Motoharu Radio Show #001

2009年04月01日 | Motoharu Radio Show

2009/03/31 OnAir - 僕のレコードラックから
Jackie DeShanno:What A World Needs Now Is Love
Joss Stone:Don't Cha Wanna Ride
Randall Bramblett:Blue Road
Joni Mitchell:How Do You Stop
Ingrid Michaelson:Be OK
Jason Mraz:Lucky (feat. Colbie Caillat)
David Byrne and Brian Eno:Strange Overtones
The Subdudes:One Word (Peace)
Dr. John:Keep On Goin'
Boz Scaggs:I'll Remember April
Prefab Sprout:When Love Breaks Down
Landon Pigg:Falling In Love At A Coffee Shop
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■内容の一部を抜粋
・オープニング
オープニング・テーマ「ラジオ・デイズ」のインストゥルメンタル・ヴァージョンにのって...
「火曜の夜11時、こんばんは佐野元春です。みなさんくつろいでますか? 元春レイディオショー、この番組は東京渋谷NHKのスタジオから届けています。さて今夜から始まったこの番組。僕もこの日を楽しみにして待ってました。今夜はリスナーのみなさんにご挨拶ということで僕のレコード・ラックから最近気に入ってる曲を集めてきました。DJ、佐野元春。これからの1時間、みなさんと一緒に楽しんでいきたいと思います」

・What A World Needs Now Is Love
'60年代のヒット曲でこれまで数々の名曲を残しているソングライター・チーム、バート・バカラック/ハル・デヴィッドの作品。ジャッキー・デシャノンの「世界は愛を求めている」(「What A World Needs Now Is Love」)。

・元春レイディオショー
1981年から6年間、佐野元春がレギュラーを務めたラジオ番組。当時は「サウンドストリート」という月-金の帯番組だった。佐野元春、坂本龍一、甲斐よしひろ、山下達郎といったミュージシャンたちが選曲、構成する番組だった。当時はこうした番組は珍しかった。音楽の専門家たちによる音楽が大好きな人たちのための音楽番組。佐野元春は月曜日のレギュラーDJだった。途中1983年から1年間、佐野元春が渡米したこともあったが、それでも休まずニューヨークから放送を届けていた。
「'80年代オリジナルのサウンドストリート『元春レイディオショー』からなんと20年以上の時を経て、僕は今同じこのNHKのスタジオからみなさんに話しかけています。なにかとても不思議な気がしています。ただこれはノスタルジーではないですね。伝説のとか、思い出のとか、そんな形容詞はいりません。今夜から始まったこの新装開店の『元春レイディオショー』。この先、みなさんと一緒にどんな素敵な景色が見ていけるのか、僕もとても楽しみにしています。当時番組を聴いてくれていたリスナーのみなさんだけではなく、もちろん世代を問わずいい音楽に出合いたいと思っているミュージック・ラバー、そうした人たちのためのごきげんな音楽番組になったらいいな、そんなふうに思っています」と佐野元春。

・メディアは「愛」であるということ
ラジオ番組をやるときに佐野元春はいつもあるエビソードを思い出すという。佐野元春がまだレコーディング・アーティストになる前、まだ二十歳ぐらいのときにあるラジオ番組の制作会社で働いていたそうだ。そのときに出張で米国の西海岸に行ってロサンゼルス、サンフランシスコのFM局を取材したとか。あるR&Bの専門局で会ったDJに「ラジオ・メディア、あなたにとってラジオというものはどんなものなんですか?」と質問したそうだ。すると彼はしばらく考えて一言「LOVE」と答えたのだという。その答えに佐野元春はなにか感じるものがあり「あぁ、そのとおりかもしれないな」と思ったそうだ。
「メディアは『愛』であるということ。こうして番組をやっていて、ただ情報を発信するだけではなく、番組を聴いてくれているみなさんとなにか思いを共にするということ、そんなことができたらいいなと思います。メディアは「愛」であるということ。これは僕自身も大事にしていきたいフィロソフィーです」と佐野元春。

・Be OK
「話は変わってめがねをかけている女の子はどうですか? 僕はけっこう好きですね」と佐野元春。「思いつくところでいうとアンジェラ・アキさん、つじあやのさん、海外ではリサ・ローブですね。そしてここにまたひとり、めがねっ子のニュースターといってもいいシンガーが登場しました。みなさん是非、インターネットなどで彼女の姿を見てください。とてもキュートです。ニューヨーク出身のシンガーソングライター、Ingrid Michaelson(イングリッド・マイケルソン)。今夜紹介したいのはこの曲『Be OK』」
http://www.ingridmichaelson.com/news/

・GreenPeople
環境問題に取り組むユースたちを紹介するレポート「GreenPeople」。毎週このコーナーでは環境を巡る社会活動を通じて様々なアクションを起こしている人たちを紹介。
今週はエコ・サーファー。神奈川県湘南の辻堂海岸でサーフィンをしていた若者たちが中心となり2001年に発足。辻堂の海を守りたいと海岸の清掃活動や地元の学校に出向いて子供たちに環境についての授業を行っている。またビーチに捨てられた空き瓶の破片を地域通貨ビーチマネーとして湘南の84店舗で使えるよう運営している。辻堂の地域活性化のためできることから少しずつをモットーに二十代から三十代の若者30人のメンバーで活動している。
このコーナーの協力はNHKの環境特集番組「SAVE THE FUTURE」。番組で紹介した団体はNHKまもりびとネットで4月下旬に情報公開するとのこと。
http://www.nhk.or.jp/savethefuture/mamoribito/index.html

・Strange Overtones
ブライアン・イーノがデザインした音楽に元トーキング・ヘッズのデヴィッド・バーンがリリックを書いたコラボレーション。

・One Word (Peace)
ザ・サブデュースはニューオリンズ出身のバンド。この曲だけ聴くとコンテンポラリーなR&Bに聞こえるが、アルバムを聴くとブルース、ジャズ、ゴスペルなどルーツ音楽を感じるジャム・バンド的なグループだとか。

・Keep On Goin'
ニューオリンズといえばDr. ジョン。「Keep On Goin' 」は昨年リリースしたアルバム『City That Care Forgot』に収録されている。ニューオリンズは2005年にハリケーン・カトリーナで大変な被害に遭った。街の8割が水に浸かって復旧がままならないまま街を去った人も多いという。Dr. ジョンもチャリティー・ライヴなどを行って復旧に貢献した。アルバム・タイトルの"City That Care Forgot"は「手当が忘れられている街」と解釈できるが、このあたりにDr. ジョンの苦い胸の内が聞こえてきそうです、と佐野元春。

・I'll Remember April
ボズ・スキャッグスの新しいアルバム『Speak Low』から。

・When Love Breaks Down
佐野元春の記憶に残っているブリティッシュ・バンド、プリファブ・スプラウトの最大のヒット曲。

・番組ウェブサイト
「音楽番組というとその番組でどんな曲をかけるのかいちばん気になるところですよね。この番組では僕もそうなんですけれど、音楽という楽しみになにかこう知的な興味を求めてしまう、そんなリスナーの方も少なくないと思うんですよね。この番組ではそうしたリスナーの人たちに気に入ってもらえればいいなと思っています。是非、楽しくお付き合いください。よろしくお願いします。」と佐野元春。
番組ではリスナーからのコメントを待ってるそうだ。インターネットを活用してウェブと放送が互いに助け合って楽しくなるようなそんな構成を考えているという。
http://www.moto.co.jp/MRS/

・エンディング・テーマ
Booker T. & The MG'sの「Time Is Tight」
コメント
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