中村雅俊マイホームページ

2007年07月17日 | 佐野元春 Radio Days

■ENEOS クルージングタイム「中村雅俊マイホームページ
2007年7月17日(火) TBSラジオ (ABC) 16:55-17:05
DJ:中村雅俊
GUEST:佐野元春
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■内容の一部を抜粋
・『コヨーテ、荒地を往く』
雅俊「実は来月、幻冬舎から『コヨーテ、荒地を往く』、この単行本なんですけれど、これは小説なんですか?」
元春「いや、これはね、ルポルタージュ、それからインタビューですね」
雅俊「インタビューって誰をインタビューしたんですか?」
元春「はい。僕は'90年代に雑誌を作っていたことがあるんですよ。その雑誌を通じて自分が影響を受けた主に英米の作家たちにインタビューをして、その記事を、その雑誌に掲載していたんですね。今回、その当時のテキストを全部まとめて、単行本として出そうということです」
雅俊「ということは『コヨーテ、荒地を往く』というタイトルを付けてますけど、実はコヨーテというのは佐野さん自身ですかね。そういう意味では(笑)」
元春「ははは。どうなんでしょうね(笑)」
雅俊「でも、これはまたおもしろいですね」
元春「おもしろいんです。やはり別の文化に生きている表現者たちというのはすごくおもしろいんですね。興味深い。ゲストでもインタビューして、いろいろと聞き出そうという感じですね」
雅俊「そういう意味ではいろいろな方々と出会えて...」
元春「そうですね。特に詩人アレン・ギンズバーグ氏とか、ゴレゴリー・コルソー氏とか、主に'50年代にビート文学なんてふうに、ジャーナリスト達は呼んでたんですけれどもね、そのジャンルにいる作家達へのインタビューも、残念ながら、その彼らも現在は亡くなってしまったんですけれども。その意味でも'90年代、自分が行った彼らへのインタビューというのは、資料として貴重かなと思います」
雅俊「若い頃に影響を受けたアーティスト達に接するということだけでも、インタビューであっても、自分の夢を一つ一つ消してゆくような、そういう出来事ですもんね。でも、それが一冊の本になるというのは、読者の人たちも喜ぶけれど、本人もかなり...」
元春「そうですね。ホント、うれしいですね。最初、自信なかったんですけれども、原稿まとめて、出版社の方が励ましてくれましたね。[これはひじょうに貴重で価値のあるテキストなので、是非、新しい世代の人たちにも読んでもらいましょう]っていうふうに言ってくれたんでね。すごくうれしかったです」
雅俊「これが来月発売ということになりますけど、是非、みなさんも。あの『COYOTE』というCDも出てますけれど」

・ポールorジョン
雅俊「あの、ぐっさんと一緒に深夜に(テレビで)いろいろとやってますけれど。ジョン・レノン型とポール・マッカートニー型。人の行動をそういうふうに分けてますね」
元春「そうなんです。テレビのとてもおもしろい企画でね。僕が考えたんじゃないですけれどね」
雅俊「あっ、そうですか?」
元春「TVプロデューサーが考えたんですけれども...」
雅俊「それ、あります? ジョン・レノン型とポール・マッカートニー型とどういうふうに分けてるんですか?」
元春「いや~、テレビの企画的には人の行動をジョンかポールか二つに分けてしまおうというね、多少無理のある企画なんですけれども...」
雅俊「あぁ、そうですか(笑)。俺なんかもビートルズ世代なんで、えっ、ジョン派かポール派かというと、どういう基準で分けてるんだろって。ちょっと、どうなんですか?」
元春「僕はね、すごくおもしろいと思うんですよ。僕なりのジョンの性格とポールの性格っていうのがあるのでね、それに強引に当てはめてやってるんですけれどもね」
雅俊「人の行動を見て、どうだとかなんとかっていう?」
元春「それはね、視聴者の方が投稿してくださるんです。例えば、干した布団をずっーと叩き続けるのはポールですか、ジョンですか?」
雅俊「ははは。はい。これは何ですか?(笑)」
元春「それはね、両方とも優秀なミュージシャンなので、布団を叩くというアクションはね、二人は好きだと思うんですけれども、ずっーと叩き続けて楽しく感じるのはジョンでしょうと」
雅俊「ああ、なるほど、なるほど。そうですか。フーン、じゃあ俺なんか分かります?」
元春「そうですね、中村さんは、そうですね、まぁ、そうですね...」
雅俊「なんかエピソード言わなきゃいけないんですか?」
元春「そうです。それをきっかけに僕が判断しなくちゃいけなんですね」
雅俊「俺はね、エピソード...急に出てきませんけど(苦笑)、工事現場をずっーと見てるのが好きなんですけどね」
元春「そうですか。ふん。あの、そうですね。工事現場に興味を示すのはジョンでしょうとかね。そんなふうに進んで...」
雅俊「ウーン...そうですね、若い時はポールのメロディーは好きだったんですけどねぇ。あの、どっちと言われると断言できないところありますけどねぇ」
元春「そうですね。二人共作してる部分もあったでしょうからね」
雅俊「ずいぶん影響受けましたよね。ジョンに会うとか、ポールに会うっていったら、夢のまた夢でしたね。そういう経験ないですか?」
元春「ポール・マッカートニーにも会いましたし、ジョン・レノンにも会いました」
雅俊「あら(笑)。そんな何気なく言わないで下さい。あっ、そうですか」
元春「それはロンドンに自分は長くレコーディングに行っていた、半年間ぐらい行ってた時なんですけれど。ちょうど自分が使っていたレコーディング・スタジオ、自分が一階でレコーディングしてたんですけれど、二階がポール・マッカートニー氏のレコーディングで、UKのレコーディング・スタジオだと、キッチンというかダイニングが一緒なんですよね。だからお昼とか夜とか、みんな一緒に食事したりとか、お話しました」
雅俊「あらららら。それはまた... またジョンとも?」
元春「それはニューヨークに住んでた頃ですね」
雅俊「ダコタハウスですか?」
元春「ダコタハウスにいらっしゃった頃ですね。あの、公園歩いていて」
雅俊「セントラルパーク?」
元春「そうです。その時お会いしました」
雅俊「そうですか。それはまたいいですね」
元春「うん。そう(笑)」

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