在は極めて重要です

競泳女子背泳ぎで短水路世界記録を出した中村礼子選手は
すでに国内で有力選手でしたが
北島康介選手のコーチである平井伯昌コーチに指導を請い
今日の結果に結びつけました

アスリートにとってコーチが重要なのは、勿論、女子に限りません
全てのアスリートが良いコーチを求めていると言っていいのです

アスリートは全力で競技します
いちいち考えながら体を動かしていたら勝負に勝てません
しかし、自分の身体の動きは自分では見えないのです
客観的に自分を見てくれる存在が必要なのです
それがコーチであり、監督なのです
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浅田真央の優勝に思う

2008-03-22 17:30:10 | Weblog
スウェーデンのイエーテボリというところで行われていた
フィギュアスケートの世界選手権で、日本の

浅田真央選手が優勝しました

真央ちゃん、おめでとう!

・・・そんなふうに声を掛けたくなるほど
親しみのもてる、可愛い女の子です
数年前、私は彼女の写真を新聞で見た瞬間
銀盤に舞い降りた天使!・・・と心の中で叫びました
それ以来、ずっと彼女のファンです

ショートプログラム、フリーと彼女の演技を全て見たのは
今回が初めてでした
フリーの最初に転倒した時は、大きな衝撃でしたが
その後は見事に立ち直り、ほぼ完璧な素晴らしい演技でした

彼女は今、コーチのいない状態で練習しているそうです
アメリカに渡り、良い練習環境で練習できていたはずなのですが
ホームシックに勝てなかったのだろうと思います

ショートプログラムを観て、私が感じたのは
少し無理をしているな、体調が完全ではないな・・・ということでした
ビールマンスピンで脚を持ち上げる時
苦しそうに顔をゆがめているのが印象に残りました

私は一日も早く、彼女に良いコーチと練習環境が見付かることを願うものです
今のままでは、やがて彼女は調子を崩してしまうでしょう
かなり無理をして、ここまで来たのではないでしょうか?

美しい彼女は日本の宝です

今後、もっともっと活躍してもらわなければなりません
しかし、いま身体を壊してしまったら大変です
せめて彼女の体調をコントロールするためだけにもコーチは必要です

私は村主章江や安藤美姫のことを考えます
彼女達を見ていると、ちょっと辛いのです
肉体的に相当追い込んでいる・・・ということが分かるからです

今回、安藤選手は途中棄権しました
減量とハードトレーニングで、脂肪の落ちた彼女の身体を見ると
いつ故障してもおかしくない危険な感じを受けるのです

減量は必要なのでしょうが、脂肪層を失えば
転倒等の衝撃がもろに筋肉にダメージを与えますし
そうでなくても、冷えたスケートリンクの環境では
筋肉が冷えやすく痛めやすくなるからです
減量によって、怪我をしやすい状態になってしまうのです

あまり脂肪層を落とし過ぎず
女性らしい丸みを帯びた肉体を維持してほしいものです
なんと言っても、その方が美しいではありませんか!
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