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てらまち・ねっと



 ここのところ寒い日が続いている。外は寒いけど、薪ストーブの部屋は25度から30度なので暖か。
 典型的な隙間風だらけの日本家屋だけど、ストーブを置く居住部12畳ほどは、床から天井までの計4枚の「遮熱カーテン」で2面を囲い、一面は壁、一面は窓なので温度があるが。その分湿度が下がるから、加湿器4台を使っている。

 とはいえ、こんな薪ストーブは火災には注意がいる。一番は「煙道火災」。乾いていない薪を使う、低温で燃やし続けるなどだと煙突にススとタールがたくさんついてきてそこに火が着く、そうすると一瞬で火が煙突の中を走ってドカ―ン、悪いと火が出る。

 薪ストーブを使って30年以上、最初の20年は煙突掃除などしなかったが、径20㎝の煙突をセットしていること、煙突の高さが高いことなどが幸いしたのか、ひどいことにはならなかった。というか、そんな心配はしていなかったから。でも、たまに、ドンと音がして、「何?」と窓の外を見るとあたり一面霧の中のような(煙が満ちている)状態は何度もあった。ストーブの宅内側に煙・灰が吹き出したりも経験した。

 今は反省して、月に1回は煙突掃除をしているからか、そんな現象はまったく起きていない。(サボって、煙突が赤くなったことはある)
 でも、最近のブームで粗悪品のストーブがあるという指摘も。(例 ★≪まきストーブ粗悪品流通で火災増 認証創設の動き≫ 2012年の中日新聞の記事)
 
 年末に来た知人は、細い煙突で2年間掃除をしていない、という。話をしたら心配して、「使うの、やめようか」と言っていた。掃除をすればいいのに・・・

 ということで、今日は、薪ストーブの火災やメンテなどについての情報を整理。これらついては、専門的な関係上、業者の解説が多いことになる。
 まずは、●Googleの画像検索「薪ストーブ煙道火災」から、ススの溜まった煙突やあえて火をつけてみた実証画像などを幾つか拾った。

 他には次。中に、「年一回は煙突掃除を」の旨の記述が見受けられるが「月一回」とすべきだろう。
●煙道火災へのご注意/アドヴァン
●まきストーブ粗悪品流通で火災増 県内で認証創設の動き/中日 2012年12月19日

●Q&A 火災の危険性は?/ Dutchwest Japan 
●薪ストーブの安全性/薪ストーブ彩紋 
●なぜ起こる?薪ストーブの煙道火炎/アンデルセンストーブ 2016-12-06

●よくある質問 薪ストーブ/オルスバーグジャパン 
●薪ストーブの危険性について 薪ストーブを固定する/ほどほど自適生活 2017/01/20
●薪ストーブの危険性 その1/専門家プロファイル  2007-12-29

 なお、今朝の気温はマイナス2度近く、最初は寒さを感じつつウォーキングしてきた。

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 ●Googleの画像検索「薪ストーブ煙道火災」から
   ●煙道火災へのご注意  アドヴァン
 煙道火災とは、煙突内に付着したタール、クレオソートやススなどが煙突内で燃える現象のことです。

■煙道火災を防ぐために下記の点に注意してください。

最低でも1年に1回は煙突掃除を専門業者に依頼してください。
乾燥していない薪は使用しないでください。

針葉樹は煙突にタールが溜まりやすく掃除が大変なだけでなく、煙道火災の原因となりやすいので、できるだけ避けてください。
(使用する場合は、3ヶ月に1回以上の煙突掃除をしてください。お勧めの薪材:ナラ、クヌギ、サクラ等の広葉樹)

ストーブに不具合があると煙道火災の原因となりますので、ストーブの定期点検を専門業者に依頼してください。
特にバッフルプレートの変形や破損したものは、使用しないで交換してください。
(バッフルプレートは消耗品ですので、交換が必要な場合、アドヴァンにご注文ください。)

