<04月08日プレイリスト>
[「棚からひとつかみ」]
明日の私/竹内まりや "インプレッションズ" '94
TURN AROUND, LOOK AT ME/THE VOGUES '68
NO MATTER WHAT/BADFINGE "NO DICE" '70
AT TIME LIKE THIS/THE ORIGINALS '61
SPRING IS HERE/THE FOUR FRESHMEN "LOVE LOST" '59
LOVE SONGS ARE BACK AGAIN/BAND OF GOLD '84
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■内容の一部を抜粋
・銀婚式
4月6日で結婚25周年の銀婚式を迎えた山下達郎と竹内まりや。ビジネス・パートナーで仲人の夫妻と4人で食事をしたそうだ。
・明日の私
この季節に毎年かけている竹内まりや1994年のシングル。
・TURN AROUND, LOOK AT ME
ザ・ボーグスは東海岸で結成された4人組のヴォーカル・グループ。1960年代の中期からウエスト・コーストのワーナー・リプリーズで名手リック・グラッサのプロデュースでたくさんヒット曲を出した。
「TURN AROUND, LOOK AT ME」は1961年にグレン・キャンベルの初ヒット曲として有名だが、1968年にボーグスがカヴァーして全米7位のヒットとなった。先週かけたハプニングス同様、昔のヒット曲を焼き直してたくさんヒット曲を出した。リック・グラッサはヴェンチャーズのプロデューサーとして有名。「十番街の殺人」もリック・グラッサ。ボーグスは1940年代のフォアラーズというヴォーカル・グループの作品をアルバムで取り上げていて、アルバムも高い売り上げを示した。
・NO MATTER WHAT
1970年のバッド・フィンガーの代表曲。全米8位、全英5位。邦題は「嵐の恋」。
・AT TIME LIKE THIS
オリジナルズはたぶんイースト・コーストのヴォーカル・グループ。ダイアモンド・レーベルというマイナー・レーベルで数枚のシングルしか残してない謎のグループ。「AT TIME LIKE THIS」を書いたのはドリー・アンバートン。テレサ・ブリューアとラブ & ベイカー、レイ・チャールズ、いろいろな人に曲を書いているプロの作曲家。
・SPRING IS HERE
フォー・フレッシュメンの春らしい1曲。レコーディングは一発録音だそうだ。
「素晴らしいヴォイシング」とタツローさん。
・竹内まりやのニュー・アルバム『Denim』
ニュー・アルバム『Denim』(デニム)は5月23日発売。初回特典はボーナス・レア・トラックスCD「Vintage Denim」(今まで発売したシングルでアルバム化されてないカップリングの曲を全6曲収録)付き。全32ページの豪華ブックレットでお値段据え置き。
発売日直前になったら竹内まりや本人をゲストに曲紹介をするが、来週4月15日から、まだフルでかけてない新曲を順次紹介する予定。
・ソングライター特集を再開
4月22日、29日の2週間を使ってロジャー・ニコルス特集。ポール・ウイリアムスの詩と組んだカーペンターズの「WE'VE ONLY JUST BEGUN」や「RAINY DAYS AND MONDAYS」といった超有名曲からレアなナンバーまでかける予定。
・NHK新番組「SONGS」
4月11日(水)午後11時からNHK総合で音楽番組「SONGS」がはじまる。この番組の一回目が竹内まりやの特集。26年振りにテレビ出演だが、スタジオで歌うとか、スタジオでインタビューするとかではない。番組のために特別に作成されたビデオ・クリップとライヴ映像、スタジオやPV撮影時のオフショットに、本人のナレーションで進行するプログラムだそうだ。
・大阪フェスティバルホール閉館
超高層ビルに建て替えられるため2008年に閉館する。新しいフェスティバルホールの完成は2013年の秋になるそうだ。
「フェスティバルホール壊す、愚挙です。カーネギー・ホール壊すとか、オペラ座壊すとかといってることと同じで、ああいうホールは法隆寺とか日光の陽明門と同じで、一回壊したら二度と再建できない。ホールは文化財でありまして、芸人の汗と血を吸ってるのです。それを壊して、超高層ビルにして、テナントで何かしようっていうのは、まぁゼネコン屋の考えそうなことです。この国にはそういう意味では文化がなくて、あるのは利権のみでありまして...ホールを壊す、止めて下さいよ。フェスティバルホール壊したら、どこでやるんですか。みんな大阪城ホールでやるわけ? 冗談じゃないよね、ホントに。大阪厚生年金(会館)もなんか、なくすとかなんとか言ってるわけだから、ホントにやれるホールなくなりますよね。愚挙です。ひどすぎます。今日は時間がないので、時を改めてやりたいと思いますが。(話が)はじまったら、だんだんエキサイトしちゃうので、また次回に」とタツローさん。
・LOVE SONGS ARE BACK AGAIN
バンド・オブ・ゴールドはオランダの四男一女のヴォーカル・グルーブだが、たぶんスタジオのでっちあげのグループ。「LOVE SONGS ARE BACK AGAIN」は1984年の作品で全英24位、全米64位。'80年代のはじめメドレーものが流行った時代があり、その流れの一環で作られた一発ヒット。スウィート・ソウルものがズラっと並んでいるメドレー。
スタイリスティックスの「LET'S PUT IT ALL TOGETHER」、
チャイライツの「OH GIRL」、
スタイリスティックスの「GETCHA(?) BY ...」、
ラブ・アンリミテッドの「WALKING IN THE RAIN WITH ONE I LOVE」、
ブルー・マジックの「SIDE SHOW」、
チャイライツの「HAVE YOU SEEN HER」、
ピーチ・サンド・ハープ(?)「UNITED」、
スタイリスティックスの「YOU MAKE ME FEEL BRANDNEW」、
マンハッタンズの「KISS AND SAY GOODBYE」の9曲続けてメドレーとなってる。
■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係
■今後の予定
04月15日は、レギュラー・プログラム「棚からひとつかみ」
竹内まりやニューアルバム収録曲 初オン・エア!