一昨日は、風邪のピークでアタマがボーッ。
「花粉症」と自認している友人が、ときどき「この時期になると頭がボーッとする」といっていますが、こんな感じなのだろうかと、ふっと思いました。
花粉症の人は大変ですね。
花粉飛散情報
厚生労働省
ところで、先日、「林野庁 花粉症対策の効果を粉飾」と報道されていました。
近年、スギ花粉対策として『山の育林、造林にまで手をつける』こととして注目されていたのに、基礎データがゴマカシとは。
スギ花粉の症状のある人は、たまらん話でしょうね。
林野庁、花粉症対策の効果を粉飾 「処分は考えてない」
林野庁が02年度から始めたスギ花粉症対策事業で、花粉をつくる雄花を減少させられない事例があったのに、減少させた事例だけを抜き出して公表していたことがわかった。同庁の辻健治次長は21日に記者会見し、事業の有用性を強調するためだったとの見方を示し、「正確さを欠く公表の仕方で誤解を招いた点は、まずかった。遺憾に思う」と述べ、不適切だったことを認めた。
この事業は06年度までの5年間の計画。花粉をつくる雄花の多いスギを選んで伐採する。05年度までに総額約5億2000万円を投入し、16都府県の都市周辺のスギ林約2900ヘクタールで実施された。
効果の測定調査は各都府県が行った。その結果、02、03年度に20~30%の比率で間伐した77カ所のうち、少なくとも23カ所では雄花が50%以上減少したが、31カ所では効果が確かめられなかった。このうち25カ所は、雄花の減少率が20~30%を下回り、残る6カ所では逆に雄花の量が増えていた。
ところが、林野庁は少数派にあたる効果が確かめられた方だけを取り上げ、05年1月に同庁のホームページで「20~30%の伐採率で雄花が50%程度減少した」と公表した。
辻次長は記者会見で「測定結果の一部であるという前提条件をつけて公表するべきだった。(担当の職員は)花粉症対策上、事業が有効であることを示したかったのではないか」と説明した。ホームページ上の表現も20日に「減少した例もあり」と改めたことを明らかにした。
ただし、謝罪のことばは最後まで聞かれず、責任者の処分についても「いまは考えていない」と明言した。
2006年02月21日・朝日(リンクきれたみたい)
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