Sunday Songbook Playlist

2006年11月19日 | Sunday Song Book

<11月19日プレイリスト>
[普通の珍盤・奇盤(^^;)]
スロー・ラヴ/竹内まりや 12月06日発売ニューシングル
BALLA BALLA/THE RAINBOWS '65
DO DO DO, DE DA DA DA(JAPANESE)/THE POLICE '80
ホテル・カリフォルニア/タンポポ '77
また一人/九重祐三子 '72
三波春夫ナレーション "歌謡劇場" '59?
荒城の月/THE SCORPIONS "TOKYO TAPES" '78
名古屋はええよ!やっとかめ/つボイノリオ '85
JOHN & MARSHA/STAN FREBERG '51
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■内容の一部を抜粋
・竹内まりやのニュー・アルバムのレコーディング
先週はスタジオに籠もりっきりだったらしい。タイアップが決まって、その締め切りがタイトな仕事なので「超特急」で作っているそうだ。「番組も早めに録っているので、季節感が具体的に申し上げられないのが残念」とタツローさん。

・珍盤奇盤特集
先々週の「ザ・ベリー・ベスト・オブ・珍盤奇盤」はあまりに反響が大きかったので、調子にのって今週もう一回するとのこと。洋楽を多めに「クスッ」とした笑いの洒落た珍盤奇盤で。

スロー・ラヴ<imgsrc="http://www.assoc-amazon.jp/e/ir?t=sitedoi-22&l=ur2&o=9"width="1" height="1" border="0" alt="" style="border:none !important;
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フジテレビ系毎週火曜日午後9時からのドラマ『役者魂!』の挿入歌。先週、本邦初オンエアだったが、これから発売日の12月6日まで毎週オンエアするとのこと。ドラムはマシーンで、ベースが伊藤広規、キーボードは難波弘之で、あとは全部タツローさん。
今回のニュー・シングルは初回限定がCD-EXTRA仕様になっている。音楽はCDプレイヤー等で聴けるが、画像もCDの中に一緒に入っていて、パソコン等で見ることができる。「スロー・ラヴ」のPVのメイキング映像と「シンクロニシティ」のミュージック・ビデオ(タツローさんが俯き加減で怪しく演奏している姿が入ってる)が収められている。

・BALLA BALLA
ザ・レインボーズはドイツのロック・グループ。日本ではタイトルが「バラバラ」なので売れた。日本だけじゃなく、ヨーロッパでもずいぶん売れたそうだ。セブンスという同時代のグループも同じカップリングでシングル出しているが、どちらがオリジナルか一頃論争があったが現在でも定かではない。

・日本語ヴァージョン
ドイツは'60年代、ロックンロールが一世を風靡した。ビートルズもハンブルク巡業で修行しクラブの空気に揉まれて演奏力を上げていったことは有名。ドイツも日本も進駐軍がいたので、その人たちのためにメディアでロックンロールが提供されていた影響で、ドイツも日本もロックンロールが盛んになった。したがって、戦後の日本は邦楽よりも洋楽の比率が高いという時代が長く続いた。「邦楽」、「洋楽」という言葉をそこから生まれた。日本のレコード・マーケットが世界的に大きくなるにつれて、日本向けのレコードを作るようになった。いちばん顕著な例が、ヒット・ソングを日本語で歌うというもの。いわゆる日本語ヴァージョン。

・DO DO DO, DE DA DA DA(JAPANESE)
ポリスの「DO DO DO, DE DA DA DA」の日本語ヴァージョン。作詞は湯川レイコ。来日した時にレコーディングしたが、長くCD化されなかった。1997年に発表されたベスト盤(『THE VERY BEST OF... STING & THE POLICE』)にCDシングルのボーナス・ディスクとして初CD化された。今のところこのアイテムのみに収録されている。タツローさんはこれが欲しいがために買ったのだそうだ。
#僕も同じ理由でベスト盤を購入した(苦笑)。

比較的に元の詞に忠実だが何か違和感が隠しきれない。でもスティングは日本語の発音がきれい、ちゃんと真面目にやっている、とタツローさん。余談だがこの日本語ヴァージョンを大槻ケンジがカヴァーしたヴァージョンもあるそうだ。相当倒錯しているらしい。『ペット・サウンズ』の「Hang On To Ego」をフランク・ブラックがカヴァーしているようなもの、ということだ。

・ホテル・カリフォルニア
日本人が日本語でカヴァーしたヴァージョン。タンポポは姉妹のデュオ。「ホテル・カリフォルニア」の元詞と比べるとちっとも「ホテル・カリフォルニア」にはなってない。国道16号線のラブホの歌のように聞こえてくる(笑)。この曲はシングルのB面だったが、今ではこちらのほうが人気がある。コンピレーション『おバ歌謡』に収録。訳詩はなかにし礼。

・ジョニー広瀬
藤沢市の超常連のリスナーから情報が寄せられた。「太陽に抱かれたい」のジョニー広瀬は吉本興業所属の奇術師で、最近はなんばグラント花月の新喜劇にも出演している人だそうだ。

・また一人
ギルバート・オサリバンの「Alone Again(Naturally)」の日本語カヴァー・ヴァージョン。シングルのA面だった。コンピレーション『おバ歌謡』に収録。訳詩はなかにし礼。「わたしとしたことが」という出だしのつかみが凄い。タツローさんのお友達は洋楽カラオケで「Alone Again(Naturally)」を立ち上げ、この日本語カヴァー・ヴァージョンを歌うそうたが、これがまたウケるのだそうだ。

・川柳
リスナーから「タツローさんにとって傑作的な川柳はなんですか?」という質問に、古今亭志ん生師匠の「口付けは 七分できたと 同じこと」というのが凄い好きだとタツローさん。志ん生師匠の川柳はいいのが多いそうだ。「話下手 笑い上戸に 助けられ」は身につまされるし、「宝くじ 当たるは政府 ばかりなり」もいいとタツローさん。

三波春夫ナレーション "歌謡劇場"
今回の特集はこれがかけたかったそうだ。
三波春夫はアルバムを作ると前説のナレーションを入れていたという。
「演歌特集やっぱやろううかな。おもしろそうだな」とタツローさん。

荒城の月
外タレのやる日本の曲というのもある。サム・テイラーが泣きながら演歌を歌ったという逸話も残っている。その中で珍しく成功した作品のひとつ。スコーピオンズはジャーマン・ハード・ロックの雄。1980年4月に中野サンプラザでやったライヴのアンコール。

・名古屋はええよ!やっとかめ
珍盤奇盤特集をやるとリクエストがいちばん多いのはつボイノリオなんだそうだ。作詞作曲は「燃えよドラゴンズ」の山本正之。
「普段はとホントに温和な優しーい方なんですが、パフォーマンスとなると狂気といいますか、永久革命と化す、この落差がなんともいえませんが。つボイノリオさん、素晴らしいですね」とタツローさん。

・JOHN & MARSHA
スタン・フリバーグは1950年代、60年代に活躍した冗談音楽の第一人者。もともとはアニメの声優からコマーシャルのプロデューサーとして活動して冗談音楽の世界に入った。「JOHN & MARSHA 」はソープオペラをもじったほのぼのとした作品。タツローさんの大好きな作品だそうだ。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
11月26日は、「P.F.SLOAN特集」(予定)
コメント (2)
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