湘南徒然草

湘南に生まれ、育ち、この土地を愛し、家庭を持ち、子育てに追われ、重税に耐える一人の男の呟き。

不登校

2014-12-09 16:51:15 | Weblog
次男は昨日は学校に行きましたが
今日は休みました
朝、体が重くて動かないと言っていました

”不登校”という言葉の意味を考えてみましょう
以前は”登校拒否”と言いました

”登校拒否”と言いますと
自分の意志で登校を拒否しているように思えます
しかし”登校拒否”と呼ばれている行為の多くは
けして、本人が意思をもって登校を拒否しているものではありません
本人は登校しようと思っているのに
体が言うことを聞かなくなるのです

次男の場合もそうでした
濡れ衣事件からしばらくして
次男は時々学校を休むようになりました
朝、急に体調が悪くなるのです
前夜まで元気でいても、朝になると急に体調が悪くなるのです

私は次男の様子から
これは心因性のものであると考えていました
そこで次男に、学校に行きたくない理由を問い詰め
時に強い調子で、学校に行きたくないなら、学校を辞めろと言いました
当時の私は、次男が学校でイジメを受けていることは知りませんでした

次男は、自分自身でも、学校が嫌だから休むとは考えていませんでした
私が強く言うと
なぜパパは僕が体調が悪いことを理解してくれないのだ
体調が元に戻れば、学校には行くと答えるのでした
私の目から見て
彼は本気でそう言っていました

不登校という現象は
学校に行きたくとも、体がそれを拒否する現象です
本人の意志ではどうにもならないものなのです
先日は、なんとか中央林間まで行きましたが
そこで気分が悪くなって嘔吐し、結局、家に帰ってきました

私としては無理をさせたくないので
学校に行けなくても、それを叱らないようににしています
ただし、いつまでもベッドの上でごろごろしていれば
これを叱りつけることはあります

濡れ衣を着せられたまま、嫌々学校に通っていた頃は
遅刻してでも学校に行けという私の言葉に従い
次男は、遅刻して学校に行き
罰の掃除などをさせられて、余計、嫌な思いをしたそうです

その頃の次男は、ホームを走り去る急行電車を見ながら
飛び込もうかなどと考えていたことも、後で知らされました
剣道部の渡辺先生には、そんなことも相談したことがあるようです
先生は、そんな次男に、思いとどまるよう説得してくださったようです

次男は、自殺を考えたことはもとより
イジメを受けていることも、私には話しませんでした
私は、そういうことは全く知らず
ただ、次男の様子があまりにもおかしく
私なりに自殺の危険を感じ始めていました
私が思い当たるのは濡れ衣事件だけでしたので
学校側に、この件の調査を依頼した次第です

学校側の力で、濡れ衣事件は解決しました
その後は、次男は普通に学校に通うようになりました
しかし、次男へのイジメは無くなりませんでした
そして、再び、次男は不登校になりました
コメント (16)
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