2011/08/02 OnAir - 1st. Week
David Bowie:Let's Dance
Madonna:Holiday
Daryl Hall & John Oates:I Can't Go for That (No Can Do)
k.d. lang and the Siss Boom Bang:The Water's Edge
Prince & The Revolution:Take Me With U
Aztec Camera:All I Need Is Everything
Haircut 100:Love Plus One
Culture Club:Miss Me Blind
Duran Duran:Save a Prayer
The Smiths:Heaven Knows I'm Miserable Now
Tears for Fears:Advice for the Young at Heart
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■内容の一部を抜粋
・思いっきり 80'S
今週は'80年代のポップ・ロック・ヒッツを集めた特集。
・Let's Dance
元春のレコード棚から'80年代のポップ・ロック・ヒッツを集めた「思いっきり80'S」。
「'80年代前半、音楽界のメイン・ストリームは正にダンスの時代でした」と元春。
・Holiday
'80年代を代表するディーバ、マドンナの'80年代のレコードから。
・I Can't Go for That (No Can Do)
'80年代を代表するデュオ・グループ、ホール&オーツの「I Can't Go for That (No Can Do)」。
・ツイッター
「さて、Motoharu Radio Showでは今番組を聴いてくれている全国リスナーのみなさんがインターネット上で楽しくコミュニケーションできるツイッターという仕組みを採用しています。ここに参加したいという方は今からURLをお知らせするので是非書き取ってください。番組からツイッターのお知らせでした」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・3PICKS!
「Motoharu Radio Show」では毎月番組推薦盤3枚のCDをピックアップしている。今月8月の「3PICKS!」はk.d.ラング『Sing It Loud』、マイ・モーニング・ジャケット『Circutail』、そしてゴメス『Whatevers on Your Mind』。どのレコードも心に響くよいソングライティングと素晴らしいサウンドがあると元春。この中から今週はk.d.ラング『Sing It Loud』。
・k.d.ラング
カナダ出身のシンガー・ソングライター。現在50歳。音楽のジャンルはカントリー音楽ということになってるが、グラミー賞の最優秀女性カントリー・ヴォーカルを受賞したことがある。しかし実際はそういったジャンルにしばられることなく、素晴らしい女性ヴォーカリストとして多くのファンがいる。新しいスタジオ盤『Sing It Loud』は米国ナッシュビルでのレコーディング。いつもはソロのところ今回はバンドと組んでレコーディングしている。バンドのメンバーと一緒になって曲を作りレコーディングしたとのこと。そのせいかk.d.ラングのソロというより、ごきげんなバンドのサウンドになっていて、そこが素晴らしい。同じカナダ出身のミュージシャンというとニール・ヤング、レナード・コーエン、そしてジョニ・ミッチェルという人たちがいる。k.d.ラングもまたそうしたカナダの偉大なソングライターたちと並んで高い評価を得ている。またk.d.ラングは自ら同性愛者であることをカミングアウトしている。カミングアウトすることで保守的なカントリー・ミュージック界から追放されるのではないかという不安を持っていたそうだ。ところが逆にカミングアウトしたことで解放された気分になったということ。これまでにもゲイの問題、エイズの問題に関わって社会的な活動を続けている。新しいアルバム『Sing It Loud』から「The Water's Edge」。
・Take Me With U
'80年代といえばプリンスの登場はとてもインパクトがあったと元春。
・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「エコチャンネル」。
http://www.nhk.or.jp/eco-channel/
今週は「東京油田2017」。東京で排出される使用済み天ぷら油の100%完全リサイクルの実現を目指して活動を行っている。
・All I Need Is Everything
「ソングライター、ロディ・フレイムが素晴らしいアズテック・キャメラ」と元春。
元春 : 僕は個人的に'80年代というと米国の音楽よりもUKのポップ・ロックのほうが印象に残ってます。特に'80年代前半のUKのポップ・ロックはとてもアイディアにあふれていて、それまでになかった新しいテイストのポップ音楽が生まれました。その理由はいろいろ考えられますが、ひとつはレコーディング技術が革新したということにあると思います。デジタル技術を使ったダビング、そしてシンセサイザー。どちらもアナログの時代にはなかったインスピレーションをミュージシャンたちに与えました。そんな中いち早く新しいサウンドに取り組んだのはUKのアーティストたちでした。ブルース、ファンク、ロック、モータウンからフォーク・ソングまで。そうした音楽的な要素を一度バラバラにしてデジタルを使って組み直したような新しいテイストの音楽を作りました。そうした音楽的なアプローチはやがてメイン・ストリームになり、アメリカや日本の音楽界にも渡ります。
・Love Plus One
ヘアカット100の「Love Plus One」。
・Miss Me Blind
カルチャー・クラブの「Miss Me Blind」。
・Save a Prayer
デュラン・デュランの「Save a Prayer」。
・フィードバック
「Motoharu Radio Show。番組ではみなさんからの楽しいフィードバックを待ってます。番組専用のウェブサイトを用意しているので、是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのコメントを送ってください。みなさんからの楽しいフィードバックを待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・Heaven Knows I'm Miserable Now
スミスの「Heaven Knows I'm Miserable Now」。
元春 : この'80年代の音楽にノスタルジーを感じるのはどの世代かというと、リスナーのみなさんでいうと'60年代後半から'70年代前半生まれの方ではないかと思います。年齢でいうと三十代後半、四十代の方ということになりますよね。今、人生の営みで一番大変な時期を過ごされてる世代だと思います。この世代は振り返ってみると'80年代によくラジオを聴いていた世代ではないかと思います。音楽についてはラジオがいちばんの情報源でした。僕思うんですけれども、やはり音楽が人に与える影響というのは大きいですね。十代や二十代、ヤンガー・ジェネレーションも音楽は必要だと思いますが、むしろ今頑張ってる三十代、四十代の方、大変な現実を生き抜いてる彼らの喜びや悲しみをそっと支える音楽ですね。彼らにこそそうしたよい音楽が必要なんじゃないかなと思います。
・Advice for the Young at Heart
「この時代を過ごした世代の人たちにはよいノスタルジーを。またこの時代を知らないリスナーの人たちにとっても、こうした音楽が新鮮に響いてくれたらいいなと思います」と元春。
特集最後の曲はティアーズ・フォー・フィアーズ。
・番組ウェブサイト
「番組ではウェブサイトを用意しています。是非ご覧になって曲のリクエスト、番組へのメッセージを送ってください。待ってます」と元春。
http://www.moto.co.jp/MRS/
・次回放送
8月23日。