今年の政党の政治では、野党第一党が分裂。当然、今の状態で終息することはないわけで、成り行きが注目される。
一つの区切りが年末から年始なので、とりあえず、以下のように、最近の動きから幾つかを記録しておくことにした。
なお、今朝の気温はマイナス1.5度。シャキッとしてウォーキングしてきた。
●年明け改憲議論加速か 民進党“消滅”計画とは…/テレ朝 2017/12/08
●野党再編:密かに進行中 小沢一郎と枝野幸男 会談の真相/毎日 11月27日
●参院選も立憲と“野党共闘”継続 共産党が方針表明/テレ朝 12/03
●民進党、改革に向け「解党的出直し」/tbs 12月4日
●民進、改革へ「解党的出直し」 立民、希望と連携重視/東京 12月3日
●立憲民主 川田龍平氏が入党届 民進からの移籍加速も/毎日 12月8日
●民進・有田氏、離党届提出=年内に立憲入りへ/時事 12/11
●前原誠司「あの決断は後悔していません」何もしなかったら無能と言われた/プレジデント 12.12
●民進、野党再編へ新党も 大塚代表に聞く/東京 12月13日
●立憲民主党・枝野代表、蓮舫氏の入党を歓迎する考え/tbs 15日
●枝野氏、理念賛同者ならOK 野党再編に意欲/東京共同 12月15日
●【野党再編】民進党の消滅と希望の党の打算/ヤフー 安積明子 12/14
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●年明け改憲議論加速か 民進党“消滅”計画とは…
テレ朝 2017/12/08
・・・(略)・・・
(Q.野党は一枚岩で立ち向かっていける?)
現状ではなかなか厳しいと言わざるを得ません。憲法一つとっても、自衛隊を書き込むことに比較的理解を見せている希望の党、解散権の制約など権力を縛る項目から優先するべきだという立憲民主党では全くスタンスが違います。ただ、一枚岩でなければならないという思いは各党に共通しています。希望の党の玉木代表は8日、「野党がばらばらでは、結局、政府・与党の思うつぼだ」と話しています。
(Q.打つ手はある?)
今、浮上しているのが民進党「消滅」計画です。参議院議員と民進党は残っていますが、「無所属の会」という会派を作っている衆議院議員で構成されているという非常に異例な状態です。そこに国民の期待が集まっていないので、ある関係者は「民進党を焼き払うしかない」と、焼け野原にして何もないところから新しい新党を作りたい、つまり民進党を解党して新しい新党を作ろうという構想です。
(Q.その計画はいつごろを予定している?)
早ければ年内、つまり今月中にということもあるのですが、国民の期待は集まらないのではないかという見方も出ています。8日に民進党の両院議員総会が行われましたが、蓮舫元代表が「解党なんてありえない」と猛反発しています。解党なのか分党なのか、名前を変更するのか、新党がまたできるのか、色々な思惑はありますが、なかなか野党再編の道筋は見えてきていないという現状になっています。
●野党再編:密かに進行中 小沢一郎と枝野幸男 会談の真相 鈴木哲夫
毎日 11月27日
▼2019年統一地方選までに「野党結集」は完結
▼「立憲・民進・無所属の会・希望」連携のモデルケースの動き
民進党の分裂によって、野党のバラバラ感は拭えない。そうした中、自由党共同代表の剛腕・小沢一郎氏と野党第1党となった立憲民主党代表の枝野幸男氏の会談が注目されている。会談で一体、何が話されたのか。2人の会談から野党結集の今後が読み取れそうだ。
「それぞれが安倍政権を批判したが、どこがどう違うのか国民には分かりにくい」(野党幹部)
<すでに、無所属の会の別の実力議員は、自らの地方ブロックでモデルケースを作る手立てをしている。「立憲・民進・希望・社民・自由」の国会・地方議員らと共闘する地方組織を作る準備に入っているのだ。>
<ただし野党結集となれば、希望、民進の両党は再分裂が避けられないだろう。希望の幹部の一人は「我々のベクトルは野党で言えば、維新の会。再結集が動き出したら、二ケタの議員は離党して立憲民主側へ行くだろう」と話す。 >
●参院選も立憲と“野党共闘”継続 共産党が方針表明
テレ朝 2017/12/03
共産党の志位委員長は2019年の参議院選挙でも、立憲民主党などとの選挙協力を継続する方針を表明しました。
共産党・志位委員長:「市民と野党の共闘を、本格的共闘へ発展させるために全力を尽くす決意」
志位委員長は21から12に議席を減らした衆議院選挙を「党の力不足だった」と振り返りました。しかし、2019年の参議院選挙でも全国32の1人区のすべてで、立憲民主党などとの候補者の一本化を目指す考えを示しました。これに対し、立憲民主党の枝野代表も「去年の参議院選挙で野党共闘が一定の成果を上げた」と前向きな考えを示しました。ただ、希望の党などと一つの党になる野党再編については「消極的だ」と述べました。
●民進党、改革に向け「解党的出直し」
tbs 12月4日
