2016/07/27 OnAir - 「THIS! 2016」OTONANOスペシャル 第二回
1. SPF / GRAPEVINE
2. Big tree song / GRAPEVINE
3. 迷信 / GRAPEVINE
4. Down Town Boy(LIVE) / 佐野元春 and THE COYOTE GRAND ROCKESTRA
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■内容の一部を抜粋
佐野元春 : Motoharu Radio Show、「THIS! 2016」OTONANOスペシャルをお聴きのみなさん、こんにちは佐野元春です。この番組は東京乃木坂、ソニー・スタジオからお届けしています。OTONANOのネット・ラジオ。今回はこの夏に行われる音楽イベント「THIS! 2016」を記念して特別番組をお届けしています。Motoharu Radio Show、「THIS! 2016」OTONANOスペシャル。前回の中村一義くんに続いて今回はGRAPEVINEの特集です。これからの30分、リスナーのみなさんと楽しい時間を過ごしていきたいと思います。詳しいことはまた番組の中で。Motoharu Radio Show、DJ、佐野元春でお送りします。
http://www.110107.com/mob/pageShw.php?site=OTONANO&ima=4233&cd=motoharu_radio
佐野元春 : さて、2016年この夏、東京国際フォーラムでライヴ・イベント「THIS!」が開催されます。このイベントは僕、佐野元春がナビゲートするロックンロール・ショーケース。国内第一級のロック・クリエイターを紹介しています。今回このライヴ・イベント「THIS!」に出演してくれるのは中村一義、そしてGRAPEVINE。いずれも世代を超えて熱い支持を得ている二組です。この番組ではコンサートに先立って彼らの音楽の魅力に触れてみたいと思います。一曲目聴いてみたいのはGRAPEVINEのレコード、最新アルバム『BABEL,BABEL』から曲は「SPF」。
・SPF
佐野元春 : さて、今聴いていただいてるのはGRAPEVINE。最新アルバム『BABEL,BABEL』から曲は「SPF」ですね。1993年に大阪でバンドを結成して、これまで14枚のスタジオ・アルバムを出しています。ヴォーカル、ギター、田中和将、ギター、西川弘剛、そしてドラムス、亀井亨。GRAPEVINEの音楽はとても魅力的です。特に同じソングライターとして、バンドのフロント・マン、田中くんの書くリリックが興味深いです。言葉のリズムを捉えながら、同時にメッセージも込めているという、かなり高度なソングライティングを感じます。そして作曲を担当しているのがドラムスの亀井くん。素晴らしいメロディメイカーです。GRAPEVINEの音楽は主に田中くんと亀井くんという完璧なソングライティング・チームによってできてるわけです。
・Big tree song
佐野元春 : 今聴いていただいてる曲はGRAPEVINE、サウンドのデザインがとても美しいですよね。曲は「Big tree song」。GRAPEVINE、実は僕にとって近いところにいるバンドです。というのは一時期、ギタリストの長田進くんがGRAPEVINEのプロデュースを担当していました。長田進くんといえば'80年代、僕のバッキングを務めてくれたザ・ハートランドのオリジナル・メンバーです。ということもあってGRAPEVINEのことはよく長田くんから話を聞いていました。その長田進くんから番組リスナーのみなさんにコメントが届いています。プロデューサーの視点でGRAPVINEの魅力を語ってくれました。
長田進 : こんにちは長田です。GRAPVINEの魅力というのはですね、まず彼らの持ってるメロディに対するセンスというのですかね、それは洋楽邦楽問わずいろんな様々なジャンルからの引き出しを持っているということですよね。それを彼らなりに消化して表現できるということでしょうか。二つ目としては、田中くんの詩とか、バンドのアレンジの表現手段とか、物事をこう裏側からきちっと見れるというか、ありきたりの表現を一回排して、ちゃんと裏側から見て、そして表現できる、センスを持っているということでしょうかね。三つ目としてはあくなき音楽への好奇心を持続しているというか、そういうバンドであるということでしょうかね。四つ目としてはお酒を飲ますとそれぞれおもしろいということでしょうか。今回ライヴを一緒に参加するということで楽しんでください。僕も機会があったら、なんか聴けたらいいなと思ってます。それではバイバイ。
