■サウンドストリート・アーカイブス
2009年3月7日(土) NHK-FM AM0:00 - AM1:00
ナビゲーター: 萩原健太
元春レイディオ・ショー 再放送
「最終回ボーイズ特集」
DJ: 佐野元春
Playlist
[1987年3月16日(月)]
夜のスウィンガー / 佐野元春
スターダストキッズ / 佐野元春
ダウンタウンボーイ / 佐野元春
99 Blues / 佐野元春
New Age / 佐野元春
Individualists / 佐野元春
Rock & Roll Night / 佐野元春
As Time Goes By / Dooley Wilson
ラジオ・デイズ / 佐野元春
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■内容の一部を抜粋
・サウンドストリート・アーカイブス
NHK-FM40年記念特別番組。1978年から9年に渡り放送された「サウンドストリート」から厳選して4週に渡って放送される全20回シリーズ。
http://www.nhk.or.jp/fm/40th/index2.html
・元春レイディオ・ショー再放送
3月3日(火)から3月7日(土)の1週目は5夜連続で佐野元春がDJを担当した月曜日を再放送。
第五回目は1987年3月16日(月)「最終回ボーイズ特集」。
・最終回
「ボーイズからの電話メッセージ + 佐野元春レア・ライヴ特集」。2週に渡る最終回スペシャルの後半。前週は「ガールズからの電話メッセージ」だった。
・夜のスウィンガー
1987年2月に宮城県民会館行われた「Cafe Bohemia Meeting」からのライヴ・ヴァージョン。
・スターダストキッズ
アルバム『No Damage』に収録されたアディショナル・レコーディング・ヴァージョン。
・革ジャンとタンクトップ
電話メッセージ3人目の横浜のヒロセくんから「いつまでも革ジャンを着ていてほしい。いつまでもタンクトップを着ていてほしい。そしていつまでも笑っていてほしい」というメッセージ。佐野元春は「いつもそうしてるよ。そうさ。最近は『Cafe Bohemia』っていうテーマに合わせて、ちょっとジャケットなんか着てカッコつけてるけれども。ウチにいるときは革ジャンとかタンクトップとか着てるから(笑)。全然変わってないです」とうれしそうに答える。
・ダウンタウンボーイ
電話メッセージ4人目の広島県のカジヤマくんは「ダウンタウンボーイ」を聴いて救われたのだと話す。
佐野元春は「ダウンタウンボーイ」のライヴ・ヴァージョンをかけた。おそらく「Cafe Bohemia Meeting」からだと思われる。
・Be-Bop-A-Lula
電話メッセージ6人目のナガサカタロウくんは、2年ほど前に「元春レイディオ・ショー」が終わるという噂がながれたとき、佐野元春がジーン・ビンセントの「Be-Bop-A-Lula」を歌いながら番組で曲をかけて「そんな噂はありません」と噂を軽く吹き飛ばしたエピソードを持ち出して、「イェーイ、MOTO。今度はジーン・ビンセントのBe-Bop-A-Lulaは歌ってくれないのかい?」と佐野元春に訊いた。佐野元春は「残念ながら今回は僕はBe-Bop-A-Lulaは歌いませんけれど、君のほうから何かメッセージがあったら一言ほしいんだけれども」と話した。「生活の一部になっていたのでとっても寂しいんだけれど、Be PositiveでMOTOもがんばってやってほしいと思います」とナガサカタロウくん。
・99 Blues
東京マンスリーで佐野元春がギター1本で歌った「99 Blues」が聴きたいというリスナーからのリクエスト。この音源は佐野元春の手元にはなく、大阪のリスナーが会場から録音したテープを提供した。1986年8月に日本青年館で行われた東京マンスリーからのライヴ・ヴァージョン。
・New Age
電話メッセージ8人目の世田谷のタムラくんは子どもが生まれたら「エイジ」という名前にしようと思うと話す。彼のリクエストで「New Age」。1987年2月に宮城県民会館行われた「Cafe Bohemia Meeting」からのライヴ・ヴァージョン。
・Individualists
アルバム『Cafe Bohemia』から。「元気な人もそうじゃない人もこの曲を聴いてBeat Goes On! この曲でダンス・アウトしてください」と佐野元春。
・Rock & Roll Night
1987年3月2日に福岡で行われた「Cafe Bohemia Meeting」からのライヴ・ヴァージョン。ピアノ西本明、ブラス・セクションの東京ビーバップをバックにした珍しいアコースティック・セッション。
・ラスト・メッセージ
「いつだったかあるリスナーの方からラジオ番組というのはもしかしたらは夢のようなものなのかもしれない。そんなメッセージを受け取ったんですけれども。僕もあぁそうなのかもしれないなぁというふうに感じたのを覚えています。でも、できるんだったらば夢を夢のまま終わらせてしまうのは何か残念のような気がします。どうか今までこの番組を受け取ってきてくれたリスナーのみなさんもその夢の実現に向けてもう一歩足を踏み出してくれると僕もうれしいです」と佐野元春。
・As Time Goes By
「キスはキス、ため息はため息。愛や栄光のために戦うというのは古めかしいストーリーかもしれない。 でも時は流れても永遠のものは変わらない。『As Time Goes By』ドゥーリー・ウィルソン。今夜はこの曲を聴きながらお別れです。 また、いつかどこかで会えるのを楽しみにしています。佐野元春でした。さよなら」
・解説
萩原健太による番組解説。佐野元春にインタビューすると独特の口調に巻き込まれてしまうのだそうだ。そこに気をつけないと電話メッセージの男の子たちのように引きずり込まれてみんな佐野元春口調になってしまうのだとか。それだけ佐野元春の語り口は魅力があるので、佐野元春のラジオだけは曲をカットして佐野元春のDJだけを残してエアチェックしていたと萩原健太。あるとき、別の番組だったかもしれないが、電器屋さんでアルバイトしているリスナーから「いつも放送のときはラジカセ売り場の掃除をしているフリをして聴いてます」というメッセージが届いたことがあったという。それを読んだ佐野元春は「そうですか。今日もラジカセ売り場の辺りをうろうろしていますか?」と言ったという(笑)。また、日常生活で嫌なことがあって気分転換のため海を見に行ったのだという女の子のハガキには、「嫌なことがあって海に行く。それはいいですけれども日焼けには十分気をつけて下さい」と佐野元春は言ったのだとか(笑)。おもしろいというんじゃなくて、味わい深くて、繰り返しリスニングに耐えるDJで大好きだったと萩原健太。
・新番組
3月31日(火)から毎週午後11時から佐野元春の「元春レイディオ・ショー」が23年ぶりに復活する。
・ラジオ・デイズ
2007年に発表された最新アルバム『COYOTE』に収録された曲。曲の中で「いつだって君の味方だった思い出のレディオ・ショー」と佐野元春は歌っている。
・NHK青春ラジカセ
サウンドストリートは昨年放送開始30年を迎えた。「NHK青春ラジカセ」というウェブサイトで番組録音テープの一部を公開している。3月6日(金)から復刻第六弾の1983年12月12日放送「NYより、クリスマスソング特集」がストリーミング配信されている。
http://www.nhk.or.jp/my-fm-days/
・サウンドストリート21
最終日曜日をのぞく毎週日曜日午後11時からはミュージシャンが月代わりでパーソナリティを務める「サウンドストリート21」も放送している。
http://www.nhk.or.jp/ss21/