2021年08月22日プレイリスト「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
1. 象牙海岸 / 竹内まりや "ラブ・ソングス" '80
2. 突然の贈りもの / 竹内まりや "ビギニング" '78
3. 雨はいつか / センチメンタル・シティー・ロマンス "シティー・マジック" '77
4. 駅 / 竹内まりや "スーベニール" '00
5. プラスティック・ラブ / eill 09月08日発売
6. 人生の扉 / 竹内まりや "デニム" '07
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■内容の一部を抜粋
・近況
達郎さんはレコーディングをウンウン唸りながらやっているという。少しずつできてきているとか。テクノロジーが一変していて、それについて行くのに必死だけれど、要領が分かってきたそうだ。
・納涼夫婦放談
夏の終わりは毎年恒例、竹内まりやさんを迎えて「納涼夫婦放談」。達郎さんもまりやさんもワクチンを二回摂取したという。感染者が増えてきたので、今回は番組の収録をテレワークにしようと思ったとか。でも夫婦放談を家で収録するのに、マイク2本立てて、録音してと考えると、大変な手間がかかることがわかったそうだ。収録の前日もハガキとメールの整理だけで朝方までやっていたし、今はツアーをやってないからできてるけれど、ツアーがはじまったら無理なんで、現在の感染者増加の状況でも、今回の夫婦放談はスタジオで収録しているとか。
・象牙海岸
「象牙海岸」にたくさんリクエストが届いているそうだ。
・音楽雑誌の編集者
宮城県塩竈市のリスナーから「まりやさんはもし歌ってなければ、他の職業で目指していた仕事はありますか?」という質問。
まりやさんは星加ルミ子さんという編集者に憧れて音楽雑誌の編集者になりたかったとか。
・『ARTISAN』30th Anniversary Edition
1991年のアルバム『ARTISAN』の2021年の最新リマスタリング、30th Anniversary Editionが8月18日に発売されたばかり。ワーナーのマスタリング・エンジニアの菊池功さんに「菊池さん、ありがとう」と達郎さんからお礼の言葉。
センチメンタル・シティ・ロマンスの中野督夫さんが、長い闘病の末、亡くなった。まりやさんのキャリアの中でいちばん最初に出会ったバンドがセンチメンタル・シティ・ロマンスだった。まりやさんは中野督夫さんの明るさと名古屋弁の豪快さがとても好きだったという。「人生の扉」、「シンクロニシティ(素敵な偶然)」、『VARIETY』の中に入ってる「ONE NIGHT STAND」とか、アルバム『PORTRAIT』の「NATALIE」、センチのコーラスがなければ成り立たない曲というのがたくさんある。一緒に赤バスでツアーしたことも思い出に残ってるという。「本当はコロナでなければ会いに行けたかなぁというのが、ちょっと悔やまれるんですけれど」とまりやさん。
・突然の贈りもの
1978年のデビュー・アルバム『BEGINNING』から中野督夫さんが間奏でギターを弾いている「突然の贈りもの」。大貫妙子さんのカヴァー。アルバム『BEGINNING』は箱根のロックウェル・スタジオでセンチと合宿しながら5曲くらいレコーディングしたという。
達郎さんはシュガーベイブ時代の1974年に池袋のシアター・グリーンでセンチメンタル・シティ・ロマンスと対バンになったそうだ。そのときが初対面で「ずいぶんおしゃれな音を出すバンドだな」と思ったそうだ。それから一月にいっぺんくらい雲竜ホール、今のダイヤモンドホールでジョイントしていたとか。マネージャーの実家がお風呂屋さんだったので泊まったりした思い出があるそうだ。達郎さんはセンチのシングル「ゴーイング・バック」に詞を提供している。日仏会館のセンチのデビュー・ライヴにゲスト出演して「DOWN TOWN」を歌ったこともあるとか。
まりやさんが最後にセンチとレコーディングしたのは2019年の『TURNTABLE』に入ってる「TEQUILA SUNRISE」。
・雨はいつか
まりやさんからのリクエストで1977年のアルバム『シティ・マジック』から「雨はいつか」。よく一緒に歌ったそうだ。
達郎さんのツアー・バンドで30年間一緒に活動した土岐英史さんが亡くなった。達郎さんは実のところ、土岐さんとあんまり話をしたことがないという。ジャズ・ミュージシャンなので愛想がよくなく、達郎さんはライヴ・ハウスに土岐さんをよく見に行っていたそうだが、そこでも話らしい話をしたことがないとか。まりやさんは逆に愛想がいいイメージで、土岐英史さんというとスタイリッシュで、ツアーで選ぶ衣装に感心していたという。達郎さんによるとステージ衣装は土岐さんの奥さんが選んでいたそうだ。土岐さんは末っ子で甘えん坊。神戸生まれだけれど、若い頃から東京に出てライヴで全国を回っていたので、関西の人という感じがしなかった。関西弁で喋るところを見たこともなかったとか。
