一昨日、パナマ文書に関する暗殺事件のことを調べてみた(◆パナマ文書報道に参加の記者暗殺、マルタで自動車爆弾が爆発/「パナマ文書」報道にピュリツァー賞 租税回避実態暴く)。
偶然にも、次の日に、ケネディ暗殺事件に関するアメリカの文書の公開があって、それが、CIAによるカストロ前議長の暗殺計画も明らかにしているという。
興味深かかったので、もう少し見たら、「CIAは金正恩氏を狙うだろうか?」という記事まであった。
ということで、今日は次を記録しておく。
●再び全面公開が決定! ジョン・F・ケネディ暗殺事件についてわかった5つの新事実/エル・オンライン 2017/10/30
●カストロ暗殺あの手この手 CIA、公開文書で判明/東京 10月28日
●ケネディ暗殺事件文書 カストロ前議長の暗殺計画も/テレ朝 10/30
●JFK暗殺犯・オズワルドはカストロ政権の工作員だった?記述が存在/ZAKZAK 10月30日
●CIAは金正恩氏を狙うだろうか?/REUTER 10月27日
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●再び全面公開が決定! ジョン・F・ケネディ暗殺事件についてわかった5つの新事実
エル・オンライン 2017/10/30(月)
現地時間10月26日(木)に公開されたジョン・F・ケネディ元大統領暗殺事件に関する機密文書。3000以上の公開文書の精査が進む中、新事実に注目が集まっている。また、ドナルド・トランプ大統領が再び「全面公開を約束する」と表明していることもわかった。
先週3000以上の機密文書が公開され、謎の解明に期待がかかるジョン・F・ケネディ元大統領暗殺事件。公開前には、新たな事実は出てこないだろうという見方もあったけれど、マスコミの解読が続く中、早くもこれまで知られなかった5つの事実が明らかになったという。
1. 暗殺25分前に予告する匿名の電話がかかってきていた
イギリスの新聞「ケンブリッジニュース」に暗殺事件が発生する25分前に電話がかかってきていたという。当時のFBI副長官ジェームズ・アングルトンがFBI長官ジョン・エドガー・フーヴァーに宛てたメモの中に記載されている。「電話をかけてきた人物は『ケンブリッジニュース』の編集部員に対して『ロンドンのアメリカ大使館に重大な知らせがあると電話をかけるべきだ』とだけ言って切った」。
2. ケネディの暗殺を予測している人物がいた
事件の1週間前にニューオーリンズのあるバーで「『ケネディ大統領は3週間以内に暗殺される。100ドル賭けてもいい』と話している男性客がいた」とシークレットサービスに通報していた男性がいたことが明らかに。シークレットサービスが残したメモには「通報者は男性客が酔っていたことから注意を払わなかったけれど、事件後に重要なことなのではと思い報告した」と書かれている。ニューオーリンズと暗殺事件の起きたダラスが直航便で1時間半程度の近さであること、またニューオーリンズは当時アメリカと緊張状態にあったキューバとも近いことを考えると、関連性があってもおかしくないとみられている。
3. 暗殺特別調査委員会はキューバとの関連性を否定していた
当時から、CIAが対立関係にあったキューバのフィデロ・カストロ大統領の暗殺計画を進めているという噂が流れていた。そのため、キューバが報復としてケネディを暗殺したのでは? という説が今も根強く残っている。しかし今回の文書で、アメリカ政府の暗殺特別調査委員会がキューバとは関係がないと結論づけていたことが明らかに。調査委員会の文書には「委員会はカストロがケネディ大統領の暗殺を企てたのではないと考える。なぜならそのような行動は、もし発覚すればアメリカ合衆国にキューバを壊滅させる口実を与えるからである」と書かれているという。
4.暗殺事件にCIAが関与していたかどうかの証言が失われている
リチャード・ヘルムズ元CIA長官は1975年に調査委員会に召喚され、暗殺にCIAが関与していたのかどうかについて質問されている。調査文書にはまず質問が残されている。「最後の調査は、何らかの形でCIAがケネディ大統領の暗殺事件に関わっていたかどうかに関連したものです」「ケネディ大統領の暗殺に関連する情報は何かありますか? (実行犯として逮捕された)リー・ハーヴェイ・オズワルドがCIAのエージェントであることを示すような……」。なんと文書はここまで! 質問の途中でいきなり文章が終わり、肝心の答えが記されていないことが明らかになった。
5.ジョン・エドガー・フーヴァー長官は、オズワルドが暗殺犯だと世間を納得させたかった
