Motoharu Radio Show #114

2012年05月18日 | Motoharu Radio Show

2012/05/15 OnAir - 3rd. Week - 天体の不思議を胸に描いて
01.Jack White:I'm Shakin'
02.The Beach Boys:That's Why God Made the Radio
03.Regina Spektor:Don't Leave Me (Ne me quitte pas)
04.Rufus Wainwright:Out of the Game
05.The The:Slow Emotion Replay
06.Steely Dan:Bad Sneakers
07.The Beatles:Across the Universe
08.Fleet Foxes:Sun It Rises
09.佐野元春 & ボニーピンク:石と卵
10.Prefab Sprout:Andromeda Heights
11.Brian Wilson & Van Dyke Parks:Palm Tree and Moon
12.佐野元春:夏草の誘い
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■内容の一部を抜粋
・I'm Shakin'
リスナーからのリクエストでジャック・ホワイトの「I'm Shakin'」。
ホワイト・ストライプスを解散した後に出したソロ・アルバムから。

・That's Why God Made the Radio
'60年代からの伝説的なバンドのひとつビーチ・ボーイズ。デビュー50周年を記念してメンバーが集まった。
「それにしてもビーチボーイズの音楽が持ってる独特の幸せな感じというのは本当にマジックとしか言いようがありませんね。この新曲では音楽を支援してる世界中のラジオ局を称えています」と元春。

・Don't Leave Me (Ne me quitte pas)
リスナーからのリクエストでレジーナ・スペクターの「Don't Leave Me (Ne me quitte pas)」。

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月5月の「3PICKS!」はジェイソン・ムラーズ『Love Is A Four Letter Word』、カウンティング・クロウズ『Underwater Sunshine(Or What We Did On Our Summer Vacation)』、そしてルーファス・ウェインライト『Out of the Game』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はルーファス・ウェインライト『Out of the Game』。

・ルーファス・ウェインライト
アメリカ、ニューヨーク州出身のシンガー・ソングライター。現在38歳。これまで6枚のスタジオ盤を出している。もともとルーファス・ウェインライトの家族は言ってみれば音楽家族。お父さん、お母さんがミュージシャン。妹さん、親戚のおばさんもシンガーという家系。子どもの頃から一家でグループを組んでコンサート・ツアーを行なっていた。ルーファス・ウェインライトの音楽、幸運なことにデビュー・アルバムから高い評価を受けた。米国のローリングストーン誌でその年のベスト・アーティストに選ばれている。その音楽性はオペラとかミュージカル、特にクラシック音楽の影響が感じられる。一般的にソングライターと呼ばれる人たちは言ってみれば自分の人生を切り売りしているところがある。個性的な人生を歩んでるソングライターの歌ということであれば、ちょっと聴いてみようかなということになる。ルーファス・ウェインライトもその点では個性的であるといえる。彼は十代の頃に自分がゲイだということをカミングアウトしている。私生活でもつい最近、パートナーとのあいだにベイビーを授かったということ。ただそれが代理母を通じてのベイビーだということで話題になった。世の中の愛のかたちはそれぞれだといえる。ゲイ、レズビアン、ストレート、どんな関係であれポップ・ソングの中で語られる愛という普遍性、多分そこに大きな違いはないんじゃないか。そのことを含めてルーファス・ウェインライトの魅力的な音楽を新しいアルバム『Out of the Game』から聴く。「Out of the Game」。

・金環日食
リスナーから「5月21日は金環日食ですね。6月6日には金星が太陽の前を横切る金星日面通過という大イベントがあり、次回地球上のどこかで見られるのは2117年。なんか書いててうれしくなります。そこで月や太陽にまつわる選曲なんてどうですか」というコメント。
東京で金環日食が見られるのは江戸時代以来なんと173年ぶり。今回は日本全国で金環日食、部分日食が見られるというので楽しみにしたいと元春。

・Slow Emotion Replay
「曲のはじまりのブルース・ハープ、ジョニー・マーのギターが最高の一曲」というリスナーからのリクエストでThe Theの「Slow Emotion Replay」。

・Bad Sneakers
「ソウル・ミュージックを基調にいろんな音楽のエッセンスがクレオールしていてとても魅力。今の季節に聴きたいスティーリー・ダンの曲をリクエストします」というリスナーからのコメント。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週は「大地を守る会」。市場では流通しにくい無農薬野菜をより多くの人たちに消費してもらうための流通システムを提案している。

・天体の不思議を胸に描いて
番組後半は特集「天体の不思議を胸に描いて」。5月21日の日食にちなんで月や太陽にまつわる曲を集める。

・Across the Universe

5月21日は日食ということで東京では江戸時代以来実に173年ぶり。京都では282年ぶり。特に金環日食ということになると日本の多くの人たちにとってはじめて遭遇する天文現象。九州南部、四国の大部分、紀伊半島から本州の関東付近にかけて、この地域は中心食帯と呼ばれてて、この地域で金環日食を見ることができる。またそれ以外の地域では日本全国で部分日食を見ることができる。今回を逃すとまたずっと先のことになってしまうそうだ。

・Sun It Rises
・石と卵

日食というと古代の人たちは不吉なことが起こるんじゃないかと心配になった。普段明るく照らしてる太陽。それが急に姿を隠したらびっくりする。何か不吉なことが起こる前兆だと不安になるのも無理はない。ちなみにこの日食という現象を不思議なことではなく、ひとつの天文の現象として捉えていた古代人がいた。古代マヤ文明、そして古代中国。太陽と月の正確な運行を記録して日食や月食をかなりの精度で予測していたと言われている。今回5月21日、日本でも観測できる日食は時間帯でいうと朝6時頃から9時頃にかけて。ちょうど通勤、通学の時間帯。朝、空を見上げて日食を観測しようという方も多いだろう。気をつけたいのは直接太陽を見ると危険だということ。一番いいのは日食を観測する専用のサングラスをして目を守るのがいいと言われている。また太陽にカメラを向けるような撮影も目をやられるのでやめたほうがいい。特に望遠鏡や双眼鏡で見てはいけない。太陽の光はとても強いので日食を見るときには目を守りたい。

・Andromeda Heights
・Palm Tree and Moon

・フィードバック
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・トーキョー・シックのモノラル・ミックス
「'80年代前半ぐらいまではステレオ・ミックスとは別にAM放送用にモノラルのミックスも作ってました。モノラルだとヴォーカルがグッと前に出てくるので、よりリスナーの耳を捉えるということですよね。今回は曲がこうしたジャズのサウンドなので'50年代にあったようなモノラルのミックスを再現してみました。気に入っていただければうれしいです。もちろんいいプレーヤーを持ってる方はステレオのサウンドのほうも楽しんでください」と元春。

・夏草の誘い
特集「天体の不思議を胸に描いて」。最後の曲はセルフ・カヴァー・アルバム『月と専制君主』から「夏草の誘い」。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
コメント (2)
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