オーロラの向かう所

2009年11月17日 | アート

11月15日(日) 晴れのち曇り。

中之島の国立国際美術館で開催されている「長澤英俊展 オーロラの向かう所」を見に行きました。
http://www.nmao.go.jp/japanese/home.html
http://www.nmao.go.jp/japanese/b3_exhi_beginning_nagasawa.html

14,15日は「関西文化の日」ということでコレクション展が無料。
その煽りを受けたのか「長澤英俊展 オーロラの向かう所」はがらがらでした。

全長18メートルにおよぶ近年の大作「オーロラの向かう所-柱の森」は真っ暗闇の部屋に展示されていました。
部屋の一部が縦に切り取られていて光が差し込むようになっていました。
その僅かな灯りの中で大理石の柱でできた作品を見るのです。

僕は全くひとりで部屋に入りました。
目が闇に慣れるまでしばらくじっとした後、大胆にも大理石の柱の森の中に入って行きました。
村上春樹の小説の中の主人公のように。
長澤英俊展は作品数が19点と少なめだったのでじっくりと見ることができました。

続いて地下二階へと移動しコレクション展へ。

美術館からの紹介文
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国立国際美術館が所蔵するコレクションの中から、ピカソ、カンディンスキー、藤田嗣治をはじめリヒター、デュマス、ティルマンスにいたる作品群により、ヨーロッパを中心とした20世紀の美術の流れを、近年の新所蔵作品を含めて概観します。
また「反芸術」世代の一人として、パリを拠点に国際的に活躍した工藤哲巳(1935-1990)の、異色の作品の数々を特集展示します。
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ロレッタ・ラックスの「ドロテア」(2006年)がコレクション展のポスターに使われてますが、
これが新所蔵作品なのでしょうか。初めて観ました。
この作品は「現代写真 ベッヒャー以降」に展示されていました。
カンディーダ・ヘーヒャーの作品群、トーマス・シュトゥルートの「渋谷交差点、東京」も好きな所蔵品です。
特集展示「工藤哲巳」はインパクトがあったけれど、ちょっと気持ち悪いものが多かったですね。

さて、帰りはダイビルを見ました。



入口は封鎖されています。



今月末から解体工事がはじまるようです。
http://www.daibiru.co.jp/

新しく「中之島ダイビル・ウエスト(仮称)」として高層ビルになります。
今年3月に竣工した中之島ダイビルと並んでツイン・タワーに。
計画案では低層部にダイビルの外観を復元する予定とのこと。
煉瓦や装飾部の石材を保存するらしいです。

・煉瓦



・装飾





内部のエントランスホールもデザインを取り込むそうです。

・エントランスホール(2007年8月撮影)







フェスティバルホールの解体現場も見てきました。





渡辺橋の向こう側から見ると...



ここもツインタワーにするとか。
コメント
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