薪以外のものはストーブに入れないでください。

 ●まきストーブ粗悪品流通で火災増 県内で認証創設の動き
        中日 2012年12月19日
住宅に設置されるまきストーブ。取り付けには防火の知識と施工方法が必要とされる=東近江市で

 
 電気もガスも使わず、環境に優しいとされる「まきストーブ」。
節電志向の高まりなどから年々、販売量が増えているが、粗悪品による火災も増加傾向にあり、ばい煙放出による健康被害も懸念される。
国に規制を求める声が上がる中、関係者らが独自の認証制度の創設に乗り出した。

 取り組むのは、県内でまきストーブの販売にかかわる中小企業や環境関連のNPO法人など。
既に国産や米国製のまきストーブを使い、排出される煙の粒子の量の測定方法を研究している。
具体的には、自動車の排ガスを測定する要領で、フィルターにどの程度の粒子がたまるかを調べる方式を検討。
粒子の量が多い場合は効率よく燃えなかったり放熱できなかったりするため、火災を引き起こす可能性も高まる。
 
製品の安全性の格付け方法は今後詰めるが、消費者が購入の際に区別できるよう、
優良品には星の数でお墨付きを与える仕組みなどを検討している。
 一般社団法人・日本暖炉ストーブ協会(東京)によると、まきストーブの全国の年間販売台数は、
一九九〇年代の五千台程度から、二〇一一年には九千台を突破。

今年はさらにその一~二割増のペースで売れており、統計を取り始めて以降で最多となりそうだ。

 台数に比例して火災も増え、消防庁のまとめでは〇一年の六十五件から一一年は百二十八件に増加。
ストーブ本体や煙突の熱で建材が焼ける事例が多い。石油ストーブのような安全基準がなく、
粗悪品が市場に出回りやすいことや、専門知識や技術がなくても設置できることが原因となっている。

 欧米では粗悪品を市場に出さないための安全基準があり、施工やメンテナンス、排出煙規制などの制度が整っている。
国内需要の高まりを受け、環境省は今年三月に適切な設置や使用方法をまとめたガイドラインを作成したが、法規制の検討には至っていない。

 今年一月、大津市の建材会社で、煙突を通す壁内部が過熱して出火、壁と天井を焼いた。県内では他にも火災が起きており、
粗悪品の設置が増えれば大気汚染にもつながることから関係者が対策に動いた。
 取り組みに協力する立命館大理工学部の吉原福全(よしのぶ)教授(燃焼工学)は
「廉価販売されている製品の中には安全性や環境面で疑問符が付くものもある。行政は欧米を参考にし、
日本の事情にあった安全基準を設けるべきだ」と訴えている。 (中尾吟)

 ●Q&A | Dutchwest Japan   火災の危険性は?
         Q&A | Dutchwest Japan 
燃焼中に薪ストーブが火災を起こす可能性は、極めて低い確率です。

簡単に言えば、鉄の箱の中で火を焚いているわけで、扉など開けない限りは炎が飛び散ることはありません。震度6以上の地震で、本体が倒れてしまったケースもありますが、床は不燃性の炉台に守られており、扉が全て閉まっていれば炎が漏れ出すことはありません。もちろん室内の換気は必要です。

火災事例のほとんどは、煙突からの出火(煙道内火災)です。乾燥していない薪を焚いていたり、煙突掃除を怠っていたり、屋外にシングル煙突を使用していたり燃えが悪くなったり、煙が室内に逆流など予兆が見られた場合は、煙突掃除を行って下さい。それでも改善が見られない場合は、ご購入先の販売店にご相談下さい。

●薪ストーブの安全性     薪ストーブ彩紋 
◆ 経済性より安全性を大切に!
購入するに当たり気になる点である火災について。
長野県は全国で一番、薪ストーブの購入者が多いので毎年、火災の話も聞きます。
当店にも、煙突が赤くなっているが、どうしたら良いのかという電話が一年に一回くらいあります。 これは煙突がつまって起こる煙導火災というものです。
だからこそ経済性ばかりでなく安全性としての部材の良さが大切で、特に見えない部分である煙突は大切で長持ちしてくれないといけないわけです。 とかく経済性に目がいきがちですが、長く使う薪ストーブであるからこそ、当店では安全性を一番、大切に考えて施工をしています。

