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てらまち・ねっと



 このブログでは、ずっとネット選挙のことを見てきた。
 今日は、参議院選挙が始まってから最初の日曜日。
 だから、あえて、ふつうに公示日の「第一声」を振り返ってみる。
 グラフ化していた毎日新聞が一番見やすかった。

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●参院選:公示日9党首の第一声 景気対策に時間割き
                   毎日 2013年07月04日 
第一声で取り上げられた政策テーマ


 第23回参院選が4日公示され、21日の投開票に向け17日間の選挙戦が始まった。与野党9党首の第一声では、各党首とも景気対策に時間を割き、安倍晋三首相(自民党総裁)の経済政策「アベノミクス」の評価が大きな争点に浮上。社会保障や原発再稼働・エネルギー政策、憲法改正なども論点に上った。今回の参院選からインターネットを活用した選挙運動も解禁され、訴えが有権者にどれだけ浸透するか、各党の力量が問われる。

 与野党9党の党首は4日、全国各地の街頭に出て第一声を上げた。首相は福島市で、アベノミクスを受けた経済指標の改善を挙げ、「間違いなく実体経済は良くなっている。デフレを脱却するのはそう簡単ではない。だからこそ、この道しかない」と強調した。公明党の山口那津男代表もさいたま市で「成長戦略を実行していくことが大事だ」と表明。自民、公明両党で非改選を含め過半数を確保し、衆参両院のねじれ状態を解消すべきだと訴えた。

 これに対し、民主党の海江田万里代表は盛岡市で「暮らしがこれからよくなるか、答えはノーだ。物価は既に上がっている。賃金や年金は下がる」とアベノミクスの副作用を指摘。日本維新の会の橋下徹共同代表は大阪市で「首相の方針で株価は上がっているが、だまされちゃだめだ。徹底した日本の改革は自民党ではできない」と述べ、自民党との差別化を図った。

 一方、首相は来年4月からの消費増税や財政再建策には触れなかった。選挙後の懸案をあえて避けたとみられるが、みんなの党の渡辺喜美代表は東京都内で「増税の前にやるべきことがある。国会議員の歳費3割カットなどの法案は自民、公明、民主党の岩盤に阻まれて廃案になった」と追及した。

 首相と海江田氏は東日本大震災の被災地で、復興政策にも言及した。首相は復興の加速をアピールする一方で、今後の原発再稼働を念頭に、「自民党は原発の安全神話に寄りかかりながら、原発政策を推進してきた。深刻に反省しなければならない」と陳謝。みんな、共産、社民、みどりの風の4党首はそれぞれ再稼働に反対する考えを示した。

憲法改正を巡り、首相は参院選の結果を見極める姿勢に転じており、第一声では触れなかった。共産党の志位和夫委員長は東京都内で「改憲派は96条を変えて改憲のハードルを下げ、9条改正の突破口にしようとしているが、邪道中の邪道だ」と批判。社民党の福島瑞穂党首も横浜市で「自民党の憲法(改正草案)は国民を縛る」と訴えた。

 毎日新聞が6月29、30両日に実施した全国世論調査では、参院選で最も重視する争点として「年金・医療・介護・子育て」との回答が最も多かった。次いで、「景気対策」「消費増税・財政再建」「復興」などの順。第一声で社会保障分野に触れたのは、海江田氏が子ども手当や高校授業料無償化など民主党政権時代の成果を披露したのが目立った程度で、政党側と有権者の関心にずれもうかがえる。【中田卓二】




●<参院選 岐路>第一声 党首競う
           東京 2013年7月5日
 憲法、原発、環太平洋連携協定(TPP)という三つの岐路に直面する日本の将来を占う第二十三回参院選が四日公示され、二十一日の投開票に向けた十七日間の選挙戦が始まった。九党首は街頭演説などで支持を訴えた。改憲に強い意欲を持つ安倍晋三首相(自民党総裁)は、初日の演説では憲法論議を封印。経済政策に力点を置いて訴えた。野党各党は、改憲、原発再稼働、TPP参加を進めようとする自民党と、自分たちとの違いを強調し、差別化を図った。 (城島建治、古田哲也)

 安倍氏は、第一声を行った福島市の街頭演説では、原発事故からの収束など復興に最も時間を費やした。だが、その後の演説では「私たちの政策によって、経済は良くなっている。日本を覆っていた暗く重い空気は、一変した。歩みを止めてはいけない」などと安倍政権が進めた経済政策の成果を訴えた。

