ブログ うつと酒と小説な日々

躁うつ病に悩み、酒を飲みながらも、小説を読み、書く、おじさんの日記

停電

2011年03月14日 | 社会・政治

 今日の正午から14時まで、職場が停電しました。
 しかしそれは、東京電力による計画停電ではなく、大規模事業所としての自主的判断と、突然停電した場合のリスクを考えたものです。
 わずか二時間とはいえ、停電するというのは怖ろしいことだと思いました。
 パソコンも電話もファックスもコピー機も使えず、トイレは真っ暗。
 小用のトイレは自動水洗のため、流すこともできません。
 もし断水したら、大の方も流せないことに気付き、恐怖を感じました。
 薄暗い事務室で呆然と時を過ごす他ありません。
 事務仕事というのはパソコンなしではお手上げ状態になってしまうことを痛感させられました。

 管理職が集まって明日以降の勤務体制を協議した結果、正規雇用は通常勤務、非正規雇用は必要最小限の勤務と決まりました。

 正規と非正規で分ける理由が分かりません。
 正規だって遠距離通勤で通えない人もいれば、非正規で徒歩通勤の人もいます。
 むしろ非正規のほうが近距離の人が多いのが現状です。
 色々な機関を渡り歩く正規はどうしたって遠方になりがちです。
 各人の事情に合わせた配慮がなされるべきでしょう。

 明日以降も日に数時間の停電が行われるのだとしたら、それなりの暇つぶしを考えなくてはいけません。
 ネットワークが繋がらなければ、図書の検索も貸し出しも返却もできないのですから。

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一人

2011年03月14日 | 仕事

 今日は7人いる係で出勤できたのは私一人。
 車通勤だからですが、道は思ったより空いていました。
 渋滞していたのは、ガソリンスタンドの周辺。
 ほとんどのガソリンスタンドが臨時休業している中、一軒だけやっていて、そこで給油しようと多くの車が列をなしていました。

 県内のJRは全面的にストップ。
 私鉄は千葉都市モノレールや京成が間引き運転。
 電車通勤のみなさんはやむを得ず、天災地変の時に取得できる特別休暇です。
 
 朝コンビニに寄ったら弁当やおにぎりはすべて売り切れ。
 カップラーメンも一つもありませんでした。

 昨日行ったスーパーでも水・パン・カップラーメン・バナナが一つもありませんでした。
 他の食糧も品薄でした。
 地震の被害はほとんど受けていないので、流通に問題が発生しているのでしょう。

 計画停電というのが明日以降も続くようですが、いつまでこういう状況なのか不安です。
 もちろん、被災地のみなさんからすれば取るに足りないようなことではありますが。

 水道やガスに影響がなかったのは本当に良かったと思います。
 私が住む千葉市内でも、場所によっては断水していましたから。

 あと10分で停電と聞きましたが、どうなんでしょうね。
 結局第1グループの停電は取りやめになりましたし。

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秩序

2011年03月14日 | 社会・政治

 中国の某新聞に、大災害の混乱にあって、秩序立った行動を維持している日本人に、多くの中国人は敬服している、とあったそうです。
 また、阪神淡路大震災の際、ワシントン駐在の日本人記者がテレビ番組にゲスト出演し、なぜ日本人は暴動や略奪を起こさないのか、と聞かれ、返答に窮したとか。

 新渡戸稲造は、米国人から日本では宗教教育が行われていないそうだが、宗教教育なしでどうやって道徳を教えるのか、と問われ、英文で「武士道」を著しました。
 武士に限らず、日本人の多くに、武士道的なものが染み付いているようで、それが秩序維持に役立っているのではないかと私は考えます。

 どうやら多くの国々で、災害の混乱時にあっては暴動や略奪が起きるのが当然と思われているようです。

 支援物資を運んできたトラックに列を作らず殺到し、やむを得ずトラックが徐行しながら支援物資を投げている映像を見たことがあります。
 列を作れば安全確実に物資を手に入れることができるし、物資がなくなってしまったら、次のトラックを待てばよいこと。
 ただでさえ混乱して殺気立っている状況を、自らの行動でよけい混乱させるなど愚の骨頂。

 私たち日本人から言わせれば、なぜ暴動や略奪をするのですか、と聞きたいところです。

 今回の災害は、多くの災害がそうであるように、時間がたつほどその悲惨さが判明してきています。
 被災地の映像を見るにつけ、一体どこから復旧の手をつければよいのか、呆然とするのみ、というのが多くの人の感想ではないでしょうか。
 しかしそうはいっても、地道に少しずつ行動を起こすよりほか手はありますまい。

 私の自宅も職場も大した被害はありませんでしたが、それでも書庫を元の状態に戻すのは簡単ではありません。

 私たち日本人は地震や津波、さらには戦災など、多くの困難を乗り越えてきました。
 今また怖ろしい災害にみまわれたわけですが、起きてしまったことは変えられません。
 地道な努力を積み重ねる他に方法はありません。
 そしてそれは、わが国民性を考えれば、得意分野と言えるでしょう。

武士道 (岩波文庫)
矢内原 忠雄
岩波書店

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