五、六年前まで当店は薪ストーブによる火災事例と題して、松本消防署のご協力を得まして最近あった火災事例の研修会を開いていたくらいですから・・・
暖炉が家の付属品として最初からついていたりする事がありますが、部材が低品質である場合があり、それが火災の原因になっている例があります。 やはり薪ストーブや暖炉を設置する場合は、専門の業者に任せて安全性を確保する必要があるかと思います。

屋根のルーフフラッシングと煙突のトップを見れば工事の水準が分かります。
実際に過去に作られた物の中には問題ありと思われる物件を多々、見てきています。
暖炉、薪ストーブ設置の際はきちんとした業者を選ばれることが大切です。

◆ 生の薪は火力が強く長持ちする、これって本当??
かつて信州は囲炉裏が多く、ほだ木(囲炉裏に種火を残すための木)という生木を使用していました。
この事から生の薪は火力が強く長持ちすると言われていたのかもしれません。
薪は割って6ヶ月、玉切りの場合は2年くらいの乾燥が目安でしょう。
昨年残った薪を焚いてみればよく分かります。

先日、薪ストーブの煙突掃除を4年ぶりに頼まれたお宅に伺ったのですが、 薪は全て楢材でよく乾燥した薪でしたので、ほんの少ししか灰がありませんでした。しかし多くの薪ストーブを使用している、お宅では、それほど乾燥していない薪を焚いている事が多く、灰やタールを沢山出していることが多いのです。 水分が多いと薪はカロリーが低く暖まりにくいのが現実です。

◆ 煙突掃除は秋になってから
たいがい薪ストーブを焚く頃に煙突掃除を頼まれます。
煙突掃除というと、それだけだと思われがちですが、実は同時に雨仕舞いや薪ストーブの傷み具合と修理、煙突の状態などのチェックが必要ですから、ストーブに精通した人に煙突掃除をしてもらう必要があります。 当店では、煙突掃除には必ずストーブのプロがお伺いするようにしています。

この時期は一年のうちで一番、設置工事の忙しい時期と重なりますので、大変、申し訳ございませんが、煙突掃除が日時の希望に添えない事もございます。
ですから煙突掃除をご自分でできるのが理想です。煙突掃除の仕方を当店ではお教えしておりますので、一度、挑戦してみませんか!

●なぜ起こる?薪ストーブの煙道火炎
       アンデルセンストーブ 2016-12-06 モルソー日本総代理店
 薪ストーブを誤った方法で焚き続けると、煙道火災を引き起こす可能性があります。煙道火災はいつ起こるか予測が難しいですが、発生する原因は明確です。今回は、薪ストーブが煙道火災を起こす原因と火災を未然に防ぐ方法について考えてみましょう。

煙突内部が1,000℃以上になる煙道火災
煙道火災とは、薪ストーブの煙突の内部に付いてしまったタールに引火し、煙突の内部で猛烈な勢いで燃える現象です。大きな音とともに、時には煙突が真っ赤になって、炎を吹き上げます。

煙道火災が起きると、煙突の内部の温度は1,000℃以上の高熱になることもあるようです。すると、自宅の中に設置した煙突の周りの可燃物に着火してしまい、火事を起こしてしまう可能性があります。

実際に火事や災害の原因になる煙道火災ですが、発生時の大きな音に恐怖を感じる方も多いようです。しかし、日ごろから煙突掃除をマメに行えば対策できるものです。また、煙道火災の原因であるタールの発生を抑えるような薪のくべ方をして、煙道火災を未然に防ぎましょう。

湿った薪を焚くのがタールの主な発生原因
煙道火災の原因となるタールは、薪ストーブの使い方が深く関係しています。では、どのような使い方をしているとタールが溜まってしまうのでしょうか。