 安倍氏はこの日行った四カ所の演説で憲法問題には一切触れなかった。改憲要件の緩和を優先させる九六条改憲論の理解が広がっていないことを考慮、選挙戦では自ら率先しては訴えない方針をとることにしたようだ。
 対照的だったのは同じ改憲勢力・日本維新の会の石原慎太郎共同代表。第一声の約四分の三を憲法に割き、戦争放棄をうたった九条や国の決算制度を定めた九〇条改憲の必要性を強調。みんなの党の渡辺喜美代表も、統治機構改革のためには改憲が必要だと訴えた。

 ただ、維新、みんなの両党は、規制改革や公務員制度改革などで安倍政権の対応が不十分だと批判した。
 自民党と連立政権を組む公明党は三テーマについて自民党と温度差がある。第一声では憲法やTPPなどには触れず、安倍政権の成果や衆参のねじれ解消の必要性を訴えた。

 三テーマについて意見集約ができていない民主党の海江田万里代表も、これらのテーマに深入りせず、生活者の暮らしを守る決意を強調するのに力点を置いた。
 九六条改憲、原発再稼働、TPPに反対の生活、共産、社民、みどりの風の野党四党の党首は、第一声でも首相の推進方針を批判し、全面対決姿勢を鮮明にした。



 ●参院選公示、党首ら第一声 経済・暮らし・原発…
          日経 2013/7/4 12:14
 第23回参院選は4日公示され、21日の投票日に向けた17日間の選挙戦が始まった。昨年12月の第2次安倍内閣発足後、初の本格的な国政選挙で、安倍晋三首相の経済政策「アベノミクス」が審判を受ける。各党党首は4日午前、一斉に第一声をあげた。

■自民・安倍総裁「経済再生へねじれ解消」
自民党、安倍晋三総裁(4日午前、福島市)
 福島の復興のためにも強い経済を取り戻す。デフレから脱却し、円高を是正し、地域を豊かにするために次元の違う「3本の矢」の政策を始めた。経済成長率はマイナスからプラスになり、雇用も増えた。間違いなく実体経済は良くなっている。この道しかない。15年続いたデフレからの脱却はそう簡単ではない。強い意志をもって必ず経済成長させることを約束する。参院は(野党多数で)ねじれているために復興や経済再生がスピーディーに進まない。このねじれを解消させてほしい。(福島市)

■民主・海江田代表「暮らし守る力になる」
民主党、海江田万里代表(4日午前、盛岡市)
 これからの日本の方向性を決める大切な選挙だ。自民党が大きな勝利を占めると皆さん方の暮らしが大変危うい。私どもは暮らしを守る力になることを約束している。安倍政権が誕生して6カ月だが、本当に暮らしが良くなったか、良くなる可能性があるか考えてほしい。その答えはノーだ。私たちは今度の選挙で頑張って国民生活を破壊する安倍政権に対峙しなければいけない。今の日本は分かれ道だ。この分かれ道を間違った方向にカジを切って後悔したのでは遅い。(盛岡市)

■維新・橋下共同代表「徹底した構造改革必要」
日本維新の会、橋下徹共同代表(4日午前、大阪市)
 日本全体で徹底した構造改革をしなければならない。農協改革や混合診療の(全面)解禁が必要だが、農協や医師会が必ず反対する。年金の受給開始年齢も遅らせないと制度が持たない。アベノミクスで株価は上がったが、改革できなければバブルとなって一気にはじける。第3の矢で徹底した改革が必要なのに自民党にはできない。大阪では改革を徹底し既得権と闘ってきた。(従軍慰安婦発言で)各国から批判を受けたが批判や反論を恐れず大阪でやってきたスタイルを貫く。(大阪市)

■公明・山口代表「実感できる景気回復を」
公明党、山口那津男代表(4日午前、さいたま市)
 連立政権は経済の再生と被災地の復興を最優先でスタートした。再建はできたが道半ば。防災・減災対策を着実にする。いつやるのか、いまでしょう。経済では政府が仕事をつくり出すことを真っ先にやる。それで給料が上がり、使ってもらう。好循環が大事だ。我々は金融・財政政策をやった。これから成長戦略だ。目指すのは実感できる景気回復。物価上昇率を上回る所得、賃金の上昇を実現したい。国民目線で小さな声を聞く。国会のねじれを解消させてほしい。(さいたま市)