実行犯として逮捕されたリー・ハーヴェイ・オズワルドは刑務所に移送されるときに銃撃され、死亡している。死亡数時間後にフーヴァー長官が「オズワルドが死ぬ前に罪を自白していればよかった」というメモを残していたことが明らかになった。また「FBIは自白が取れなかった。そのため、フーヴァー長官には『オズワルドが本当の暗殺犯であると世間を納得させられるような声明を出したい』という切迫した要求が残されてしまった」と書かれたメモもあるという。
これらの事実が明らかになる中、トランプ大統領は態度を一変! 先週は政府機関から「国家の安全保障上の問題がある」と要請され、全面公開を中止していた。でも、それから1日経った現地時間10月27日(金)の夜には「情報公開と透明性を実現し、陰謀説に片をつけるため」「文書で言及されている存命中の人物の名前や住所を除き、すべてを公開する」とツイート。全面公開を土壇場で中止したことから、トランプ大統領に対する批判の声が高まっていたため、それをどうにか収めようとしているもよう。方針をコロコロ変え、世界中を振り回すトランプ大統領。
今回のツイートを本当に実行に移すのかを含め、続報に要注目!
●カストロ暗殺あの手この手 CIA、公開文書で判明
東京 2017年10月28日
【ワシントン共同】病原菌を仕込んだダイビングスーツや爆薬を詰めた貝殻―。CIAがキューバの故カストロ前国家評議会議長を暗殺するために奇想天外な手段を検討していたことが27日、機密解除された米政府の報告書で分かった。
CIAがカストロ氏の暗殺を企てたことは知られていたが、今回解禁された報告書ではその手口が詳細に記されている。
75年作成の報告書によると、CIAに支援された亡命キューバ人武装部隊がカストロ政権転覆を試みて失敗した61年のピッグズ湾事件で、著名弁護士ドノバン氏を通じ、皮膚病などを引き起こす細菌をまぶしたダイビングスーツを贈呈する計画があった。
●ケネディ暗殺事件文書 カストロ前議長の暗殺計画も
テレ朝 2017/10/30 05:50
ケネディ暗殺事件に関する機密文書の公開に伴って、アメリカのCIA(中央情報局)がキューバのカストロ前議長に対して企てていた暗殺計画の詳細が明らかになりました。
今回、判明した文書は1975年に作成された「外国指導者の暗殺計画の概要」です。そこには、キューバのカストロ前議長を暗殺するために前議長がダイビングが好きなことに目をつけて、皮膚病を引き起こす毒をふりかけたウェットスーツや結核の細菌が入った呼吸器具をプレゼントする計画があったことが記されています。他にも、カストロ前議長がよく潜るエリアに持ち上げると爆発する爆弾付き貝殻を超小型潜水艦でばらまく作戦も検討されていました。CIAがカストロ前議長の暗殺を企てていたことはこれまでにも知られていましたが、計画の内容については今回の機密文書の公開で初めて明らかになりました。
●JFK暗殺犯・オズワルドはカストロ政権の工作員だった?記述が存在
ZAKZAK(夕刊フジ) 2017年10月30日 17時6分
ジョン・F・ケネディ大統領暗殺をめぐる噂について、夕刊フジが報じている
米メディアが、米CIAが入手した情報を記録したとされる文書を紹介
暗殺犯オズワルドがカストロ政権工作員である可能性を示す記述があったそう
JFK暗殺の機密文書公開で背後に浮上した大物2人 オズワルドはカストロ政権の工作員
1963年のジョン・F・ケネディ大統領暗殺をめぐり、26日に公開された機密の「JFK暗殺ファイル」の全貌が明らかになってきた。暗殺犯として逮捕されたリー・オズワルドの背後にいた人物の存在を指摘する記述が複数存在している。その中には、社会主義国家の独裁者や米国の大統領経験者ら大物の名前も上がっている。
文書が公開された26日以降、複数の欧米メディアが分析を進め、その結果について報じた。
ケネディ暗殺については、政府が設置した調査委員会が1964年の報告書で、オズワルドの単独犯行と断定している。それでも、今回公表された個々の文書には、暗殺の背後にいた人物らを示唆する内容が含まれているものも少なくない。
米ABCテレビ(電子版)は、米連邦捜査局(FBI)のフーバー元長官のメモに記されていたソ連の反応を紹介している。その中では、ソ連共産党が暗殺を「極右」による犯行として、事実上の「クーデター」としてみなしていたことに触れている。
「極右」という記述からは、数々の「陰謀論」でも名前が挙がる「軍産複合体」が犯行に関与していた疑いが浮上する。ケネディ政権は南ベトナムに派遣していた米軍事顧問団を段階的に撤収させる方針を発表し、軍事予算削減を恐れる軍事産業界の反発が強かったとされるからだ。
