玉野市立玉野商業高等学校創立60周年の記念式典が、11月17日(金)午後1時から玉野市民会館で開かれた。
当日、午後6時より同窓会主催の玉野商業60周記念行事も、各期の卒業生ら200人余が出席してマリンホテルで開催された。
来年度から玉野商工高校と名称が変わるため、玉野商業高校としての名称では最後の60周年記念式典となった。
三井造船や関連企業等の強い要請と、保護者・市民から工業系学科・機械科の新設を望む一定の声があったにしても、
同窓会やPTA役員などの住民参加のないまま、企業側だけの検討協議会の開催によって、拙速にトップダウン的に、
わずか1年余りで、「地元企業の即戦力」として工業系学科新設に踏み出す、その進め方、手続きが、
住民参加の民主的な行政手法でないと、問題点をきびしく指摘し、批判してきた。
同時に、当面の課題や目先のことだけに目が奪われるのではなく、少子化のもとで10年後、20年後を見据えた
魅力ある市立高校として発展できるよう、新たな住民参加の検討協議会の設置を求めている。
私は6期生、昭和40年/1965年卒業。52年前に卒業した。半世紀以上が過ぎ、確かに時代は大きく変化し、
当時の社会経済情勢から想像もつかないほど、情報通信、パソコン、電気機器などが発達普及した。けれども、
人々の働き方、暮らしは、明らかに劣化しているのではないかと思う。