■みんな・渡辺代表「既得権に風穴開ける」
みんなの党、渡辺喜美代表(4日午前、東京・巣鴨)
 ちぐはぐな国家経営で日本の経済成長が止まった。まともな経営をやるには官僚任せの政治をやめさせなければならない。闘う改革が日本を救う。岩盤のような規制が日本の成長を阻んでいる。電気事業連合会、農協、日本医師会の既得権3兄弟だ。そこに風穴を開けると新ビジネスが続々出てくる。ものすごい抵抗があるだろうが、跳ね返す覚悟と戦略が必要だ。自公民3党は補助金と公共事業をばらまいている。税金をみなさんの手元に正しくお返しする政治をやる。(東京・巣鴨)

■生活・鈴木幹事長「命と暮らし、地域を守る」
生活の党、鈴木克昌幹事長(4日午前、名古屋市)
 政治とは生活だ。国民の命と暮らし、地域を守る。消費税、原発、環太平洋連携協定(TPP)、憲法改正など課題はたくさんある。大事なのは国民の生活だ。アベノミクス「3本の矢」と言われるが、3本目の矢の姿が見えない。的は定めたけれども届かない。もっと心配なのは、第4の矢が「生活」に向かって放たれようとしている。日本の針路を懸けた参院選だ。小さな政党だが、全力で闘う。(名古屋市)

■共産・志位委員長「消費増税を中止に」
共産党、志位和夫委員長(4日午前、東京・西新宿)
 4つの転換を訴える。第1は国民の所得を奪う政治から所得を増やして景気回復をはかる政治への転換だ。なんとしても消費税率の引き上げを中止に追い込む。第2は原発にしがみつく政治から原発ゼロへの転換。再稼働は論外だ。第3は憲法ないがしろの政治から安心できる政治への転換。第4はアメリカ言いなり政治からの脱却だ。自民党と対決し650万の得票と比例代表5候補の必勝をめざす。(東京・西新宿)

■社民・福島党首「雇用の立て直し進める」
民党、福島瑞穂党首(4日午前、横浜市)
 安倍政権が進める経済政策は一部の大企業や富裕層のための政治だ。1%のためではなく、99%を切り捨てない「やさしい社会」をつくる。賃金引き上げ、均等待遇の実現、過労死防止法の成立などを通じて雇用の立て直しを進める。脱原発基本法を成立させ、自然エネルギーの輸出を推進する。アジアの人々の多くの犠牲の上に成立した日本国憲法を守り、リベラル勢力結集の要となることを目指す。(横浜市)

■みどりの風・谷岡代表「原発、もうやめる」
みどりの風、谷岡郁子代表(4日午前、東京・浅草)
 黒い雲が日本を覆っている。みどりの風でこの黒い雲を吹き飛ばす。最後の一人まで私たちは仲間を助けなければいけない。(所得の)低いところから高いところへお金が流れっ放しになっている。子どもや若者、女性、年金生活者、自営業者にしわ寄せがいっている。自然を壊し、未来につけを回す国は恥ずかしい国だ。若者たち、母親たちを不安に陥れる原発はもうやめなければいけない。(東京・浅草)



 ●参院選 公示 主要11候補第一声(東京都)
         東京 2013年7月5日
 四日公示の参院選東京選挙区(改選数五)には、二〇一〇年の前回より四人少ない二十人が立候補し、十七日間の舌戦が始まった。投票は二十一日で、即日開票される。
 現職二人を抱えた民主党は、公示二日前に公認候補を一人に絞ったが、公認を取り消された現職も無所属で立候補。実質的な分裂選挙となった。

 自民党は比例代表からの転身を含む現職二人が立候補した。六月の都議選で擁立した五十九人全員が当選。東京選挙区で二人当選なら、二十七年ぶり。連立与党の公明党は党代表の一議席を守る戦い。
 現職が比例代表に転出したみんなの党は新人が議席確保を期す。都議選で議席が倍増した共産党は〇一年以来、十二年ぶりの議席獲得を狙う。参院選初挑戦のみどりの風や日本維新の会も新人候補を立てた。
(上から届け出順)

