「THIS! 2016」OTONANOスペシャル 第一回

2016年07月21日 | Motoharu Radio Show

2016/07/20 OnAir - 「THIS! 2016」OTONANOスペシャル 第一回
1. 犬と猫 / 中村一義
2. キャノンボール / 中村一義
3. 扉の向こうに / 100s
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■内容の一部を抜粋
佐野元春 : Motoharu Radio Show、「THIS! 2016」OTONANOスペシャルをお聴きのみなさん、こんにちは佐野元春です。この番組は東京乃木坂、ソニー・スタジオからお届けしています。OTONANOのネット・ラジオ。以前僕は伊藤銀次の番組「POP FILE RETURNS」にゲストで出たことがあります。今回はゲストではなく僕にDJをやらせていただけるということで、特別な番組を用意してきました。Motoharu Radio Show、「THIS! 2016」OTONANOスペシャル。番組は二回に分けてお届けします。今回はその第一回目。これからの30分、リスナーのみなさんと楽しい時間を過ごしていきたいと思います。詳しいことはまた番組の中で。Motoharu Radio Show、DJ、佐野元春でお送りします。
http://www.110107.com/mob/pageShw.php?site=OTONANO&ima=4233&cd=motoharu_radio

佐野元春 : さて、2016年この夏、東京国際フォーラムでライヴ・イベント「THIS!」が開催されます。このイベントは僕、佐野元春がナビゲートするロックンロール・ショーケース。国内第一級のロック・クリエイターを紹介していきます。今回このライヴ・イベント「THIS!」に出演してくれるのは中村一義、そしてGRAPEVINE。いずれも世代を超えて熱い支持を得ている二組です。この番組ではコンサートに先立って彼らの音楽の魅力に触れてみたいと思います。まずは一曲目聴いてみたいのは中村一義のレコード、彼のデビュー曲です。曲は「犬と猫」。

・犬と猫

佐野元春 : 中村一義、今聴いていただいてるのは1997年のレコード。デビュー曲ですね。曲は「犬と猫」。最初聴いたとき、衝撃を受けた人も多かったと思います。日本語がメロディとビートに楽しく転がっていて思わず微笑んでしまうという、とてもいい曲ですね。1997年、中村くんはこの曲で新しい時代のソングライターとして注目されました。

・キャノンボール

佐野元春 : 今聴いていただいてる曲は中村一義、曲は「キャノンボール」。この曲の演奏の中で言葉がドライブしていますよね。聴いていてごきげんな気持ちになります。よく歌の中の言葉の意味にこだわる人も多いです。でも言葉とビート、そしてメロディ、これが一つに重なったときに大きな力となる。中村くんはそのことをよくわかっているクリエイターだなぁと思います。これまでオリジナル・アルバムは6枚。そして彼の別ユニットで100s(ひゃくしき)ですね、こちらの名義では3枚のアルバムを出しています。また新作アルバムも出ていますね。タイトルは『海賊盤』。僕も聴かしてもらいました。とてもいいアルバムです。こちらも是非聴いてみてください。さてここで番組リスナーのみなさんに中村くんからコメントが届いています。紹介したいと思います。

中村一義 : Motoharu Radio Show、「THIS! 2016」OTONANOスペシャルをお聴きのみなさん、こんばんは中村一義でーす。そして佐野さん、この度は、「THIS! 2016」にお招きいただき誠にありがとうございます。というのもですね、僕がデビューしたのは97年だったんですが、一回その頃の「THIS!」にお招きいただいたんですが、実はそのときは僕は出演をご辞退してしまったんですよ。というのも僕デビュー当時はですね、多重録音といって、一人ですべての楽器をレコーディングしてリリースするという方法を取っていたので、バンドがいなかったということで、自分の音楽をステージ上再現するのが不可能だったということで、本当に僕は小さい頃から佐野さんの音楽の影響を受けていたので、もう本当に心から出演さしていただきたかったんですけれど、泣く泣く辞退するしかなかったという過去があるので、今回の「THIS! 2016」にお招きいただいたことは本当に感無量でございます。本当に僕の曲でも「希望」という曲が「約束の橋」のオマージュになっていたりとか、「キャノンボール」が大部分が「アンジェリーナ」のオマージュだったりとか、という本当に僕もときどきで佐野さんの曲へのリスペクトを発信していたという感じなんですが。その佐野大師匠とステージに立てるというのは本当に光栄でございます。あと同じ出演者のですね、メジャー・デビューでいえばほぼ同期だと思うんですけれど、未だちゃんとお会いできていないGRAPEVINEとも同じステージに立てるということで。GRAPEVINEというのはキーボードでサポートしている高野勲さんがですね、なんと今、ウチのバンド(大)海賊のメンバーでもあるので(笑)、メンバーが被ってるというところでも、まだちゃんと正式にご挨拶してないので、それができるというのもひじょうに楽しみにしております。というわけで「THIS! 2016」、ほぼね、佐野さんを支えて続けてきているファンの方が多いと思うんですが、佐野大師匠の音楽からですね、生まれた子どもがこんな音楽だぞというのを知っていただければ、それだけでうれしい限りでございます。というわけで、みなさん「THIS! 2016」へ、足を運んでいただければと思います。というわけで中村一義でした!

佐野元春 : どうもありがとう。中村くん、うれしいコメントですね。そういえば僕がNHKでやっていた「ソングライターズ」という番組があるんですけれども、そのときに中村くんがゲストで来てくれました。同じソングライターとして彼の書く詩にとても興味があったので、いろいろと尋ねてみたんですけれども、なかなか興味深い話を聞かせてくれました。特に詩の世界観は彼のおじいさんからの影響が強いということでした。多感な頃、おじいさんと一緒に暮らしていて、よく哲学や思想について語ってくれたそうです。

佐野元春 : さて、8月10日水曜日、東京国際フォーラムで行われる「THIS! 2016」。出演は中村一義、GRAPEVINE、そして僕、佐野元春 and THE COYOTE BAND。もちろんお互いによく知っているんですけれども、同じステージに立つというのは今回が初めてとなります。どんなライヴになるのか今から楽しみです。ここで中村一義くん別ユニットですね、100s、このグループも素敵です。100sのレコードを聴いてみます。「扉の向こうに」。

・扉の向こうに

佐野元春 : さて、聴いてもらっるのは中村一義100sですね、曲は「扉の向こうに」聴いてもらいました。Motoharu Radio Show、楽しんでいただけましたか。「THIS! 2016」OTONANOスペシャルですね。8月10日水曜日、東京国際フォーラムで行われる「THIS! 2016」。出演は中村一義、GRAPEVINE、そして僕、佐野元春 and THE COYOTE BAND。専用のFacebookも用意してるので、是非、チェックしてみてください。さて、18歳選挙権。今年の参院選から18歳19歳の十代も選挙に参加できるようになりました。これをお祝いして8月10日、東京国際フォーラムで行われる音楽イベント「THIS! 2016」では18歳19歳の学生・社会人のみなさんを無料で招待したいと思います。当日、年齢を証明するものを窓口で提示していただければ入場できます。8月10日水曜日、18歳19歳の学生・社会人のみなさんは是非、東京国際フォーラムで素晴らしいロックンロール体験をしてみてください。祝18歳選挙権無料招待のお知らせでした。中村一義くんに続いて次回はGRAPEVINEの特集です。お楽しみに。DJ、佐野元春でした。
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