新番組スペシャル・トーク 佐野元春×大貫妙子

2009年03月03日 | 佐野元春 Radio Days

■新番組スペシャル・トーク 佐野元春×大貫妙子
2009年3月1日 NHK-FM PM6:00 - PM6:50(生放送)
DJ: 佐野元春、大貫妙子
http://www.nhk.or.jp/fm-blog/200/16406.html

Playlist
What The World Needs Now Is Love / Jackie De Shnnon
Ruby Tuesday / The Rolling Stones
懐かしい未来~longing future~ / 大貫妙子
Both Sides, Now / Joni Mitchell
帰って来たヨッパライ / フォーク・クルセダーズ
君が気高い孤独なら / 佐野元春
Voyage / 大貫妙子
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■内容の一部を抜粋
・新番組
佐野元春は3月31日(火)から毎週午後11時から放送する「元春レイディオ・ショー」を23年ぶりに担当する。
大貫妙子は4月28日(火)から毎月最終火曜午後11時から「大貫妙子 懐かしい未来」を担当する。

・生放送
佐野元春はこれまでほとんど生放送に出演してないので緊張しているとのこと。大貫妙子は何度か生放送をしていたことがあるとか。「佐野さんが目の前にいてくれるのでちょっと安心」と大貫妙子。二人は佐野元春がアルバム『COYOTE』を発表したとき、別の放送局の大貫妙子のレギュラー番組にゲストで出演したのが初対面だったとか。「すごく楽しかったです」と佐野元春。大貫妙子は佐野元春の噂をいろいろと聞いていたらしい。「いろいろ話に尾ひれ背びれがついてるんですよね」と佐野元春。「会ってみたらすごいナイスガイなんですよね(笑)」と大貫妙子。

・NHK-FM
大貫妙子はテレビでNHKが開局した年に生まれたそうだ。でも情報を得るのはテレビよりもラジオだったとか。「僕たちミュージシャンにとってFMというのは重要なメディアだった。テレビは家族で見るものだがラジオは1対1のコミュニケーションなので温かみがあっていいなと思う」と佐野元春。

・What The World Needs Now Is Love
ハル・デイヴィッド/バート・バカラック作品。昨年、バート・バカラックの日本公演があり、大貫妙子は聴きに行って楽屋でサインをもらったそうだ。佐野元春はライヴ・ツアー中だったので行けなかったとか。
「What The World Needs Now Is Love」は佐野元春の選曲。実はジャッキー・デシャノンのヴァージョンではなくてエイミー・マンのヴァージョンをかけたかったそうだが音源が見つからなかったという。

・サウンドストリート
1978年から8年5ヶ月に渡ってNHK-FM夜10時から放送していた番組。当初のDJは松任谷正隆、甲斐よしひろ、渋谷陽一といったトップ・アーティスト。佐野元春は1981年から1987年までサウンドストリート月曜日のDJだった。'80年代は火曜日のDJが坂本龍一、木曜日が山下達郎というレギュラー陣。お互いの曜日にゲスト出演したことはあったものの、実際横の繋がりはなくて、ほとんど会うこともなかったという。大貫妙子はアルバムのプロデューサーが坂本龍一だったため、ニュー・アルバムが出る度にゲストとして呼んでもらったという。山下達郎の日にゲストとして行った記憶はないようだ。
佐野元春のサウンドストリートの思い出は1年間ニューヨークから番組を届けていたことだという。当時マンハッタンのダウンタウンの入口、20丁目とレキシントンのあたりに住んでいたそうだ。すぐ近くにアーヴィン・プラザというライヴ・ハウスがあって、ローカル・バンドの演奏を録音して、翌週に番組でかけてもらうということをしていたという。それがいちばん楽しかったそうだ。
そのサウンドストリート「元春レイディオ・ショー」が新しくはじまる。当時聴いてくれていたリスナーにももちろん聴いてほしいが、また新しい意識を持った音楽リスナーにも聴いてもらえたらいいなとそんなふうに思っているそうだ。

・懐かしい未来
大貫妙子はこれまでいろいろな放送局でレギュラー番組を持っていたが、音楽をカテゴリーで分けるのが好きではないので、ノンジャンルで音楽をかけていたそうだ。番組でかける曲は時間をかけて全部自分で選曲するとか。
「懐かしい未来」は昨年8月23日に特集番組として生放送された。
http://blog.goo.ne.jp/sitedoi/e/6a6b76aae627c60421d8fb0e8bfff4e9