・駅(LIVE)
まりやさんからのリクエスト。思い出深い土岐さんのソロがフィーチャーされてる「駅」。2000年の武道館ライヴから。リクエストも届いてるそうだ。
・納涼夫婦放談パート2
来週の「納涼夫婦放談パート2」はスケジュールの都合で前倒しで収録するので、今からハガキ、メール、リクエストを送っても間に合わない。
・『ARTISAN』30th Anniversary Editionのアナログ盤
『ARTISAN』30th Anniversary Editionのアナログ・レコードはプレスの関係で限定生産になっている。購入予定の方はなるべく急いでとのこと。
・山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012
今年はツアーができないので、他に何かできることはないかといろいろ考えて、2012年に映画館で公開された「山下達郎シアター・ライヴ PERFORMANCE 1984-2012」の素材を使って、9月3日から配信ロードショーが決定した。映画館と同じ仕様にしたいので期間限定の配信。いつものように配信プラットホームはMUSIC/SLASH。チケット料金はシアター・ライヴの劇場料金と同じ2500円。9月3日から9月12日までの10日間。全16回の配信。詳しいスケジュールは山下達郎オフィシャルサイトにて。
https://www.tatsuro.co.jp
MUSIC/SLASHのスペシャル・サイト
https://special.musicslash.jp/tatsuro-theaterlive/
・プレゼント
番組1500回記念のオリジナル・レコード・バッジを150名にプレゼント。まりやさんからは今年の春に行われる予定だったsouvenir 2021のグッズのポーチを20名にプレゼント。
宛先は
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/
・プラスティック・ラブ
スマイル・カンパニー所属の若いシンガー・ソングライターのeillが「プラスティック・ラブ」をカヴァー。黒木華さんと柄本佑さん主演の映画『先生、私の隣に座っていただけませんか?』のエンディング・テーマ。9月8日に配信される。
曲をかけ終えて。
まりや「いい歌声だね」
達 郎「新世代ですね。もう孫ですかね。ええっ。んふふ」
まりや「えっ?(笑)。うふふ」
・先生、私の隣に座っていただけませんか?
9月10日ロードショー。まりやさんによると、漫画家夫婦の不倫の話なんだけれど、退屈させないで、最後までワーっと見せる感じだとか。
https://www.phantom-film.com/watatona/
大阪府池田市のリスナーから、ひとりでいるときにまりやさんの歌を歌うけれど「人生の扉」や「いのちの歌」は涙なしで最後まで歌うことができないから、カラオケは無理というお便り。「まりやさんはどうしたら涙なしで最後まで歌い切れるのでしょうか?」という質問。
ライヴのときはお客さんの顔が見えて、ちょっと心が揺れることもあるけれど、何度も歌って、それをクリアする。レコーディングのときも泣きそうになることがあるそうだ。できるだけ何度も歌って平気になっておくとのこと。以前、達郎さんが旅で披露宴に出席できないことがあり、まりやさんに達郎さんのスピーチを代読してもらった。達郎さん自身、自分でも名文だと思っていたが、まりやさんは練習のため家で読んでるときにボロ泣きしたので、50回くらい読んで泣かない準備をしてから臨み、なんとか本番は泣かずに代読したことがあったそうだ。
達郎さんによると、四人囃子がつボイノリオさんの「金太の大冒険」の演奏をしているのだけれど、レコーディングではワンコーラスで演奏できないくらい抱腹絶倒になり、一回最後まで歌ってもらって、地べたをのたうち回って、それでレコーディングを終えたという逸話が残っているとか。林家三平さんの後ろでアコーディオンを弾いてるあの有名な方は、三平さんのネタににこりともしない。ドリフの大爆笑もわざと笑わせるけれど、さんざんぱら笑ってから本番に臨んでいる。それが極意なんだそうだ。
・人生の扉
「人生の扉」にリクエストが来ている。センチメンタル・シティ・ロマンスがコーラスで参加している。
■リクエスト・お便りの宛て先:
ハガキ
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係
メール
https://www.tfm.co.jp/ssb/
2021年08月29日は、引き続き「納涼夫婦放談(ゲスト:竹内まりや)」
http://www.tatsuro.co.jp