Sunday Song Book #1022

2012年05月13日 | Sunday Song Book

2012年05月13日プレイリスト
「リクエスト特集」
1. ひととき / 山下達郎 "メロディーズ" '83
2. I LIKE DREAMIN' / KENNY NOLAN '76
3. LET ME BRING YOU UP / RON DANTE "BRINGS YOU UP" '69
4. JUNGLE WALK / THE RASCALS "THE ISLAND OF REAL" '72
5. I LOVE YOU MORE THAN YOU'LL EVER KNOW / BLOOD, SWEAT & TEARS "CHILD IS FATHER TO THE MAN" '68
6. CHEATERS NEVER WIN / TONY BORDERS '68
7. ずっと一緒さ / 山下達郎 '08
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■内容の一部を抜粋
・近況
「私、昨年の11月から、リハーサル期間含めますと7ヶ月に及びます、全国38ヶ所64本のツアー、無事に昨日終了しているはずでございます。昨日、一昨日、沖縄で最終公演でございました。本日は東京に戻り日ですが。なので今日も前倒しでございます。今日までが前倒しでございます。来週からは直近で録れることになります。ようやく64本終わりましてですね。終わりますとなんかあっという間という感じですが。まっ、終わってるはずでございます。まだ録ってるときは終わってませんので。無事に終わってることを祈りつつ。全国のみなさん、ライヴにお出でくださいましたみなさん、ありがとうございます。もう6ヶ月前にご覧になった方はもうはるか昔のことだとは思いますが。しょうがない、6ヶ月もかかりますと(笑)。今回本当に久しぶりにですね、約30年ぶりに津々浦々まわることができました。これでもまだ伺ってないところがありますがですね。日本は狭いようで広いものでございます。あと私、いわゆるホール・ツアーしかやらない人間なので(笑) 、アリーナ(笑) 、あの、でっかいところでやりませんですので、ちまちまこうやってまわるしかありませんが。それでも、なかなか、こうやって細かく行きましても、まだまだ訪れられない場所がたくさんございます。まっ、それは次回、次々回ということでお楽しみに。次は来年2013年にツアーをやりますので、それまで一段落でござます。これで私、ツアー終わりましたのでですね、ゆっくりしようと思いきや、仕事が(笑) 、入ってきたんですね、これがまた(笑) 。なんか仕事が、しかもずいぶん入ってきたんですね(笑)。なので休みができません。その前のツアーから一年半くらい仕事場が全く整理できておりません。特に最近はだんだん怠惰になって来まして、番組で使ったCD、アナログ盤が仮置き場に、山になっております。それをこれから一週間ぐらいかけて元の場所に戻しつつ、片付けしつつですね、本、ビデオ、DVD、そういうものをですね、考えるだに恐ろしくなってしまう。今日一日はゆっくりしてることと思いますが 」と達郎さん。

・リクエスト特集
サンデー・ソングブックに寄せられたリクエス・カードを3月まで遡って今週、来週はリクエスト特集。

・ひととき
リスナーからのリクエスト。5月なので5月らしい曲をと達郎さん。
1983年のアルバム『MELODIES』から。

・I LIKE DREAMIN'
ケニー・ノーランはアメリカでは作曲家として有名。ソロで発表した「I LIKE DREAMIN'」は1976年の全米3位、ミリオンセラー。

・磐城
全国ツアーを行う中で東北ツアー、特に磐城が印象に残ってるとか。いつも郡山で公演を行ってるが、スケジュールを組む段階ではまだ復旧の目処が経っておらず、磐城で行うことになった。小ぶりなホールだったがたくさんのお客さんに来てもらい印象に残るライヴになったそうだ。もう一ヶ所福島公演をと考えたけれど、プランの段階で使えそうなホールがなかったのだとか。

・LET ME BRING YOU UP
ロン・ダンテの1969年の「LET ME BRING YOU UP」、邦題は「青空に抱き上げよう」。ジェフ・バリーとアンディ・キムの共作。プロデュースド・バイ・ジェフ・バリー。アーチーズのプロジェクト。ロン・ダンテはニューヨーク出身の作曲家、シンガー。セッション・プレーヤーとしてもよく知られている。
リクエストしたリスナーから「達郎さんは曲の間奏やエンディングにギターのソロじゃなくて管楽器のソロを使うのはR&Bの影響ですか?」という質問。
ジャズの影響だとか。トロンボーンの向井滋春さんは同じ事務所だったのでそういう関係もあり、若い頃はよくジャズの生演奏を聴いたのでその影響もあるそうだ。