佐野元春 : 長田くん、どうもありがとう。なんかぶっきらぼうですけれどもGRAPEVINEへの愛情を感じるいいコメントでした。そうですね、GRAPEVINEがデビューした'90年代後半、他にもアナログフィッシュ、トライセラトップス、くるり、ピロウズ、そしてメロウヘッド、そうしたクリエイティヴでご機嫌なバンドたくさん活躍していました。もちろん彼らは現在でも質の高い音楽を作り続けています。機会があったら是非、彼らの音楽を楽しんでみてください。
佐野元春 : さて、8月10日水曜日、東京国際フォーラムで行われる「THIS! 2016」。出演は中村一義、GRAPEVINE、そして僕、佐野元春 and THE COYOTE BAND。もちろんお互いによく知っているんですけれども、同じステージに立つというのは今回が初めてとなります。どんなライヴになるのか今から楽しみです。番組リスナーのみなさんに、そのGRAPEVINE田中くんからコメントが届いているので聴いてみたいと思います。
田中和将 : Motoharu Radio Show、「THIS! 2016」OTONANOスペシャルをお聴きのみなさん、そして佐野さん、こんにちはGRAPEVINEです、ヴォーカルの田中です。今回このライヴ・イベント「THIS! 2016」、佐野さんからお声をいただきましてですね、出ることが決定しました。ひじょうに光栄に極みであります。佐野さんのことは僕も古くからのヘヴィ・リスナーのひとりなんですけれども、『No Damage』以前の佐野さんはもちろん、そしてそれ以降の佐野さんのほうが僕の心にグッときまして、それ以来ずっと聴き続けておるわけでございます。実を言うとハートランド時代のギタリスト長田進さんとも我々一緒にやってた時期もありまして、長田さんからも佐野さんの人となりや音楽のこといろいろと教わったこともありまして、個人的にはそんなに遠い存在だと感じておりません。ひじょうに身近な存在とおこがましいながら感じていただいてる次第でございます。なので今回の「THIS!」ひじょうに楽しみにしております。我々も気合入れていきたいと思いますが。何気に中村一義さんともですね、我々初めてでございまして、中村一義さんとはおそらくデビューした時期も近くてですね、同じ時期を過ごしてると思うんですが、これが不思議なことに全く会ったことがなくてですね、これまで一緒になったことほぼないので、そちらのほうも楽しみにしております。というわけで我々GRAPEVINEにとってはこの「THIS! 2016」ひじょうにこの夏の一大イベントなのでですね、ものすごく楽しみにしておりますので、観に来てくれるお客さんも是非、楽しみにしといてください。はい、というわけでGRAPEVINEでした。
佐野元春 : 田中くん、どうもありがとう。当日のライヴ楽しみにしています。ではここでGRAPEVINEのレコードで、曲は「迷信」。
・迷信
佐野元春 : さて、今聴いていただいてる曲はGRAPEVINE。これもサウンドのデザインがとても美しいですよね、僕は好きです。曲は「迷信」聴いています。8月10日水曜日、東京国際フォーラムで行われる「THIS! 2016」。出演は中村一義、GRAPEVINE、そして僕、佐野元春 and THE COYOTE BAND。そうですね、中村一義くん、GRAPEVINEの素晴らしいレコードを聴いてもらったので、ここで僕の曲も一曲聴いてください。先日、東京国際フォーラムで行った35周年記念ライヴからこの曲です。「Down Town Boy」。
・Down Town Boy(LIVE)
佐野元春 : Motoharu Radio Show、「THIS! 2016」OTONANOスペシャル。8月10日水曜日、東京国際フォーラムで行われる「THIS! 2016」。出演は中村一義、GRAPEVINE、そして僕、佐野元春 and THE COYOTE BAND。確か翌日は国民の祝日だったかと思います。ゆっくり楽しんでいただけるのではないかと思います。チケット発売中です。是非、夏のひととき僕らとご機嫌な時間を過ごしましょう。待ってます。専用のFacebookも用意してるので、チェックしてみてください。さて、18歳選挙権。今年の参院選から18歳19歳の十代も選挙に参加できるようになりました。これをお祝いして8月10日、東京国際フォーラムで行われる音楽イベント「THIS! 2016」では18歳19歳の学生・社会人のみなさんを無料で招待したいと思います。当日、年齢を証明するものを窓口で提示していただければ入場できます。8月10日水曜日、18歳19歳の学生・社会人のみなさんは是非、東京国際フォーラムで素晴らしいロックンロール体験をしてみてください。祝18歳選挙権無料招待のお知らせでした。番組を聴いてくれたみなさん、どうもありがとう。では東京国際フォーラムの会場でお会いしましょう。DJ、佐野元春でした。