まず、湿った薪を焚くとタールが溜まってしまいます。薪ストーブにふさわしい薪の含水率(水を含む割合)は20%以下です。しかし、切り倒したばかりの木の含水率は50%を超えています。このような十分に乾燥していない薪を焚いてしまうと、不完全燃焼を起こしてタールを作り出し、煙突にこびりついてしまうのです。

燃焼効率の面でも湿った薪を焚くのはおすすめできません。水分は蒸発する際に気化熱を奪うため、薪に含まれる水分が多ければ多いほど燃焼しても暖まりにくく、薪ストーブ本来の出力が出ず、部屋が暖まらなくなるからです。よく乾燥した薪を入手するか、自分で薪を作る場合は日当たりと風通しのよい場所に1年以上保管し、しっかり乾燥させましょう。

焚き始めと薪を追加するタイミング。空気の量に注意
低い温度で薪ストーブを使うと、薪は不完全燃焼を起こします。湿った薪を使うことが低温燃焼のひとつですが、原因はそれだけではありません。

焚き始めはなるべく早く炉内温度を上げるように心がけましょう。焚き始めの低温状態は、最も燻りやすい(=タールが発生しやすい)状態です。まずは枝木や細い薪で熾き火を作って炉内を暖め、十分に炉内の炎が燃え上がってきたら、徐々に太い薪をくべます。こうすることで、太い薪の不完全燃焼が避けられるのです。

また、薪を追加するときは熾き火の強さを確認しましょう。熾き火が弱いと薪が燻されて不完全燃焼を起こしてしまい、タールが発生する原因となってしまいます。しっかりした熾き火があれば、多少太めの薪でも燻らずに着火させることができます。

空気の量も重要です。焚き始め、あるいは新たな薪を追加したときは、巡行燃焼時よりも多くの空気が必要になります。稀に、燃費を考えるあまり空気を極端に絞って焚く方がいらっしゃいますが、絞りすぎは禁物です。空気の絞りすぎはタールを発生させ、ストーブのガラスを曇らせるだけでなく、煙突内部のタールを蓄積させる要因になります。

煙道火災が起きたときの対策
煙道火災が起こると、轟音を立てながら炎を吹き上げ、火事を引き起こす危険性もあります。早く消火したいところですが、煙道火災が起きてしまった場合の対策は何をすべきでしょうか。

残念ながら、一度煙道火災が起きたら、送り込む空気量をなくして火が消えるのを待つしかありません。本体から薪を出して消火しようとすると、新鮮な空気が送られてしまい、さらに火災を助長する恐れがあります。また、煙突に水をかけても消火は期待できないです。そればかりか、金属が急に冷やされて割れる危険性もありますので、ストーブや煙突に水をかける行為は絶対に避けましょう。

煙道火災が起きたあとは、煙突内部にいかなる損傷が発生しているかわかりませんので、ストーブ設置店に詳しく点検してもらい、煙突を交換するかどうかなどの判断を仰ぎましょう。

煙突の種類による安全性
安全性に配慮して設計された薪ストーブは、まず煙道火災によって自宅まで火事になることはありません。たとえば、断熱材入りの二重構造の煙突なら外側に熱が伝わらないので、安全だと考えられます。もし煙道火災が起きても、基準通りに設置されていれば、自宅が火事になる可能性はきわめて低いです。

●よくある質問 薪ストーブ
 オルスバーグジャパン オルスバーグはドイツにおける蓄熱式電気暖房器の代表メーカー
ストーブ購入前のQ&A
Q1 他の暖房機器との違いは?
A1 電気ストーブ、灯油ストーブ、ガスストーブ、エアコンなどと大きな違いは、薪ストーブは燃焼するときの輻射熱とともに放出される遠赤外線で家中を暖め、身体も芯から温めます。エアコンやファンヒーターのように室内が過度に乾燥することもなく日だまりのような心地よい優しい暖かさが得られます。
薪ストーブには、木の燃える炎の揺らぎ、薪のはぜる音、製品の仕様・機能だけでは語る事の出来ない何物にも変え難い魅力があります。
薪ストーブは暖房器の中で唯一主役に成り得ます。家族がストーブの周りに集まり炎を囲み、昨日、今日そして明日のことを語りあい絆が強まります。ストーブのゆらめく炎を見ているだけでも癒され、心が落ち着くものです。また、木を切り、薪を割り、乾燥させるプロセスだけでも身体が暖まります。

