Motoharu Radio Show #112

2012年05月02日 | Motoharu Radio Show

2012/05/01 OnAir - 1st. Week
ティーヴ釜萢:トーキョー・ラグ
M. Ward:Primitive Girl
Ray LaMontagne:Forever My Friend
Jason Mraz:The Freedom Song
Jason Mraz:Be Honest (feat. Inara George)
Fleetwood Mac:My Heart Beats Like a Hammer (Take 2, Master Version)
The Band:Don't Do It
The Band:Forbidden Fruit
The Band:The Night They Drove Old Dixie Down
Levon Helm and the RCO All Stars:Milk Cow Boogie
佐野元春 & 雪村いづみ:トーキョー・シック
Levon Helm:Ophelia
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■内容の一部を抜粋
・トーキョー・ラグ
3月に特集した「昭和初期のジャパニーズ・ポップス」の中でリスナーから人気があったティーヴ釜萢の「トーキョー・ラグ」。

・Primitive Girl
・Forever My Friend

・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月5月の「3PICKS!」はジェイソン・ムラーズ『Love Is A Four Letter Word』、カウンティング・クロウズ『Underwater Sunshine(Or What We Did On Our Summer Vacation)』、そしてルーファス・ウェインライト『Out of the Game』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はジェイソン・ムラーズ『Love Is A Four Letter Word』。

・ジェイソン・ムラーズ
米国ヴァージニア州出身のソングライター。現在34歳。コーヒーショップで行ったライヴをCDにして販売したのがはじまり。その後2008年に出したアルバムが大ヒット。このアルバムからシングル・カットされた「I'm Yours」という曲が世界各国でNO.1になった。そのジェイソン・ムラーズの新しいレコードが出た。4年ぶりの新作でタイトルは『Love Is A Four Letter Word』。すでにシングルが世界的にヒットしている。ジェイソン・ムラーズがブレイクするきっかけとなった「I'm Yours」のヒットによって自分のソングライティングの方向性が定まった。あるインタビューでジェイソン・ムラーズはこんなことを言ってる。「I'm Yoursがヒットしてソングライティングの力がいかに多くの人たちの人生に影響を与えてるかわかった。歌の中の言葉というのは本当に一人の人間を力づけることができると思う」。
魅力的なソングライター、ジェンソン・ムラーズ。新しいアルバム『Love Is A Four Letter Word』から「Freedom Song」と、女性アーティスト、イナラ・ジョージとのデュエットで「Be Honest」。

・My Heart Beats Like a Hammer
ごきげんなブルース・ロック。ピーター・グリーンとジェレミー・スペンサーという二人のギタリストによるバンド、フリートウッド・マックの'60年代のレコード。

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/

今週はNPO法人「地球映像ネットワーク」。世界中の美しい自然や野生動物の映像を上映して多くの人たちに環境保護の意識を高めてもらうため1992年から活動している。

・特集「追悼レヴォン・ヘルム」
先月、ザ・バンドのドラマー、レヴォン・ヘルムが亡くなった。彼が残した素晴らしいレコードを特集する。

・Don't Do It
ザ・バンドの「Don't Do It」。レヴォン・ヘルムのヴォーカルとドラムス。

先月、ザ・バンドのドラマー、レヴォン・ヘルムが亡くなったという残念なニュースがあった。享年71歳。長い間患わっていたガンが原因だったとのこと。世界中の多くのロック・ファンがレヴォン・ヘルムの死を悲しんでいる。レヴォン・ヘルムはザ・バンドのドラマーでありシンガー。そしてリーダーとしてバンドをまとめていた。独特の跳ねるようなドラミング。とても個性的なドラマー。レヴォン・ヘルムは出身がアメリカの南部ということもあって、ブルース、ジャズ、カントリー、フォーク、そうしたアメリカのルーツ音楽に通じていた。ザ・バンドが持ってる独特の泥臭い感覚は多分このレヴォン・ヘルムから来ているものと思われる。

佐野元春 : 僕も'70年代、ザ・バンドのレコードをよく聴きました。一時期、ボブ・ディランのバッキングをしていたこともあって、ディランとザ・バンドの演奏というのはとても印象に残ってます。

リスナーから の「アルバム『THE BARN』のレコーディングでウッドストックでレヴォン・ヘルムに会ったんでしょうか?」という質問を読んで。

佐野元春 : そうですね。あれは1997年。僕はバンドを連れて米国ウッドストックに行きました。プロデューサーはジョン・サイモン。ジョン・サイモンが初期のザ・バンドのレコードをプロデュースしていたこともあって、ザ・バンドのメンバーを紹介してくれました。そこで僕たちが会ったのはリック・ダンコ、そしてレヴォン・ヘルムでした。今ではとてもよい思い出です。レヴォン・ヘルムが亡くなったということで、このとき一緒にウッドストックに行ったホーボーキングバンドのメンバーにメールをしたところ、みんな追悼の言葉を書いてきたので、みなさんにも紹介しますね。
佐橋佳幸「只今北海道・東北ツアー中。帯広の楽屋にて知りました。残念です」
井上富雄「BARNのスタジオで"My Pleasure"と笑顔で言っていたのを思い出しました。残念です」
小田原豊「ひじょうに残念です。ウッドストックで会ったとき、彼はスターのオーラを放っていたのに、大変驚きました。スタジオの外、二人でタバコをふかしながら話ししてみると、一人のドラマー、そして一人のアメリカ人の男の顔になってましたね。彼との出会いはまるで映画のワンシーンのように今でも僕の心の中で光り輝いています。ご冥福をお祈り致します」
西本明「ニュースを聞いてからずっとウッドストックでのこと、いろいろと思い出していました。思えば得難い体験をいっぱいしました。レヴォン・ヘルム氏の冥福を祈ります」
Dr.kyOn「最後の作品たちはホンマに素晴らしかった。全うしたと思う。メキシコ湾の石油掘削現場で人足労働を経験したドラマーはそうはおらへん。感謝」
ホーボーキングバンドのみんなどうもありがとう。僕からもレヴォン・ヘルム氏のご冥福をお祈りします。

・Forbidden Fruit
・The Night They Drove Old Dixie Down

・Milk Cow Boogie
ピアノにDr.John、ベース、ギターにドナルド・ダック・ダン、スティーヴ・クロッパーと総勢11名のバンド、レヴォン・ヘルム & RCOオールスターズの演奏。

・トーキョー・シック
メディアでは初公開となる元春の新しいレコード。元春と雪村いづみさんのデュエット。編曲は前田憲男さんに依頼。日本のビックバンド界で素晴らしい仕事をなさってきた人。ミュージシャンもこれまで日本のジャズ界を支えてきた名プレーヤーが集まった。ほとんど元春より年上というこれまで経験したことのないレコーディングだったそうだ。
「何よりも今回雪村いづみさんと音楽でご一緒できたということ。これが僕にとってほんとうにうれしいことでした。しかしレコーディングはほんとうに楽しかったですね。今では珍しくなったといわれるビッグバンド形式のレコーディング。僕の両親が若かった頃、そして雪村いづみさんが登場した時代ですね、'50年代中盤。まだ日本が戦後のどさくさから力強く立ち上がろうとしていた時代。街にはきっとこんな音楽がながれてたんじゃないかな? そんなことを思いながら書いた曲です」と元春。

・Ophelia
ザ・レヴォン・ヘルム・バンドのライヴ・レコードから。

・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
コメント
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