長幼の序

最近の私は、よくテレビを観ます
昨夜は、石原裕次郎と美空ひばりの特集がありました
最後の方を少し観ただけですが、感銘を受けました
石原裕次郎は、いつもカッコイイし
美空ひばりには、人を引きつける独特の力があります

二人とも５２歳で亡くなったそうです
私が見る彼らの映像は、今の私よりずっと若いわけです
にもかかわらず、そんな気がまったくしません
彼らが老けているわけではなく、私が幼稚なのです
彼らの前では、所詮、私はまだ子供です

人の年齢よりも、生きた時代が、その人を作るのでしょう
自分より早く生まれた人は、永遠に先輩なのです
同じ民族の同じ時代であれば、長幼の序は決定的なのです
乗り越えることの出来ない大きな階層が、そこには在るのです
日本人が長幼の序にこだわるのは合理的だと思います

私達は、ただ生きているのではありません
日々の生活の中に、反省があり、創意工夫があります
そこから新しいことが始まります
どんな小さなことでも、人が作り上げたものには”歴史”があるのです
過去から未来へ、先人達の業績を継承しつつ
発展させながら進むのが人類の使命です
先人の偉大さが、現代の私達の生活を作ったのですから