民進党は、衆議院選挙で分裂した党を再生するため、「解党的出直しをし、生まれ変わる」ことなどを盛り込んだ党改革の方向性をまとめました。
民進党がまとめた「新たな挑戦への指針」のたたき台では、野党再編も視野に入れ、「新たな政策目標を掲げ、国民の再結集を図る」ことが明記されました。その上で、政権交代を目指す野党の中心として貢献するため、「解党的出直しをし、党は生まれ変わらなければならない」と強調しています。
民進党は、この報告をもとに、地方組織などの意見も聞いた上で、特別国会の会期末までに決定したい考えです。
●民進、改革へ「解党的出直し」 立民、希望と連携重視
東京 2017年12月3日
民進党が先の衆院選で分裂した党を再生するため、改革の方向性をまとめた「新たな挑戦への指針」案が2日判明した。「解党的出直し」を強調した上で、2019年の統一地方選や参院選に向けて「友党」と位置付ける立憲民主党や希望の党との連携を重視。新たな政策目標を掲げて「国民の再結集」を図るとし、来年2月に党大会を開く方針を打ち出した。
野党再編を視野に入れた内容で、安倍政権に批判的な国民の支持を集める政治勢力結集へ、踏み込んでいけるかが焦点となりそうだ。
原案は「党の戦略・組織・運営に関する改革本部」が作成した。
●立憲民主 川田龍平氏が入党届 民進からの移籍加速も
毎日 2017年12月8日
無所属で参院会派「民進党・新緑風会」に参加している川田龍平参院議員は8日、立憲民主党に入党届を提出した。立憲は年内に入党を了承する。民進の有田芳生参院議員も同日、「立憲の価値観に非常に親近感がある」と記者団に語り、入党を検討していると明らかにした。民進から立憲への移籍の動きが加速する可能性がある。
川田氏は記者団に「国民とボトムアップの…
●民進・有田氏、離党届提出=年内に立憲入りへ
時事 2017/12/11
民進党の有田芳生参院議員(比例代表)は11日午後、党本部を訪れ離党届を提出した。年内に立憲民主党への入党手続きを取る。
有田氏は離党理由について「私の思想、価値観に近い政党は何かという判断をしたときに、残念ながら民進党よりも立憲民主党の方が近かった」と記者団に説明した。
●前原誠司「あの決断は後悔していません」何もしなかったら無能と言われた
プレジデント 2017.12.12 塩田 潮
衆院選では民進党代表として、小池百合子・東京都知事が率いる希望の党との連携を決断した前原誠司氏。その結果は惨敗だった。民進党は立憲民主党、希望の党など4つに分裂し、「安倍1強」の政治体制が残された。「総選挙敗北、野党分解のA級戦犯」と批判のある前原氏を、ノンフィクション作家の塩田潮氏が直撃した――。
【塩田潮】10月の総選挙では、民進党代表として小池百合子・東京都知事が率いる希望の党との連携を決断しましたが、希望の党の獲得議席は50にとどまり、民進党は立憲民主党、希望の党、衆議院議員13人の無所属の会、参議院議員を中心とする民進党に4分裂しました。野党再編を目指した前原さんと小池さんの戦略は失敗に終わったと見られています。
【前原誠司・前民進党代表】私はあの決断についてはまったく後悔していません。さまざまなボタンの掛け違えで、与党が3分の2の議席を獲得した。「1強」を壊せなかったことについては非常に残念な思いですが、あの決断はあれしかなかったと思っています。
【塩田】前原さんに対して「総選挙敗北・野党分解のA級戦犯」という批判もあります。
【前原】2012年の民主党政権崩壊については、私はその「A級戦犯」の一人だと思っていますが、今度のことで「A級戦犯」と言われたことはないですね。
・・・(略)・・・
●民進、野党再編へ新党も 大塚代表に聞く
東京 2017年12月13日 (山口哲人)
民進党の大塚耕平代表は十二日、本紙のインタビューに応じ、党を刷新し、野党の連携や再編の中心的存在となるため、解党した上で新党を結成することも選択肢とする考えを示した。十三日に開く常任幹事会で、解党・新党結成も含めた党再生案を複数提示し、年内に一定の結論を得る方針だ。
大塚氏は党再生の在り方について「約一カ月半の議論の中で、現状維持から、解散してゼロからやり直せという意見まで、実に幅広い。党名を変えるとか、新しい党をつくるという意見も出ている」と指摘。再生案は「三、四案に集約して、選択肢として示す」と表明した。
解党・新党結成を選択肢の一つとすることについては、民進党が衆院選で立憲民主党、希望の党、無所属に分裂したことを踏まえ、「われわれ自身が新しくならないと、(民進出身議員が)戻って来にくい」と説明した。
再生の方向性として「民進党ないし民進党の系譜を継ぐこの集団を、政策的にも政党の立ち位置としても(政界の)ど真ん中の存在として発展させる点は共有している」と、野党再編を視野に入れていることも明らかにした。
党幹部によると、大塚氏はインタビューに先立って開かれた党会合で、いったん解党して新党として出直す案、党名変更して刷新する案、党を今のまま存続させる案などを示したという。