Q2 薪ストーブの設置費用はどのぐらいですか?
A2 薪ストーブの設置費用には、本体とは別に煙突部材費と、工事費、運搬費などの金額が加わります。
薪ストーブ本体と煙突部材、工事費合わせて標準的な費用は、70万円から120万円程度。
忘れてはならないのは、毎年の煙突掃除費用や薪購入費用が別途掛かることです。

[煙突部材、工事費:40万円~]
・煙突は最終的に屋根上まで立ち上げますので、平屋、二階建て、三階建てなど家の造りや周りの環境などで煙突の長さが違ってきますので設置する家屋ごとに費用は変動するでしょう。また、安価なシングル煙突を使用せず現在では薪ストーブの能力を充分発揮させるためと、防火安全のためや、タールなど付着しにくい断熱二重煙突が多く使われていますので費用は変動致します。
・工事費は依頼する専門業者により異なりますが、壁抜きの場合の断熱材(眼鏡石)、屋根抜き煙突周りのタルキ加工手間、浸水防止の雨仕舞の屋根板金加工手間、そして薪ストーブが置かれる炉台工事、ストーブ本体後部・側面の防火措置などです。

[炉台・炉壁:5万円~]
炉台には耐火ガラス、コンクリート、レンガ、タイル、石など様々な素材が使われますが、それによって金額は変わってきます。

薪ストーブ本体の値段よりも煙突部材費、設置工事費の占める割合が大きいことがわかります。薪ストーブの値段に50~80万円の金額を加えたものが薪ストーブ設置費用の目安となります。

Q3 火災の危険性は?
A3 燃焼中にストーブが火災を起こす可能性は極めて低いです。
ストーブ本体の鉄の中で火を焚いていますので、扉などから炎が飛び散ることはありません。万が一飛び出しても炉台がストーブの下に敷いてありますので安全です。
ストーブの火災事例のほとんどは、煙突からの出火(煙道火災)です。
湿った薪を焚いたり、煙突掃除を怠ったり、屋外にシングル煙突を使用したりして燃焼が悪くなったりした場合、煙突内にススが溜まり引火して高温で燃焼し煙突から火を噴く症状です。煙突の掃除が必要です。

Q4 どれくらいの大きさのストーブが良いですか?
A4 暖房する床面積、吹き抜けの高さ、天井の高さ、家の機密性、地域の気象などによって異なります。
オルスバーグの暖房面積の目安として、天井高2.5Mにて70 W/m2での計算目安としています。

Q5 薪ストーブは環境に優しい、エコ?
A5 ガソリン、灯油、軽油や薪などの燃料を燃やすと必ずCO2(二酸化炭素)を排出します。
CO2の排出量が最も少ないのが薪燃料です。
灯油やガソリンなどは地下から取り出した石油から作られ、この地下にあった物質を燃やすことで発生するCO2は、元から地上に無かったものなので、地上のCO2濃度は増加し、地球温暖化の原因になります。

一方、薪燃料もCO2を排出しますが、木は薪燃料になるまで成長するのにその排出された空気中のCO2を吸収して育つため、完璧な循環サイクルが成り立ち、結果的に地上のCO2濃度は変化しません。もともと木は地上にあるもので地下から掘り出した埋蔵資源とは異なります。この木と薪のCO2サイクルのことを「カーボンニュートラル」と呼びます。
この、植物資源から作り出されたバイオマス薪燃料が今見直されています。
一方、停電も関係なく暖房ができます。

