ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

アイズ

2011年03月19日 | ホラー・サスペンス・SF等の映画

 「アイズ」をDVDで鑑賞しました。

 5歳のとき失明した女性バイオリニストが、20歳で角膜移植手術を受け、光を取り戻します。
 しかしそれと同時に、火の中を逃げ回る幻像や、飛び降り自殺を繰り返す男の子の霊、死神らしき影など、見えないはずのものが見えるようになります。
 バイオリニストはドナーがどんな人物だったかを探り始めるのですが・・・。

 おどろどろしく始まる映像ですが、見ていくうちに、ホラーというよりホラー・ファンタジーの要素が多いことに気づきます。
 悪いやつは一人も出てきません。
 変な話ですが、後味の良いホラーです。

 コアなホラー・ファンの私には甘すぎたようです。

アイズ [DVD]
セバスチャン・グティエレス
ポニーキャニオン

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落ち気味

2011年03月19日 | 精神障害

 今朝、9時過ぎに職場から緊急連絡が入りました。
 他課の課長補佐が亡くなったというのです。
 50代前半だったと思います。
 ショックです。
 昨日まで元気に働いていたのに。
 
 死因はなんだかわかりません。
 突然死というと、脳梗塞とか心筋梗塞など血がつまる病気でしょうか。

 それと、いつも土曜日の朝Yシャツ を出しに行くクリーニング屋のシャッターが下りていました。
 営業時間は9時からで、私が行ったのは9時20分。
 臨時休業の張り紙もありませんでした。

 何かおかしなことが起きている予感がします。

 震災で連日悲惨なニュースが繰り返されて、この国を悪い気配が被い始めたように思います。

 私は精神障害者となってから、何度か不思議な経験をし、それはこのブログでも書いたところです。

 悪い気には敏感です。
 そのせいかこの一週間、落ち気味です。
 軽いうつ状態のようです。

 被災された方々は、秩序だった良識ある行動で世界の賞賛を浴びましたが、生き残って、これからのことを考え始めると、物資の不足やトイレ、風呂、衣服、暖房など、数々の不満が鬱積し、爆発しかねません。

 被災地に戒厳令でも敷いて、自衛官や警官ばかりでなく、国家公務員を大量動員して避難場所を撤収し、避難住居への入居を促すべきでしょう。

 悪い気配はさらに悪い気配を呼び負の連鎖となりがちです。
 今こそ、大統領並みといわれる日本国内閣総理大臣が暫定的な独裁を行うべきでしょう。
 学級会のような小田原評定を繰り返しても、時間をくうだけです。

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FGM(Female Genital Mutilation)

2011年03月19日 | 思想・学問

  FGM(女性器切除または女子割礼)という習慣がアフリカにあることは知っていましたが、現代のアフリカ諸国はもちろん、欧米に移住したアフリカ系の人々の間でも行われていると知り、驚きました。
 しかも平均して毎日約5,500人の幼女や少女に施術されているとか。

 欧米はこれを女性差別として非難、アフリカ諸国は当初文化儀式であり習慣の違いとして取り上げませんでしたが、近年、差別撤廃の観点から法律で禁止するようになってきたそうです。

 しかし実態は、以前と変わらず行われているとか。

 具体的には、クリトリスのみを切除するタイプ、クリトリスと小陰唇を切除するタイプ、さらにはクリトリスと小陰唇を切除のうえ、排尿用のわずかな隙間を残して膣を縫合してしまうタイプがあるそうです。

 これには、結婚まで処女を保つためとか、女性の性感を弱めて不義密通を防止するとか、そもそも女性器は悪の象徴と信じられているためとか、いろいろな理由が複雑にからんでいるそうです。

 膣を縫合してしまうタイプでは、新婚初夜、夫が無理やりにこれを裂き、ことに及ぶため、新婦は激痛に苦しむか、逃げ帰るしかないそうです。
 しかし無事に済ませられなかった新郎は面目を失うため、なんとしてもこれを成し遂げようとするとか。

 文化的背景はよくわかりませんが、それが長い年月受け継がれてきた伝統だとしても、女性の肉体を傷つけ、不衛生な土地柄から感染症などにかかるリスクもあり、私は改めるべき伝統だと考えます。

 わが国は性に関してはきわめておおらかな国民性ゆえ、女性の性感を高める工夫はしても、弱めようなどと考え付きもしませんでした。
 処女性ということにも、日本人は重きを置いていませんね。
 減るもんじゃなし、腐るもんでもなし。

 米国で生まれたばかりの娘に、アフリカからの移民である母親がFGMを施して、傷害罪で逮捕されたそうです。
 しかし傷害を負わせなければ罪には問われないとか。
 整形外科などの医療施設でそれをやれば違法ではないことになってしまうというので、激論が戦わされましたが、米国では他文化の伝統を重んじるという観点から、規制にはいたっていないそうです。

 伝統というのは守らなければならないものではありますまい。
 かつて神に生贄を捧げるための殺人を犯していたからといって、現代で同じことをするのは許されません。
 FGMも同じこと。
 赤ん坊や幼女、さらには世の女性すべてへの虐待でしかありません。

 女性差別というのはなぜこんなに深く根を張っているのでしょうね。
 人間全員が女性から生まれ、男は女性と夫婦になるのが一般的なのに。

ドキュメント 女子割礼 (集英社新書)
内海 夏子
集英社

  

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