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てらまち・ねっと



昨日のブログで、報道と原発のことを記録した。
 ちょうどその前の一昨日の夜、NHKkの番組がとても興味深かった。
 国営に近いNHKで、よく、ここまでやれたと感じた。

 番組は、「対応の遅れる日本という国で、何を手がかりにするのか」との言葉で始まった。

 番組は、福島原発の事故の直後の「風向き」の変化をわかりやすく示した。
 最初は東の生みの方向に吹いた風が、耳から西に変わって、さらに北向きに変化していく経過。
 関東一円が総なめにされた,その様子。

   「放射性プルーム(放射性雲)」の動きとしてもわかりやすく解説していた。

 神奈川や静岡のお茶が何故汚染されたかについても解明した。

 再放送もあるので紹介する。
 ともかく、NHKにも、スタッフにも頑張ってほしい。

●放射性プルーム(放射性雲)
 原子力防災基礎用語集 から

気体状(ガス状あるいは粒子状)の放射性物質が大気とともに煙突からの煙のように流れる状態を放射性プルームという。

放射性プルームには放射性希ガス、放射性ヨウ素、ウラン、プルトニウムなどが含まれ、外部被ばく、内部被ばくの原因となる。放射性希ガスは、地面に沈着せず、呼吸により体内に取込まれても体内に留まることはないが、放射性プルームが上空を通過中に、この中の放射性物質から出される放射線を受ける(外部被ばく)。放射性ヨウ素などは、放射性プルームが通過する間に地表面などに沈着するため、通過後も沈着した放射性ヨウ素などからの外部被ばくがある。また、放射性プルームの通過中の放射性ヨウ素などを直接吸入すること及び放射性ヨウ素などの沈着により汚染した飲料水や食物を摂取することによっても放射性ヨウ素などを体内に取込むことになり、体内に取込んだ放射性物質から放射線を受ける(内部被ばく)。


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  ● 2011年7月3日(日) 午後9時00分~9時49分 総合テレビ
シリーズ原発危機 第2回 広がる放射能汚染

       第2回 広がる放射能汚染
   再放送  2011年7月9日(土)  午後4時30分~5時19分 総合

 原発事故からまもなく4ヶ月。未だに事態収束の見通しがつかない中、原発から300キロメートル以上離れた静岡県でお茶から基準値以上の放射性物質が検出されるなど、福島県だけでなく、首都圏をふくめた広い地域で汚染への不安が広がっている。

そこで番組では、放出された放射性物質の量をもとにした拡散シミュレーションをもとに、汚染の実態を独自に調査、高いレベルの汚染地帯=ホットスポットが生まれるメカニズムを解明する。

また、福島で行われている子供たちの被ばく量を減らすための取り組みや、食品の検査体制の課題を取材、東日本に広がってしまった放射性物質による汚染に、私たちは、どう立ち向かっていけばよいかを探っていく。

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  NHKネットクラブ 番組表ウオッチ!
東日本に広がっている放射性物質による汚染への不安。番組では汚染の実態を独自調査し、そのメカニズムを解明。被ばく量を減らす取り組みや、食品の検査体制の課題に迫る。

原発事故から約4か月。福島県だけでなく首都圏を含めた広い地域で放射能汚染への不安が広がっている。番組では、放射性物質の拡散シミュレーションをもとに、汚染の実態を独自に調査し、高いレベルの汚染地帯が生まれるメカニズムを解明。また、福島で行われている子どもの被ばく量を減らすための取り組・・・


●福島第1原発から関東圏に到達した放射性プルーム、今後解析の可能性
     ニコニコニュース NCN 2011年6月11日(土)2時15分配信
 原子力安全委員会の班目春樹委員長は2011年6月9日に行われた会見で、6月6日に東京都大田区の下水処理施設内の空気中から1年分換算で計画的避難区域の対象となる年間積算量を上回る値が検出されたことについて、施設内のみの値であったことなどを理由に、「付近の住民に直接大きな影響があるような数値ではない」と述べた。また、福島第1原発のプラントの現在の状況について「かなり安定的な方向に向かっている」と語り、「過度な心配はなさらないでいただきたい」と国民に呼びかけた。

 関東圏で国の基準を超える放射性物質の検出が相次いでいる件と、福島第1原発からの放射性物質の放出が最大だったとみられる3月15日との関連について、久木田豊委員長代理は「3月15日に関東に放射性プルーム(放射性雲)が来た」ことが大きな原因のひとつであるとの認識を示した。今後、原子力委員会は、3月15日のデータが不十分である現状を踏まえ、文部科学省や原子力安全・保安院が有する情報を掘り起こして、精度の高い解析を試みる考えがあることを明らかにした。

 原子力安全委員会とニコニコ動画の記者(七尾功)との一問一答は以下のとおり。

七尾記者: 千葉や東京でも国の基準を超える放射性物質の検出が相次いでいます。6月6日には東京都大田区の下水処理施設内の空気中から、1年分に単純換算すると計画的避難区域の対象となる年間積算量を上回る値が検出されました。SPEEDIのデータによると放射性物質の放出が最大だったとみられる3月15日の午前は関東に向かったとされておりますが、これとの関連性についてどうみていけばよろしいのでしょうか。

斑目委員長: まず下水処理場等の問題なんですけれども、私の知る限りでは付近の住民の方に直接大きな影響があるような数値ではない。むしろある管理されているところだけがそうだと理解しております。そういう意味では特別な御心配はむしろ、していただく必要はないのではないかと理解しております。実際、現在の福島第1発電所のプラント状況を考えるならば、かなり安定的な方向にいっておりますので、過度な心配はなさらないでいただきたい、というのが私からの希望です。

七尾記者: 3月15日との関連についてはいかがでしょうか。ないとはいえない、ゼロとはいえないと思いますけれども。

斑目委員長: 実は3月15日あたりのデータというのがですね。必ずしも十分なものがとれておりません。しかしながら、総合的に見たときには色々なデータというのがどうもあちこちにあるかもしれないというので、原子力安全委員会としては是非そのあたりのデータも出来れば使って、もう少し精度の良い解析みたいなものは試みてみたいとは思っております。けれども、今の段階では必ずしも出来ますとお約束できる状況ではございません。

七尾記者: 「そのあたりのデータ」というのはどのようなデータでしょうか。

久木田委員長代理: 最近、文部科学省や原子力安全・保安院から事故の当初にとられていたけれども、いろんな事情で公表されていなかったモニタリング・データが公表されていますけど、そういったものをできるだけ使うということですね。事故当初については当然ながら停電等もあって十全なモニタリングが行われていなかったというところはあるわけですけれども、出来るだけそういった情報を掘り起こして活用するということになると思います。

 それから先ほどのご質問ですけれども、3月15日にピーク的な放出がありましたけれども、その後もある程度放出は継続していましたし、そういったものが例えば山とか、いろんな場所に集積してたものが最終的に下水の汚泥としてでてきている、というようなこともあるのだろうと思います。3月15日に関東に(放射性)プルーム(※)が来た、それが直接の原因であることを含めて、多分それだけではないというふうに思います。

※放射性プルーム(出典:原子力防災基礎用語集)
 放射性雲。気体状(ガス状あるいは粒子状)の放射性物質が大気とともに煙突からの煙のように流れる状態を放射性プルームという。放射性プルームには放射性希ガス、放射性ヨウ素、ウラン、プルトニウムなどが含まれ、外部被ばく、内部被ばくの原因となる。
(七尾功)


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