Q6 ペレットストーブとは?
A6 ペレットストーブと薪ストーブの違い
薪ストーブが薪を燃やすストーブであることに対し、ペレットストーブは木質ペレット燃料だけをストーブ内部のタンクに貯蔵して、自動的に、室温設定、火力設定、タイマーを設定し自動燃焼します。長時間手を掛けずに電気的に制御して自動燃焼しますので取扱いが簡単です。
ペレットストーブに使用される木質ペレットとは、原料に、有害物質に汚染されていない間伐材などの木材を原料として、乾燥→破砕→圧縮成形によって固形化(接合剤は一切使用しておりません)した燃料で、ペレット燃焼機器に使用されます。
この、植物資源から作り出されたバイオマス薪燃料が今見直されています。

ストーブ購入後のQ&A
Q1 薪について 良い薪とは?
A1 充分乾燥していること。
良く乾燥した薪は、火付きがよくタールがあまり出ません。湿った薪は、火付きが悪く、熱が水分の蒸発に取られてしまうだけでなく、燃える為に多量の空気を必要とするのでせっかく発生した熱も煙突から逃げてしまいます。更に、ススやタールが多量に発生し、煙道火災の原因にもなります。
できれば広葉樹の薪。

<広葉樹>:火持ちが良く、ススやタールの発生が少ない。ナラ、クヌギ、ケヤキ、カシ、ブナ、サクラなど。
<針葉樹>:火持ちが悪く、ススやタールの発生が多い。焚きつけ用に適している。マツ、スギ、ヒノキ、モミなど。
1年~2年乾燥させる。
ストーブに入る長さを確認し、玉切りし、風通しの良い場所に山積みして1年から2年乾燥させる。
その他の木質燃料。
おがくずを固めて作った人工薪(ブリケット)が使用できます。カロリーが高いため焚き過ぎに注意が必要です。
使用してはいけない燃料。
合板(接着剤、塗料(防腐剤を使用したもの)紙パックなどコーティングされた紙、電柱、枕木、塩水に浸かった流木、竹など。

Q2 薪はどのぐらい使いますか?
A2 地域の気温などの条件や薪の種類、ストーブの大きさ、焚く時間、焚き方によって大きく当然変わってきます。更に、焚き方やその家庭のライフスタイル(24時間人がいるのか、昼間は誰もいないのか)などでも大きく変わってきます。
設置をお願いする薪ストーブショップに諸条件を説明して、およその目安を教えてもらうのが確実でしょう。
一日薪2束~5束が目安でしょうか。

Q3 煙突掃除は必要ですか?
A3 薪ストーブライフに欠かせない手間は、煙突掃除です。
薪ストーブを焚く頻度、焚いている薪の種類、焚き方などなどによって煙突に付着するススなどに違いはありますが、年に1度が基本です。
 煙突: 年一回  ストーブ内部:年一回  煙突接合部:年一回   ガラス窓:都度

Q4 薪ストーブの上手な焚き方とコツは?
・・・(略)・・・

●薪ストーブの危険性について 薪ストーブを固定する。
         ほどほど自適生活 2017/01/20
薪ストーブって雰囲気最高だし、暖かいし、その気になれば燃料費はほぼ0になるし、良い事尽くめです。 欠点は初期設置費用がかなりかかる事と暖房器具である以上火事の危険性がある事です。 火事の危険性について 三点の注意事項があると思います。

第1 煙突について
 煙突の安全基準がどこにあるのか分かってないので今回は省きます。我が家の煙突は安全であると杞憂デザイナーが言ってるので大丈夫でしょう。煙突掃除はまだやった事がありませんのでこれから勉強します。

第2 薪ストーブの固定方法について
 薪ストーブを燃やしている時震度7の地震が来たらどうなるのか考えた事ありますか? あの燃えたぎるストーブの火を消すのは無理ですね。ストーブは私たちの力では重いですが地震がきたら簡単に動くし場合によっては転倒も充分あり得ます。 我が家の薪ストーブはボルトで固定されてます。ボルト一つが500kgの重量まで支えられるものです。 まだ2本ボルトをしてない状態ですが4個つければ2トンまで大丈夫です。薪ストーブの上に天井が落ちて来たらこれは防ぐ手立てはありませんがその時は諦めるしかありません。しかしそうでない限り薪ストーブはその場からは動きません。

