台風が抜けた。
とはいえ、台風一過の青空ではなかった。このあたりは。
しかも、今朝の天気予報では、次の台風が西から来ているという。
しばらく、荒れ模様か。
荒れ模様といえば、民主党も同様。
党の分裂含みと言われていたけれど、この数日は、造反は低調になりそうとの旨の報道にひっかかる。
そのあたりの現況を記録。
ところで、今日は、議会の本会議。議場での議案の質疑。
こちらでは波乱はなさそう。
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●一体改革法案 民主党執行部、異論相次ぐも議論打ち切り
FNN 06/20 06:33
消費税増税法案など、社会保障と税の一体改革法案をめぐり、民主党は19日夜、全議員を対象にした合同会議を開き、増税反対派などの異論が相次いだが、執行部は、一任を取りつけたとして議論を打ち切った。
前原政調会長は「異論が出ていることは、最終的にはわたし、政調会長にご一任いただきたい」と述べた。
会議では、4時間以上にわたって自公両党との修正合意について議論したが、「マニフェストを捨てたのか」などの異論が相次いだ。
最終的に、前原政調会長が「一任をいただきたい」として、議論を打ち切った。
川内博史議員は「(前原氏は)『一任でよろしいか』と言って、さーっと逃げた」、「全然、一任じゃないですね」などと述べた。
前原政調会長は「歩み寄る余地はなかったのではないか。(採決で)党議拘束はかかる」と述べた。
野田首相は、まもなくメキシコから帰国し、輿石幹事長と今後の対応について協議する。
その後、修正合意は、政府・民主3役会議で正式に決定される見通し。
●前原政調会長に「一任」小沢G反発 対立さらに激化
テレ朝 (06/20 05:56)
民主党は消費税増税法案などの自民・公明両党との修正合意について議論し、前原政調会長に一任することを決めましたが、小沢グループなどは認められないと反発し、対立が深まっています。
民主党・前原政調会長:「こういう形で打ち切らざるを得なかったというのは、大変、私は残念であります。しかし、この党内プロセスを経なければ、党内手続きができなかったという確信もある」
会合では、小沢グループなどから「修正合意を一つひとつ審査すべきだ」と反発が相次ぎましたが、4時間が経過したところで、前原政調会長が「一任を頂きたい」と押し切りました。
民主党・東祥三衆院議員:「民主党は自民党に売られてしまっている。民主党の終わりだと思う」
野田総理大臣は輿石幹事長と会談し、今後の対応を協議します。しかし、輿石幹事長は党内の亀裂に配慮して「両院議員懇談会の開催は明日になるかもしれない」と語っていて、法案の採決は22日以降にずれ込む公算が高くなっています。
●一体改革:民主、分裂含みの展開 「一任」宣言に怒声
毎日新聞 2012年06月20日
税と社会保障の一体改革関連法案を巡り、民主党が19日開いた税制調査会などの合同会議は、前原誠司政調会長が「一任」を宣言し、議論を打ち切った。
野田佳彦首相が目指す21日の衆院採決に向け、自民、公明両党との合意を優先した。
しかし、民主党内では小沢一郎元代表のグループを中心に反発が強まり、党分裂含みの展開になっている。【中井正裕、鈴木美穂】
「台風も来ている。人道的なことを考えてこのあたりにしよう」
合同会議の開始後4時間半たった午後10時すぎ、中間派の中山義活衆院議員がこう発言した。
これを受け、前原氏は「もともと今日で終わる予定だった」と打ち切りを宣言。
会場は「前原解任だ」「認められない」などの怒声に包まれ、前原氏は党職員に守られながら会場を後にした。
小沢グループの山田正彦元農相は終了後、「ありえないやり方。採決では私は反対する」と明言。
川内博史衆院議員も「誰一人一任とは思っていない」と語った。主流派の議員は「党分裂が近づいた感じがする」ともらした。
●民主消費増税案了承 前原氏一任反発50人以上造反も
スポニチ 2012年6月20日 06:00>
民主党は19日、消費税増税関連法案をめぐる自民、公明両党との3党合意を了承した。
全議員を対象に開いた政策調査会の合同会議で前原誠司政調会長は「私に一任してもらう」と宣言し、質疑を打ち切った。
その後の政調役員会で了承を確認。
小沢一郎元代表に近い増税反対派らは猛反発。50人以上が法案に反対する構えを見せており、小沢元代表に近い関係者は衆院採決で小沢氏が造反するとの見通しを示した。
20日に政府・民主三役会議が開かれる方向で、前原氏は「会議で決定されれば当然、党議拘束がかかる」と述べ、反対派をけん制した。
●小沢氏ら60人前後造反の見通し 消費増税案提出へ
朝日 2012年6月20日
民主党は19日夜、消費増税関連法案をめぐる自民、公明両党との修正合意について、前原誠司政調会長が一任取り付けを宣言し、党内手続きを打ち切った。
3党で衆院に修正法案を共同提出する。
一方、小沢一郎元代表は採決で反対する意向を固めた。小沢グループを中心に60人前後が造反する見通しで、鳩山由紀夫元首相も同調を検討。
法案の衆院可決に影響はないが、大量の造反が出れば野田政権への打撃は大きい。
野田佳彦首相は20日朝、メキシコから帰国後、輿石東幹事長と会談。政府・民主三役会議を開いて今後の日程を決める。城島光力国会対策委員長は20日、与野党国対委員長会談で会期の延長幅を示す方針だ。民主党内には衆院採決前に、両院議員総会と懇談会を開き、首相が経緯を説明すべきだとの意見が出ている。
