哲学はなぜ間違うのか

why philosophy fails?

昔のインテリの理想

2015年02月13日 | yyy43 ひまを守る




そういうことで、昔のインテリの理想の人間像、つまり今の生活に完全に満足して明日のことを思い煩う気がしないような人物にとっては、ひまを守ることがつらくないはずです。しかし残念ながら、実際にはそういう理想の人間はこの世に存在できない、と思われます。


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明日を思わない人間

2015年02月12日 | yyy43 ひまを守る

また、明日の生活が不安であるとか、もっとがんばらなければ落ちこぼれて不幸になるに違いないと思っている人には、がんばりどころがなくてひまだけがあると不安になるでしょう。明日の不安というものがない、あるいは、明日を心配しない人々がいるとすれば、その人たちにとっては、ひまであってもつらくはない。ひまが気持ちよいでしょう。しかし現実には、明日を思わない人間はまず存在できません(拙稿28章「私はなぜ明日を語るのか?」)。


拝読ブログ:紋次郎気質 - 第17話 「無縁仏に明日をみた」(前編)
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今が一番よい

2015年02月11日 | yyy43 ひまを守る



今の生活に不満であるとか、もっと楽しい生活があるに違いないと思っている人には、ひまは退屈でつらい。今が一番よい、あるいは、今のこの生活以外の生き方はどれも魅力がない、と思っている人には、ひまはつらくない。むしろ守るべきものとなります。


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その生活が理想的

2015年02月10日 | yyy43 ひまを守る

修道士や修行僧や鴨長明は退屈しなかったのでしょうか?退屈したとか、ひまで困ったなどという記述は残っていません。おそらく彼らは、その生活が理想的だと信じていたので、ひまだとか、退屈だとか、とは感じなかったのでしょう。


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隠棲を理想とする

2015年02月09日 | yyy43 ひまを守る



昔のインテリは隠棲を理想とするようなところがあって随想録などにも書かれているし、また近代、現代の読者もそのような人生を尊敬して読むようです。たとえば「魚は水に飽かず、魚にあらざればその心をいかでか知らむ。鳥は林をねがふ、鳥にあらざればその心をしらず。閑居の氣味もまたかくの如し。住まずしてたれかさとらむ。(一二一二年 鴨長明「方丈記」)」とある。つまり分からない人は分からないだろうが、世俗を捨てられる人には、ひまな生活が理想的なのであると。


拝読ブログ:車: つれづれなるままに方丈記
拝読ブログ:いい天気だし、本でも読もうか。 方丈記...所詮この世は仮の宿

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