Sunday Song Book #887

2009年10月04日 | Sunday Song Book

<10月04日プレイリスト>
[ホワイト・ロックン・ロール、ロカビリーで棚からひとつかみ]
ENDLESS GAME/山下達郎 '90
SUMMERTIME BLUES(LIVE)/EDDIE COCHRAN "BOY MEETS GIRLS TV SHOW" '60
MILKCOW BLUES BOOGIE/ELVIS PRESLEY '55
OOBY DOOBY/ROY ORBISON '56
LET'S DANCE/OLA & THE JANGLERS '69
I'M DOWN/THE BEATLES '65
THE SEVENTH SON/MOSE ALLISON '59
TOBACCO ROAD/JONH D. LOUDERMILK '60
CADDILAC(LIVE)/山下達郎 "2001/11/21 難波弘之25TH LIVE"
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■内容の一部を抜粋
・近況
新曲ができた。まだずっーと先の話なので今は何も話せないのだそうだ。今週は一休みして、来週から次の仕事が入ってるのでまた曲書きに入るのだという。「今回はまたバラードでしたけれど、次はまたアップテンポの所望でございますので、久しぶりにちょっとファンキーなやつをやってみようかなと思っております」とタツローさん。

・18年目
「山下達郎サンデー・ソングブック」は1992年の10月からスタートして今回で18年目に突入。さらに来週10月11日で888回を迎える。

・ホワイト・ロックン・ロール、ロカビリーで棚からひとつかみ
ここ1、2年の番組のプレイリストを見てもう少しいろんなジャンルをやりたいと欲が出てきたそうだ。あんまり教条的な番組にしたくないので、いつもと違った「棚つか」にしたという。「ホワイト・ロックン・ロール、ロカビリー」だから50年代のレパートリーが中心になる。

・ENDLESS GAME
「10月に入りましたので、私のこんな曲はどうかなと思いました。1990年の私のシングル。久しぶりに番組でかけます」とタツローさん。

・SUMMERTIME BLUES(LIVE)
ロックンロールでいちばんかっこいい人は誰かというとタツローさんはエディ・コクランなのだそうだ。1958年の彼の代表作「SUMMERTIME BLUES」。1960年にイギリスのテレビ・ショーに出演した音源がCD化されている。

・MILKCOW BLUES BOOGIE
エルヴィス・プレスリーのサン・レーベル時代のレコーディング。先にかけたエディ・コクランの「SUMMERTIME BLUES」の次の曲が「MILKCOW BLUES BOOGIE」(アルバム『BOY MEETS GIRLS TV SHOW』)でトークの合間にずっとながれていたから、エルヴィスのヴァージョンをオンエア。

・OOBY DOOBY
タツローさんにとってロカビリーのアイドルはなんといってもロイ・オービソン。「OOBY DOOBY」は彼の出世作で1956年のサン・レーベルからのシングル。後にクリアデンス・クリアウォーター・リヴィバル、ジョン・フォガティのカヴァ・ヴァージョンでも有名になった。

・天地人の田んぼアート
山形県の超常連の方がいわゆる田んぼアートを写真撮影して送ってきた。「番組のホームページに上げておく」とタツローさん。
http://www.smile-co.co.jp/tats/

・LET'S DANCE
スウェーデンのロックンロール・グループ、オラ&ジャングラーズの1969年のヒット。クリス・モンテスの1961年のヒット・ソングのカヴァー。

・I'M DOWN
タツローさんはビートルズのロッケンロールものの中ですごく好きなのが「I'M DOWN」なのだそうだ。1965年のシングル「HELP!」のカップリング。最新リマスター盤『PAST MASTERS』からステレオ・ヴァージョン。ジョン派のタツローさんだが、歌の上手さにかけてはジョン、ポールどちらとも甲乙付けがたいのだそうだ。資料によるとポールの名唱でも知られるリトル・リチャードの「LONG TALL SALLY」のような曲をライヴでやりたいというところからこの曲が作られたのだとか。「マッカートニーのシャウトの真骨頂でありますね。なんたって、いわゆる音楽用語で恐縮ですが、9thではじまるっていうですね、ひじょうに変わった出だしの曲でございます。これがもう度肝を抜くという名演でございます」とタツローさん。
ちなみに1966年の来日公演のいちばんラストに演奏されたのがこの曲だった。当時、半端なジャズ系の評論家が「ビートルズは演奏が下手だ。騒々しくて聴いてられない」というコメントばかりだったのだとか。「まるで嘘のような歴史は変わるという感じがします」とタツローさん。

・サイン
リスナーからの質問で「タツローさんのサインは自分で考えたのですか?」。
芸能界の大きな事務所になるとサイン屋さんというのがいてサインを決めてくれるそうだが、タツローさんはインディだったのでそういうことがなかったのだという。はじめは英語で考えたそうだが、どうもしっくりとこない、たまたま同じ事務所だった山下洋輔さんが漢字のサインを書いてたので、名字が同じなので山下さんのサインを真似して自分のサインを考えたそうだ。

・ズボンのサイズ
リスナーからの質問で「ズボンのサイズは?」。
センチではわからないが29インチなのだそうだ。入らなくなったらダイエットするという。

・THE SEVENTH SON
モズ・アリソンはミシシッピー出身。ジャズ・ピアニストでヴォーカリストで作曲家という不思議なスタンスの人。ジャズ界からはあまり評価されてないが、イギリスのロックンロール界ではヴァン・モリソンをはじめとして絶大な支持を集めている。「THE SEVENTH SON」はシカゴ・ブルースのウィリー・ディクソンの曲。モズ・アリソンの代表的な演奏。

・TOBACCO ROAD
ジョン・D・ラウダーミルクはカントリー系のシンガー、作曲家として有名。ひじょうに変わった作風の人。「TOBACCO ROAD」は自作自演の曲。

・CADDILAC(LIVE)
最後はタツローさんのロッケンロール・ヴァージョン。レコーディングではロッケンロールを全くやってないのでライヴ・ヴァージョンから。「CADDILAC」はヨーロッパのレネゲイズが最初にレコーディングした曲。日本ではシャムロックスとかヘプスターズとか、そうしたユーロ・ロックンロール・グループで有名な曲。難波弘之さんのミュージシャン生活25周年記念のライヴから。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
10月11日は、888回記念「888で棚からひとつかみ(予定)」
http://www.smile-co.co.jp/tats/
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