昔のインテリは隠棲を理想とするようなところがあって随想録などにも書かれているし、また近代、現代の読者もそのような人生を尊敬して読むようです。たとえば「魚は水に飽かず、魚にあらざればその心をいかでか知らむ。鳥は林をねがふ、鳥にあらざればその心をしらず。閑居の氣味もまたかくの如し。住まずしてたれかさとらむ。(一二一二年 鴨長明「方丈記」)」とある。つまり分からない人は分からないだろうが、世俗を捨てられる人には、ひまな生活が理想的なのであると。
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