環境問題やエコについて取り上げる番組だったが、そうした話題よりもゲストの坂本龍一 , 高城剛(今話題の人)がどんなライフ・スタイルを送っているのかを訊いたところ、番組への反響が大きくてNHKから賞をもらったそうだ。好評だったおかげで新番組の依頼があったとか。新番組では大貫妙子が注目しているアーティストや、環境や日本のために活動している学者や専門家に出演してもらい、これからのライフ・スタイルについてゆっくりと語り合う番組にしたいそうだ。

・Ruby Tuesday
二人の番組が火曜日に放送されるので火曜日にちなんだ曲を佐野元春が選曲。

・懐かしい未来~longing future~
新番組「大貫妙子 懐かしい未来」のテーマ・ソング。
昨年6月にNHKテレビで「SAVE THE FUTURE」という番組を三日間に渡り放送した。そのイメージ・ソングで「SAVE THE FUTURE」ではチベット民族の中国人alanが歌った。
「懐かしい未来」というのは過去へのノスタルジーではなく、「未来に懐かしい」という精神的なもので、未来に取り戻したいものがあるということだそうだ。坂本龍一が曲を書いてプロデュースし、大貫妙子が作詞した。なんと二日で歌詞を書いたという。

・山下達郎
新番組「大貫妙子 懐かしい未来」の第一回(4月28日)ゲスト。大貫妙子は前日の2月28日にNHKホールで行われた山下達郎のコンサートを聴きに行ったそうだ。「長いって有名なんだけれど3時間全然長くなかったです。喋りがちょっとお説教臭かった(笑)。ふふふ。でもステージでも喋りきれないことがあると思うので、存分に喋っていただこうと思ってます」と大貫妙子。

・Both Sides, Now
2000年のオーケストラ・ヴァージョン。大貫妙子の選曲。「物事を表側から見たり反対側から見たり。でも人生って私にはまだわからないわ」という内容だとか。

・帰って来たヨッパライ
元フォーク・クルセダーズの北山修がこの春から毎週月曜日夜11時から「北山修のレクチャー&ミュージック」という新番組をはじめる。その番宣をかねたメッセージが届けられた。臨床心理学、精神分析学、セックス、笑い、別れなどをテーマにしてゲストとともに語り合う番組だとか。第一回(3月31日)はクィーンの音楽を取り上げているという。「帰って来たヨッパライ」はフォーク・クルセダーズの代表曲。

・君が気高い孤独なら
2007年に発表された佐野元春の最新アルバム『COYOTE』から配信限定シングル。
佐野元春のファンというと30代、40代が中心。若い頃はラジオと親しんでいた世代だが、今は聴きたいラジオ番組がないと言うのだそうだ。また、彼らは仕事や子育てに忙しくて何を聴いていいのかわからないと思ってるそうだ。新番組としてはじまる「元春レイディオ・ショー」ではそんな彼らに何かプレゼントする感じで音楽を選んでみたいと佐野元春は思ってるという。そして新しい試みとしてロックンロール音楽と環境を同じ階段の上にのせて何か語れないかと思ってるそうだ。環境について活動しているNPOをサポートするようなコーナーを予定しているそうだ。

・Voyage
大貫妙子が2007年に発表したアルバム『Boucles d'oreilles(ブックル・ドレイユ)』から。

・サウンドストリート・アーカイブス
NHK-FM40周年の記念番組として「サウンドストリート・アーカイブス」が1ヶ月間オンエアされます。
http://www.nhk.or.jp/my-fm-days/

「NHK青春ラジカセ」に寄せられたテープの中から選りすぐり全20回。ナビゲーターは萩原健太さん。

■サウンドストリート・アーカイブス
3月3日(火) - 3月28日(土) 20回シリーズ NHK-FM

佐野元春の「元春レイディオ・ショー」は5夜連続放送でオンエア。
6年間の放送の中から以下のプログラムが再放送となります。

・元春レイディオ・ショー再放送
 3月3日(火) - 3月7日(土)
 AM0:00 - AM1:00

3月3日(火)前0:00~1:00(月曜深夜) 
「ニューヨークから 独立記念日リポート」 1983年7月18日(月)放送分

3月4日(水)前0:00~1:00(火曜深夜)
「ビルボードHOT100特集」 1985年8月5日(月)放送分

3月5日(木)前0:00~1:00(水曜深夜) 
「特集ヒストリー・オブ・ロックンロール」 1987年2月9日(月)放送分 

3月6日(金)前0:00~1:00(木曜深夜) 
「リスナーが選ぶ1985年マイ・ベスト・レコード特集」 1986年1月27日(月)放送分

3月7日(土)前0:00~1:00(金曜深夜)
「最終回 ボーイズ特集」 1987年3月16日(月)放送分
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