◆大河原 雅子(おおかわら まさこ)さん(60)無現
生活者の視点続ける
 私は生活者の視点で政治課題を幅広く取り上げてきた。これまでの政策をさらに進めたい。グローバル化や経済最優先だけではこの国は助けられない。
 海外の投資家や企業、株主ばかりをターゲットにしたアベノミクスに、格差是正は含まれていない。しかし、日本は貧困問題が深刻化している。自殺者は年間三万人を割ったが、二十代の自殺は増えている。グローバル化のひずみで若者が希望を失わないように、皆さんの一票ででまかせのアベノミクスを退治してほしい。
 誰かの被ばくを前提にしないと成り立たない原発はゼロにしないといけない。新しいエネルギー、産業を生み出し、世界に貢献する国になることを目指すべきだ。

◆中松 義郎(なかまつ よしろう)さん(85)無新
党でなく個人選んで
 衆院をチェックするのが参院の機能だ。党ではなく、優秀な個人を選ばないと元来の参院選の意味がない。
 日本は大変な財政赤字だ。頭のいい政治家が国政に携わらなくては、日本は赤字会社のようにつぶれてしまう。外交に強いことも重要だ。強い外交をするには、外国から尊敬される人が外交をしなくてはいけない。
 さらにクリエーターとして、何でも新しくつくる能力のある人が政治をやらないと、新しい産業やビジネスはできない。国益だけでなく歴史や文化を踏まえ、国のために考える人でもあるべきだ。
 以上、「頭がいい」「外交に強い」「クリエーター」「国のために思う」という四つを備えているのは中松義郎しかいない。

◆丸子 安子(まるこ やすこ)さん(45)ミ新
原発事故見過ごさぬ
 私は3・11まで普通の母親だった。地震、津波、原発事故。あのショック、胸に残るトゲを、痛みのままで終わらせたくない。
 原発事故による放射能で、お母さんや子どもたちは今も不安がっている。もう見過ごしたくない。なかったことにしたくない。
 私はこの二年間、さまざまな脱原発の活動をしてきた。国会を傍聴し、議員に会い、署名やお願いをしてきた。でも、変わらなかった。だからこそ、私たち一人ひとりの参加によって変えていきたい。一人ひとりが夢や希望を持っている。子どもたちにもっと大きく夢や希望を描いてもらいたい。
 皆さんの思いを、私を通して議会に届けさせてほしい。皆であきらめずに頑張りたい。

◆山口 那津男(やまぐち なつお)さん(61)公現
国会のねじれ解消を
 国会のねじれ解消が大切。国民は政治の安定を求めている。政治に落ち着きがなさ過ぎた。地に足を着け、難しい課題を解決することが国民の願いだ。
 連立政権で経済再生と被災地復興のスピードアップに取り組んできた。経済再生は効果を表しつつあるが、手元に届いていない。実感できる景気回復を目指す。復興は道半ばで首都直下地震、南海トラフ地震も心配。防災・減災に取り組む。
 社会保障を続けるため、消費税増税は避けて通れないが、「生活必需品は軽い税率に」というのが生活者の本音。軽減税率を訴えているのは公明党だ。
 党代表とは知っていただいているが、東京選挙区の候補者としては知られていない。力を与えてほしい。

◆武見 敬三(たけみ けいぞ)うさん(61)自現
熟年パワー引き出す
 高齢化する社会の中で熟年パワーを引き出し、老若男女がともに働き、支え合う、誰もが安心して暮らせる社会を実現していく。世界に冠たる健康長寿社会を実現したい。
 安倍政権の経済政策「アベノミクス」は第一・四半期、確実な経済成長を達成し、大きな役割を果たし始めている。これを確実なものにするためにも参院選は大事な戦いだ。
 昨年末の衆院選大勝と安倍内閣の誕生で、世の中が変わった。六月には都議選で全員当選し、自民の基盤は確実になってきた。この参院選でねじれを解消したい。
 私は経済と社会に活力を取り戻すために、あらゆる努力を払う覚悟。それが私の使命だ。ぜひ議席を与えてほしい。

◆小倉 淳(おぐら じゅん)さん(55)維新
良識の府を立て直す
 テレビ局で二十五年アナウンサーをやった後、大学で教えてきた。学生たちは「選挙に行っても何も変わらない」と世の中にあきらめすら感じている。苦労して就職しても年収二百五十万円ほどで、結婚できないと言っている。いつからこんな国になったのか。
 日本は三十年間、負のスパイラル(連鎖)にいる。日本を変えるには、まず国会を変えなきゃだめ。ねじれ国会で何も決まらないと言われるが、参院が衆院のやったことをそのままカーボンコピーするだけでは、意味がない。良識の府として参院を立て直す。
 改革の実績がある首長が集まった維新の会だから一緒にやっていける。メンバーを一人でも多く参院に送ってほしい。