●立憲民主党・枝野代表、蓮舫氏の入党を歓迎する考え
tbs 15日
立憲民主党の枝野代表は民進党の蓮舫元代表が入党を示唆していることについて、理念や政策が合致すれば入党を歓迎する考えを示しました。
「(蓮舫氏は)立憲民主党として、今回立てた旗を、多分改めてお聞きになりたいんじゃないかと。ご賛同いただければありがたいなと思っております」(立憲民主党 枝野幸男 代表)
枝野代表はこのように述べ、理念や政策などが合致すれば、蓮舫氏の入党を歓迎するという考えを示しました。枝野氏はこれに先だって行った講演で「我々が示した理念政策に賛同していただけるという方には広く門戸を開き、一緒にやらせていただきたい」と語り、理念・政策の一致が入党の条件だと強調していました。
蓮舫氏は14日、「近く枝野さんに会って立憲民主党とはどういう政党なのかというのを直接うかがおうと思う」と述べていて、枝野代表と意見交換したうえで入党を最終的に判断するとみられます。
一方、民進党の大塚代表は、蓮舫氏について「もちろんこれからも一緒にやっていきたい」と述べました。
●【野党再編】民進党の消滅と希望の党の打算
ヤフー 安積明子 12/14 政治ジャー
4つの選択肢
民進党は12月13日、常任幹事会を開いて「党の戦略・改革・組織・運営に関する改革本部 中間報告―新たな挑戦への指針―」を了承した。
同報告によると、今後の方法として(1)現状維持をしつつ、党運営のあり方を改革、(2)党名を変更するとともに、運営のあり方を改革、(3)新党に移行するとともに、党運営のあり方を改革、(4)その他という選択肢を提示している。また(2)が選択された場合には来年の通常国会までの移行、(3)の場合は年内の移行が望ましいというタイムスケジュールも付記されており、年末にかけて動きが慌ただしくなるものと思われる。
これらについて議論するため、翌14日午後に両院議員懇談会が開かれ、16日には地方組織の代表者を集めて全国幹事会が行われる。来年2月に党大会を開くために25日に予定されている両院議員総会は、民進党消滅のための最後の会合となる可能性が出てきた。もっとも党内では岡田克也元代表や蓮舫元代表のように、党の存続を強く求める意見もあり、流動的な部分もある。
しかし多くは「このままでは党は存続できない」と見なしている。とりわけ2019年春の統一地方選に出馬予定の地方組は、危機意識が強い。
川田龍平氏に続き、11日には有田芳生氏も離党届を出した。いずれも立憲民主党に入党を希望しているという。離党志願者が続くことへの危惧だろうか。13日の段階ではまだ正式に受理されていない。立憲民主党への移籍を希望する者はさほど多くないようだ。「十数名にすぎない」とも言われている。
もっとも、「党を上げて方向性をここで決めても意味がない」という意見もある。ある議員は「結局は連合が支持する方向に動くに決まっている」と述べた。支援者の力は極めて大きい。
年明け早々に希望の党に資金が入る?
その一方で、希望の党では興味深い変化が起こっている。衆院選で収めた供託金を落選者に早く返還するため、玉木雄一郎代表が保証人になって借金した。財政的に余裕のないはずの同党だが、なぜか最近“余裕”が出てきたというのだ。希望の党から立候補を誘われているある人物がこう述べた。
「以前は『資金は来年4月からしか出せない』と言われたが、なぜか最近は『2月に出す』と変わってきた」
4月には2018年最初の政党交付金が希望の党に入ることになっているが、年明け早々にまとまった公金が政党に流れることはない。しかし年明け早々に民進党と“合流”すれば、「70億円」とも言われる民進党の資金も“合流”することになる。
また民進党籍を有する13名が希望の党に参加すれば、希望の党は立憲民主党を抜き、野党第一党に躍り出る。野党第一党と第二党では、その存在感がまるで違う。希望の党にとっては、民進党の合流は一日も早く実現してほしいことであるに違いない。
もはや年末の「風物詩」になりつつある、新党を巡る政界の騒動。その目的は政治資金の分捕りや勢力の拡大、そして各議員の生き残りであることは間違いない。
●枝野氏、理念賛同者ならOK 野党再編に意欲
東京 共同 2017年12月15日
立憲民主党の枝野幸男代表は15日、共同通信加盟社編集局長会議で講演し、野党再編に関し「理念、政策に賛同していただける方なら、どなたでも歓迎して受け入れることを徹底して貫く」と述べ、考え方の一致を条件とする野党勢力の結集に意欲を示した。
野党第1党として、安倍政権への批判の受け皿となる決意を表明。同時に「政治全体に対する不信や不満に、何らかの答えや方向性を示さないといけない」として、政治への信頼回復に努める姿勢を明確にした。
経済の現状に関し、株価は回復しているものの、格差拡大により社会に分断が生じていると指摘した。
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