日本共産党 前玉野市議会議員 松田たつおのブログ ニュース

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指定管理の指定期間は─玉野市議会・議案質疑

2010年12月15日 | 市議会
昨日14日(火)と今日15日(水)は、総務文教委員会の議案審査と協議が行われる。13日(月)は本会議での議案質疑、請願紹介などが行われた。
 私は議案質疑で、「指定管理者の指定について」、児童館や都市公園、市営駐車場などの指定管理などは、指定期間が5年間としているが、「玉野市障害者地域活動支援センターしらさ工房」と「玉野市ボランティア活動研修センター」については、指定期間を3年間としている理由を質疑した。しかし、担当部長は、障害者自立支援法の見直し問題などを理由にあげたが、納得のいく回答はなかった。
 どうやら、市当局は、当初5年間の指定期間にするつもりであったが、議会厚生委員会の意向を踏まえ、指定期間を3年に短縮したようである。厚生委員会が、「しらさ工房」の指定管理者である玉野市社会福祉協議会と、「ボランティア活動支援センター」の指定管理者である「NPO法人桃太郎ハンズ」、それぞれ二つの指定管理者の施設管理が積極的でなく、企画、取り組みも不十分という理由で問題視したための結果であるらしい。そうであるなら、本来、毎年の厚生委員会で、これら指定管理者からの市に提出される報告書を検討し、毎年、議会がチェック機能を果たしていくべきであろう。そして、指定期間満了時だけにとどめず、毎年、適切な管理運営や積極的な企画、取り組みを、市当局に要請するなど、改善を求めるべきでと思うが・・・。5年間の指定期間を3年間に、特別に短縮する場合、それだけの具体的な根拠が必要と思う。施設管理において決定的な問題点がある場合ならともかく、企画運営の努力が足りない、利用が低調など、一般的な努力方の要請であるならば、根拠が薄いと考える。
 いずれにしても、市の施設の指定管理を丸投げにしないためにも、議会が毎年適当な時期に、報告をもとめ、運営管理のあり方をチェックすることが必要である。