Sunday Songbook Playlist

2006年10月15日 | Sunday Song Book

<10月15日プレイリスト>
[秋づくしで棚からひとつかみ(洋楽編)]
返信/竹内まりや 9月6日発売ニュー・シングル
AUTUMN ALMANAC/THE KINKS '67
AUTUMN DAYS WITH YOU/RANDY EDELMAN "IF LOVE IS REAL" '78
AUTUMN/THE THOMAS GROUP '66
AUTUMN AFTERNOON/THE SANDPIPERS "COME SATURDAY MORNING" '70
AUTUMN SONG/AL KOOPER "RARE & WELL DONE" '01
AUTUMN LOVE/THE FIRST CLASS "SST" '76
MONDAY BLUE/山下達郎 "GO AHEAD" '78
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■内容の一部を抜粋
・ドラマ「役者魂!」に竹内まりやの新曲が使用される
フジテレビで10月17日(火)からスタートするフジ"火9"ドラマ『役者魂!』(出演:松たか子)の主題歌「みんなひとり」(松たか子)[11月29日発売]は、まりやさんが作詞、作曲、プロデュースしたそうです。また劇中にまりやさん自身の新曲「スロー・ラブ」(作詞作曲竹内まりや)も使用されるということです。この曲はシングルとしてリリースとなるそうです。

・返信
朝日新聞の投書欄に50歳の中学校の先生の投書「回天に乗った父への返信」が掲載されたそうです。息子さんがこの夏、靖国神社に参拝して展示されていた回天を見て「あんなポンコツに乗って死んでいった人がいるんだね」と言ったが、「おまえのおじいさんは回天に乗る訓練をしていたんだ」と話したら、いつになく黙りこくってしまった。父として、また教師として、これからも自分の父が話していた「平和への思い」を伝えていきたい、という内容だったとか。
映画『出口のない海』が公開されてからも「返信」へのリクエストは絶えないそうです。

・AUTUMN ALMANAC
「オータム・オルマナック」はキンクスの1967年の全英3位となったシングル曲。
土曜日のサッカーの試合が好き/日曜日のロースト・ビーフも悪くない/休日にブラック・プールに出かけ海辺で太陽を浴びる/ここが僕の街/僕は何処へも行かない/99歳になってもきっとここにいるだろう/リューマチが再発する/それが僕の秋/それが僕の秋
というレイ・デイヴィスらしい詞の不思議な曲。

・AUTUMN DAYS WITH YOU
アメリカのシンガー・ソングライターで作曲家のランディー・エルドマン。「オータム・デイズ・ウィズ・ユー」は1978年のアルバム『IF LOVE IS REAL』に収録されている曲。過ぎ去った恋に対する曲。
作詞作曲、キーボードはランディー・エルドマン、ドラムはジェフ・ポーカロ、ベースはリース・クラー、オーケストレーションがジーン・ペイジ、プロデュース&エンジニアがベル・シニー。

・AUTUMN
1960年代後期のウエストコーストで活躍した5人組のロック・グループ、トーマス・グループ。プロデュースと曲を書いているのがP.F.スローンとスティーブ・バリ。ダンヒル・レーベルからの作品。演奏はスタジオ・ミュージシャンで歌もP.F.スローンによく似ている。本当にトーマス・グループ当人たちがやってるのかという論争もある。いつかP.F.スローン特集をやった時にフォローしたいとのこと。
「オータム」はゲイリー・ルイスのカヴァー・ヴァージョンもある。ここでの「オータム」は女性の名前。

・AUTUMN AFTERNOON
サンドパイパーズもウエスト・コーストのグループで男性3人組。いわゆるソフト・ロックの部類に入るグループ。ミドル・オブ・ザ・ロードのグループでA&Mでたくさん名曲を出した。「オータム・アフターヌーン」は1970年の7枚目の名作アルバム『COME SATURDAY MORNING』に入っている。「ネバー・マイ・ラブ」の作家コンビ、ディック&ドン・アドリシの手による曲。あおい輝彦がいたジャニーズのために書き下ろした曲だが、結局ジャニーズのアルバムは日の目を見なかったので、サンドパイパーズが取り上げて残った。
「実はジャニーズのレコードはひじょうに悪い音だが現存しているので、また何かの機会があればおかけしたい」とタツローさん。

・AUTUMN SONG
「オータム・ソング」はアル・クーパーが2001年に出したレア音源集とベストからなる『RARE & WELL DONE』に収録された曲。本人によるライナーによると、'60年代に書いた曲を2001年に歌詞を書き換えてやり直した曲で、ブライアン・ウィルソンにちょっと影響を受けている、と書いてあるそうだ。アル・クーパーらしいニューヨーク・テイストの曲。アル・クーパーのひとりマルチ・プレイで、エンディングのトランペット・ソロがジェフ・スタウト。
「アル・クーパーの特集もそのうちやってみたい」とタツローさん。

・AUTUMN LOVE
「ビーチ・ベイビー」で有名なジョン・カーターのファースト・クラスのセカンド・アルバム『SST』に「オータム・ラブ」は収録されている。もともとはジョン・カーターが'60年代にフラワー・ポットメンをやっていた時にジョン・カーターのヴォーカルでレコーディングしている曲。未発表だったのでカラオケをそのまま'76年に持ってきて、トニー・リバースのリード・ヴォーカルでやり直したということがライナーに書かれている。

・MONDAY BLUE
タツローさんの曲の中で唯一の秋の歌。
"十月の朝日が差し込む窓越しにもたれ"という歌詞がある。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
10月22日は、「秋づくしで棚からひとつかみ(邦楽編)」
コメント (2)
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