・JUNGLE WALK
バジー・フィートンのギターが入ってる曲で達郎さんのオススメの曲をというリクエスト。
ラスカルズの1972年のアルバム『THE ISLAND OF REAL』から「JUNGLE WALK」。作詞作曲、ギターのソロもバジー・フィートン。弾きすぎないところがかっこいいと達郎さん。

・管楽器
「様々な楽器を演奏される達郎さんですが管楽器の演奏もこなされるのですか?」というバジー・フィートンのリクエストをしたリスナーのひとりからの質問。
ブラバンのときにチューバをやらされたことがあるので少し心得があるとか。バルブ・トロンボーンが家にあるので練習したこともあるけれど、管楽器は年を取るとダメなんだとか。木管は全然吹けないそうだ。クラリネットやフルート、サックスなどのリードのある楽器はマウスピースが難しいのでできないという。

・I LOVE YOU MORE THAN YOU'LL EVER KNOW
ブラッド、スエット & ティアーズのブラス・ロックにリクエスト。
「I LOVE YOU MORE THAN YOU'LL EVER KNOW」はアル・クーパーの名曲。のちにダニー・ハザウェイの名カヴァーが生まれた。
達郎さんは久しぶりに1968年のアルバム『CHILD IS FATHER TO THE MAN』(邦題は「子供は人類の父である」)を聴いて、てっきりアル・クーパーのプロデュースだとばかり思っていたので、ジョン・サイモンがプロデュースしていたことに驚いたとか。ザ・バンドといいジョン・サイモンは才能があるんですねぇと達郎さん。

・CHEATERS NEVER WIN
サザン・ソウルにリクエスト。トニー・ボーダーズは1959年くらいから作品を発表していて、特にマッスルショールズでレコーディングした作品に評価が高い。1968年の「CHEATERS NEVER WIN」はダン・ペンとスプーナー・オールダムの名作。

・ゴジラ
茅ヶ崎市の超常連のリスナーから「いつもステージに置いてあるゴジラは東京マルイのですよね。シングス・シュガーベイブで見て真似して買いましたが火は噴かないですよね。達郎さんのは特別仕様なんでしょうか?」というお便り。
ゴジラは幾つも持ってるので混同しているそうだ。どこかの会場で火を噴くと発言したかもしれないが、確かにあのモデルは火を噴かないとか。

・埼玉県の超常連イシワタリヒロオさんの13歳の息子さんキョウタくんからライヴに関する質問。
「1曲1曲がなんで長いんですか?」
「そんなこと言われたって(笑)。13歳じゃ長いだろうな」と達郎さん。

「はじめてクラッカーを鳴らした方に会ったことはありますか? 」
会ったことはないとか。1981年か82年の六本木ピットインでのライヴでクラッカーを鳴らしたのが最初だそうだ。

「ライヴに休憩時間は作らないのですか?」
集中力が削がれるのが嫌なので作らないとか。一生作らないし、休憩作るくらいならそこで止めるそうだ。

・音のいいホール
リスナーから「今まで日本全国でライヴをやっていちばん音のいいホールはどこでしたか?」という質問。
「日本で一番音のよいホールは大阪のフェスティバルホールでしたが、取り壊して、来年再オープンしたときのアレが楽しみですが、ただ音のいいホールは日本全国たくさんあります。1000とか800とか、音のいいホールがありますが、僕は2000前後の多目的ホールを使うので、北から北海道の厚生年金、今のニトリです。それから青森市文化会館、神奈川県民もいいですし、福山のホールもなかなかいいです。新潟県民会館、古いけど音はちゃんとしてますし、鹿児島の文化、そうやって挙げていくとたくさんありますですね。新しいところでもびわ湖なんていい音がします。今はPAが発達してきてるのでですね、意外とホールの格差が昔ほどそんなにないという。グランキューブなんて、昔は本当にPA泣かせの小屋だったんですが、今はフライングで、上から吊ることによってかなり音が改善されました。武道館なんかも私たちが昔レッド・ツェッペリンとかを観に行った頃、音じゃなかったですけれど、今は全部フライングで宙吊りしてありますので。昔はPAが重くて宙吊りにできなかったんです。今はフライングというものが、PAが軽くなりましたので、スピーカーが。そういうことをすることによって共振が抑えられますので、かなりのところでもいい音が出るようになってます。じゃないとドームとかそういうところ辛いですから。そういう意味ではPAはもうそういう要求に応えて、そうした企業努力が続いております。そんなところでよろしいでしょうか」と達郎さん。

・ずっと一緒さ
50歳の女性からのリクエスト。離婚して十年。今、大恋愛中で交際二年というお便りとリクエスト。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM
「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
05月20日は、引き続き「リクエスト特集」
http://www.tatsuro.co.jp
コメント
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