首相は21日の国会会期末までに採決する意向だが、前原氏の党内手続きへの反発から、首相官邸内にも「21日は厳しい」(高官)との見方が強まっている。
民主党の党内手続きは19日夕から党本部で再開。前原氏が「政策の手続きは政調会長に任されている」と繰り返し承認を求めた。これに反対派が反発し、中間派からも「分裂を回避するために首相は辞任するしかない」といった厳しい意見が出た。平行線のまま19日夜、前原氏が協議を打ち切った。前原氏は終了後の記者会見で「手続きに瑕疵(かし)はない。政調役員会、政府・民主三役で決定したことは党議拘束がかかる。成立まで責任を持つことが我々の責務」と強調した。
一方、小沢氏と鳩山氏は19日夜、都内のホテルで会食。小沢氏はこれに先立ち自宅や国会内で側近議員らと面会し、「反対に向けて皆で足並みをそろえていこう」と指示した。
朝日新聞の取材では、今のところ37人が反対を明言。25人が反対または棄権することを検討している。小沢、鳩山両グループのほか、前原氏の打ち切りに反発する中間派の一部議員をあわせて造反の総数が60人超に上る可能性もある。
●輿石氏「21日採決」 攻防ライン“造反50人超”
テレ朝 (06/18 18:19)
消費税関連法案を巡る3党の修正合意を受けて、民主党は党内手続きに入りますが、小沢グループら反対派は徹底抗戦の構えを崩していません。
(政治部・山本志門記者報告)
民主党本部から、大人数が集まれるホテルに急きょ会場を変更し、最大のヤマ場に向けて、多くの民主党議員が続々と会場に集まってきています。党内融和の観点から当初、早期採決に慎重だった輿石幹事長も野田総理大臣の指示を受けて腹を固め、21日の採決に向けて動き出しました。
18日の協議について、取りまとめにあたる出席者の一人は、法案の準備時間も考えると「きょう中に絶対、党内了承を得る」と自信を示しています。その証拠に、流れを決める中間派は夕方、「3党合意は重い」と事実上、法案の成立を容認し、執行部の追い風となっています。
民主党・輿石幹事長:「私は両院議員総会なり懇談会は一度だけで良いと思う。そんなに何日も何日もやるものではない」
一方、小沢グループを中心とした反対派は、採決での造反について、50人を超える人数を目指しています。つまり、50人を超えると民主党は衆議院で単独過半数を失いかねず、野党との同調で内閣不信任案可決の芽が出てくるためです。このため、官邸や執行部側は、少しでも造反者を減らすよう個別に働きかけて、ギリギリまで説得工作を続ける考えです。
●勢い失う“小沢台風”…中間派は総崩れ
ザクザク 2012.06.20
社会保障・税一体改革関連法案の修正合意を受け、民主党の前原誠司政調会長は19日深夜、強引に「一任」を宣言し、了承手続きを終了させた。
小沢一郎元代表を支持する反増税勢力の反発はすさまじく党分裂は避けられそうにない。ただ、中間派はすでに総崩れとなっており、政権を揺さぶり続けてきた「小沢台風」は次第に勢いを失いつつある。(坂井広志)
「これで議論を打ち切りたいと思います。いろいろ異論があるようですが、私に一任していただきます」
会議開始から4時間半が過ぎた午後10時すぎ、前原氏は唐突に閉会を宣言した。
「魂を自民党に売ったのか」「独裁政治だ」「民主党は自民党に入党したのか」-
小沢系が怒号を上げてひな壇に詰め寄ると、賛成派議員が立ちはだかってブロック。前原氏はもみくちゃになりながら裏口から会場を後にした。
怒りが収まらない小沢系は、アジトとする都内のホテルに集結し、結束を誓い合った。
同じホテルでは首相に近い議員が祝杯を酌み交わした。一時は反増税に傾いていた民主党の中間派が矛を収め、小沢系と距離を置き始めたからだ。
小沢鋭仁元環境相のグループで反対を明言したのは出席者約10人のうち半数程度。羽田孜元首相のグループ約15人でも反対はわずか2人だった。旧民社党グループも会合で「民主、自民、公明3党の合意は重い」として法案への賛成を確認した。
孤立化で小沢系若手はかえって先鋭化するが、総大将の小沢氏はトーンダウンしつつある。
合同会議の最中、都内のホテルの日本料理店で鳩山由紀夫元首相と向き合った小沢氏には焦りの色がにじんだ。
鳩山氏「小沢さんの周りには造反も辞さない動きがありますね」
小沢氏「みんなが納得する道はまだある。党を割らない方法だってまだある。野田君は菅直人前首相に比べるとかなりのものだな…」
小沢氏はこれまで3党合意は不可能と踏み、周囲に「採決できるはずがない」と断言してきた。
ところが、衆院採決はもはや既定路線となり、造反しても否決は難しい。
造反して除籍処分になれば、新党結成しか道はないが、橋下徹大阪市長率いる大阪維新の会との連携のめどは立たない。たとえ党員資格停止処分で済んでも9月の代表選で投票権を行使できなくなる。
かといって、今さら賛成に転ずるわけにもいかない。小沢系幹部はうめくようにこう漏らした。
「俺たちは飼い殺しだ…」
孤立する小沢系をみて首相に近い中堅・若手は挑発を始めた。
合同会議では、ひな壇の党幹部が消費税増税の意義を説くたびに拍手。小沢系が発言すると「首相がやると言っているんだ」などと牙をむけた。「増税反対ならば一刻も早く党を出ていってほしい」と公言する議員も少なくない。
首相支持勢力と小沢系の溝は深まるばかり。もはや修復は不可能にみえる。
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