私はボルトで固定されている薪ストーブを見た事がありません。デザイナーの兄曰く「良く皆平気でいられるなぁ〜重いからって地震の時はひとたまりもないよ」と、私はあまり気にしてなかったのですがボルト固定した方が安全度が増すのでボルト固定しました。 (続く)

●薪ストーブの危険性 その1
      住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル  2007-12-29
薪ストーブの第二回目は、危険性のお話し。
危険性を正しく知る事で、安全に薪ストーブライフを楽しむ事が出来ます。

薪ストーブを使用することによって考えられる危険性を列挙すると、
    やけど 火災 一酸化炭素中毒 灰や火の粉の近隣への飛散 地震
があげられます。

やけどに関しては、次の項に記載しますが、薪ストーブでも「対流式」という暖房方式のストーブでは、ストーブが二重構造になっていて、表面はちょっと触った位なら、火傷をするほど熱くなることはありません。

火災に関しては、薪ストーブを使用することによって、残念ながら、日本でも年間に数件、火災が発生しているようです。
火災の原因には、2つあり、「低温炭化」と''「煙道火災」''です。

「低温炭化」とは、直接火に触れなくても、木等が長期間加熱されているうちに発火するもので、ガスコンロ周辺でも起こる現象です。

これは、前述のメーカーが推奨する保安距離(可燃物とはこれくらい離して設置しなさいという距離)を守らなかったことに原因があるはずです。
煙突もストーブ本体同様二重煙突というものがあり、屋根や壁や二階の床を貫通する部分で、二重煙突を使わないなど、不正確な施工による火災が多いと聞きます(煙突メーカー談)。

また、「煙道火災」とは、煙突の内側に貯まったタール分が発火する現象です。
タール分は薪ストーブを使用すると煙突内に必ずこびり付きます。
針葉樹、特に松を燃すと、タール分がより多くこびり付きます。

しかしながら、年に一度の煙突掃除をすれば、煙道火災は起こりえないと思います。

薪ストーブとメンテナンスは切っても切れない関係です。
メンテナンスを楽しめない方は設置は諦めましょう。
・・・(略)・・・

最後は、地震に関してです。
阪神大震災時には、
「ストーブ自体が動いた(ずれた)」
またそれによって
「煙突が曲がった」
という例があったそうですが、火災はなかったそうです(インターネットでの検索結果より)。
ただし、大阪では薪ストーブの設置数自体が少なかったとも言えると思います。

また、新潟では、先の中越地震の際、地震による火災発生9件発生し、そのうち、2件は薪ストーブが原因で、2件とも全焼とのことです(新潟県上越市の友人談)。
ただし、この新潟の火災が、きちんとしたストーブであったのか、きちんとした施工方法が採られていたのか、は不明です。

危険性という話からは逸れますが、地震後のライフラインが復旧されるまでの間、唯一暖を取ることが出来たのが薪ストーブだった、という事実も見逃せませんね。

これは私見ですが…
薪ストーブの煙突は、上記の通り、危険防止(火傷とタ−ルの発生防止)で主要部が二重構造(二重煙突)になっていますが、二重煙突はかなりの重量のため、ボルトやビスなどの金物で躯体に強固に固定されるので、家が倒れる様な地震でない限り、煙突が落ちることは無いはずですし、その煙突と繋がっているストーブ本体もまた、煙突に固定されているので、転ぶ様なことも無いと思います。

そもそも自重自体が100kg以上あるので、室内設置の石油ストーブよりは遙かに安全性が高いと思います。

※ ただし、薪ストーブの近くや上部には可燃物をおかないことが鉄則で、消火器などの設置もお勧めしています。

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