同テレビはさらに、米中央情報局(CIA)が入手した情報を記録した文書を紹介した。その中では、オズワルドがキューバのカストロ政権の工作員だった可能性があることが記されていた。
米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)はFBIのメモについて報じた。その内容は「ケネディ暗殺の責任はリンドン・ジョンソンにある」としたデータがソ連国家保安委員会(KGB)に存在するというものだ。ジョンソンは暗殺当時、副大統領を務め、ケネディの後の大統領となった。各種の「陰謀論」でも関与が疑われる人物だ。
これらは断片的な情報に過ぎず、決定的な証拠とはいえない。今後、文書の解明が進めば、暗殺の真相は明らかになるのか。
米国政治に詳しい福井県立大学の島田洋一教授は「米側で今後、資料を具体的に分析していろいろな論評が出てくるだろう。CIAやFBIがどの程度事態を把握し、対処できたのかという部分で新たに判明することがあるかもしれないが、『オズワルド単独犯』説が動くことはないのではないか」と話す。
CIAやFBIの要請で今回は公表されていない文書もあり、島田氏は「全容の解明には、まだ時間がかかるだろう」と指摘した。
発生から半世紀が過ぎても、暗殺の謎の完全解明に期待がかかる。
●CIAは金正恩氏を狙うだろうか?
スプートニク日本 REUTERS/ KCNA 2017年10月27日
「CIAの歴史を考えると、もし金正恩氏が消えなければいけないのなら、私はそのことについて話さないだろう。」米CIAのポンペオ長官はワシントンで開催された全米民主主義基金のフォーラムで金正恩氏が突然死亡したらどうなるかとの問いにこう答えた。
CIAが黒幕に立った政治的暗殺の歴史はジャーナリスティックな解明本に多く描かれている。米政治ジャーナリストのアレクサンダー・コックバーン氏が2009年に出した『暗殺コーポレーション』 ("A Damned Murder Inc.")や米上院が1970年代行った捜査書類を見れば一目瞭然だ。
北朝鮮の脅威と米国の激怒のもとでの「ガラスの家」に住む日本
米政府はCIAが秘密裏に非合法的な行動をとっている事実を認めている。こうした行動は「チャーチ・コミッティー」が1975年に制作したレポートに現れている。「チャーチ・コミッティー」は略称で公式的には「諜報活動分野の政府オペレーションを調査する米合衆国上院個別コミッティー」。米政府は「前提的なレポートは、コンゴのパトリス・ルムンバ首相、キューバのフェデル・カストロ議長、ドミニカ共和国のラファエル・トルヒーヨ大統領、ベトナムのディエン兄弟、チリのレネ・シュナイダー将軍など、外国の指導者の暗殺未遂行為に米国が関与している事実を目撃している」ことを認めた。
1961年、ルムンバ首相は同志と共に銃殺され、穴に埋められた。これら遺体は数日後、事実を隠蔽するため発掘され、ルムンバ氏の遺体は切断され、硫酸で溶かされた後、焼却された。ルムンバ氏の暗殺はCIAとベルギー特務機関が関与したものだった。ルムンバ氏は汎アフリカ主義的ナショナリズムを唱えて左翼の関心を集め、ソ連へ偏る姿勢をとっていたことが災いして消されたのだ。
「超感覚的知覚によるスパイ」 CIAの超能力を使った諜報活動が開封
ところがカストロ議長の抹殺のほうは成功しなかった。それはカストロ氏は金正恩氏同様、米国と戦った国の指導者だったからだ。恐ろしい菌をしみ込ませたタバコが贈られ、スキューバダイビングの酸素ボンベに結核菌を入れられ、サッカーの試合に爆弾を仕掛けられ、劇薬を仕込ませたボールペンを渡されと、あらゆる手段が講じられたが、どれひとつ成功しなかった。ホワイトハウスのあるリストには「これより重要度が高いものはない。資金、手間、人材、尽力を惜しむな」という記述が残されている。
ドミニカ共和国の大統領となったトルヒーヨ将軍の暗殺は大統領の反対派によって行われた。ところが公開されたCIAの機密資料から、暗殺には「CIAと殺害者のかなり幅広い関係」があったことが明るみになった。
コミッティの進言と圧力を受け、ジェラルド・フォード大統領は外国の指導者の暗殺に携わるか陰謀を企む者の利用を禁ずる大統領令11905に署名した。この項目は後にカーター大統領の出した大統領令12036にも、レーガン大統領が1981年に出した大統領令12333にも、ブッシュ・ジュニア大統領の出した2つの大統領令13355と13470にも入れられた。
金正恩
水爆実験 北朝鮮のハッタリか?