◆丸川 珠代(まるかわ たまよ)さん(42)自現
政権安定へ総仕上げ
 六年間、多くの皆さまに育ててもらい、二度目の選挙に挑戦できることを心から感謝する。都議選で自民党は史上初めて五十九人全員が勝った。しかし、安倍政権が安定基盤を勝ち得る最後の仕上げである参院選に勝たなければ、都議選で勝った意味もなくなる。
 日本は三年四カ月の政治の停滞を経験した。もはや選択肢は二つしかないと思う。
 安倍内閣がアベノミクスに成功し改革を進め、もう一度、世界で輝く、尊敬される国になるのか。それとも、仕事を果たすことができず、自分で自分の問題すら解決できない国として、世界の片隅で悩みを抱えることになるのか。
 その分かれ目が、これから始まる選挙戦の結果だと思っている。

◆吉良 佳子(きら よしこ)さん(30)共新
ブラック企業なくす
 働く人を使い捨てにする社会を変えたい。何よりも許せないのは「ブラック企業」の問題。正規社員だった男性の話を聞いた。休みもとれず、長時間労働や深夜残業を強いられたのに、給料は手取りで月数万円の時もあった。
 こういうひどい働かせ方をやめさせたい。「アベノミクス」より賃上げを。働く現場の実態を国会に届け、最低賃金を千円以上にする。国民の声がまっすぐ届く政治をつくるため、全力を挙げる。
 消費税増税、原発再稼働、環太平洋連携協定(TPP)の進展、憲法改悪がかかる正念場の選挙。共産党は、安倍晋三政権の暴走に対案を示し、真っ正面から対決している。参院選は国民の力で政治を変えるチャンスだ。

◆桐島(きりしま)ローランドさん(45)み新
グローバルな視点で
 日本に代々続く文化や伝統を世界に広めたい。米国の大学を出てカメラマンとして活動していたが、「日本を知らない」と思い、三十歳の時にオートバイで全国を回り、地元の人たちと触れ合った。海外生活の長い自分だからこそ、日本をグローバルな視点で見ることができる。
 政府は「クールジャパン」と名付けて日本のアニメやアイドルを海外に売り出すが、もっと若手デザイナーやクリエーターが育つ仕組みが必要だ。
 不況とはいえ、これだけインフラが整い、まじめな人がいる国は世界にない。でも、報われているかどうか。なぜ「幸せでない」という人がこんなにいるのか。日本を変えるには、自分みたいな人間が役立つと思う。

◆鈴木 寛(すずき かん)さん(49)民現
政府の暴走に歯止め
 民主党に大変な逆風が吹き、厳しい言葉をかけられることもあった。そんな中で、公認候補の一本化の話を聞いた。同じ党の仲間で心が痛んだ。
 今の政府になり、憲法改正の議論が世の中を跋扈(ばっこ)し、経済政策ばかりが優先される。福島の原発事故はなかったかのようだ。こうした政府の暴走に歯止めをかけるのが、私の一番の使命だと思う。必ず国政に戻り、日本の民主主義を守るため、全身全霊で取り組む。
 何よりも子どもたちの未来を守りたい。どんな家に生まれても、どんな地域に育っても、すべての子どもたちに学ぶチャンスを与えたい。彼らが「日本に生まれてよかった」と思える日本をつくりたい。

◆山本 太郎(やまもと たろう)さん(38)無新
原発問題白黒つける
 今も原発を続けようと思うことが、理解できない。原発事故の影響がはっきり伝えられていない。どうして国会ではっきり言う人がいないのか。ぼくは被ばくしたくない、愛する人にも被ばくしてほしくない。
 東京は福島から約二百キロしか離れていない。汚染していないといえるのか。どこが安全でどこが危険なのか、食品は安全なのかどうかをはっきりさせたい。命がかかっている。だから(住んでいる)東京から立候補しようと考えた。
 TPPはこの国を売り渡すもので反対だ。一番力を持つのは消費者であり、有権者のはず。行動力のあるぼくを国会に送ってほしい。しがらみのないぼくに国会で本当の事を言わせてほしい。



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