現在はCIAの活動では軍事プログラムがますます増えており、これにはドローンを使ったテロリスト殺害も含まれている。国家情報長官の発表によれば、2009年から2015年の期間、米ドローンによって2581人のテロリストが殲滅されている。
この間、NPOの試算ではドローンによるテロリスト殲滅で最多で900人の一般市民が犠牲になったとされている。アフガニスタンで起きた操作ミスでは結婚式に出席していた全員が火の海に包まれた。
暗殺、殲滅の重要なツールとしては特務部隊の攻撃も依然として使われている。2011年、国際テロ組織「アルカイダ」の指導者だったビンラディン、「ダーイシュ(IS)」の金庫番役のアブ・サイヤフの殲滅を思い出せば明らかだ。これらの人物は米国の法律や米大統領の出した指導者暗殺に関する大統領令の枠の外に存在している。
手段は問わない
金正恩氏に狙われているオリンピック
朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は1950年から米国とは戦争状態にあるが、現在の状態も1953年の休戦協定によって凍結されただけのことだ。今に至るまでの対立の歴史はここに記す必要もないだろう。だが重要なのはすべての手段が整うと、状況がソ連映画の『戦争のような戦争』のパラダイムで発展してしまうことにある。今までの経験からすると、CIAには北朝鮮指導部暗殺の具体的計画が十分ありうることは明白だ。
だがCIAも、北朝鮮領内の多極化された作業を活性化すれば、米国内に潜伏する北朝鮮のエージェントの報復措置を間違いなく招くことを念頭に入れないわけにはいかない。これが理由となって米国が北朝鮮指導者の暗殺を行うことはまずありえない。血気盛んな声明や軍事演習といった威嚇の外交処置から対話への移行は米大統領府は考えていない。自分のほうから一歩後ろに引き下がることになるからだ。それでもこれ以上緊張を高めることはあまりにも危険だ。米国は単に、この先何をすべきかわからないでいるのだ。
対話は可能か?
自国の地図にクリミアをロシア領と記載した北朝鮮は何を思いついたのか?
現在の状況だが、決して袋小路だと言い切ることはできない。ロシアのコメルサント紙の報道によれば、先週モスクワで行われた国際核安全保障会議の場には北朝鮮問題に詳しいウェンディ・シャーマン元米国務次官補(2011年から2015年就任)と北朝鮮外務省のチェ・ソニ北米局長が出席していた。
このふたりの女性は記者団に対し、対話を行う構えにはないと断言していたが、会議に参加したある朝鮮問題専門家は匿名で、両者のコンタクトは会議開催前日にモスクワで行われたと語っている。別の消息筋は会談があったかどうかについてはコメントをさけ、ただこの2人の外交官は「昔から親交がある」と指摘し、会議参加者のために木曜に開かれた豪華なレセプションの席には体調不良を理由に二人は出席していなかったと付け加えている。スプートニクが会議組織側とコンタクトをとったところ、組織側は両者の会談については否定はせず「会談を行う可能性はあったが、実際、成立したかどうかははっきりとは言えない」と回答している。ひとつ明確なのはコンタクト再開の時はすでに到来したということだろう。
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