Sunday Songbook Playlist

2006年08月06日 | Sunday Song Book

<08月06日プレイリスト>
[納涼リクエスト大会]
シンクロニシティ(素敵な偶然)/竹内まりや 9月6日発売ニュー・シングル
INSIDE-LOOKING OUT/THE ANIMALS '66
DEVIL IN HIS HEART/THE DONAYS '62
THIS TIME IT'S LOVE/ANNETTE "BIKINI BEACH" '64
WHAT IS THIS/WALTER HAWKINS "HAWKINS FAMILY" '80
熱風/カルア・カマアイナス '42
LIKE NOBODY ELSE/LOS BRAVOS '67
高気圧ガール/山下達郎 '83
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■内容の一部を抜粋
・シンクロニシティ(素敵な偶然)
竹内まりや5年振りのシングル「返信」のカップリング。9月6日(水)発売予定。明治アーモンドチョコレートのCMソングとしてながれている。
センチメンタル・シティー・ロマンスとのコラボレーションで、中野督夫、細井豊、告井延隆のセンチメンタル・シティー・ロマンスに、ドラムが元シュガーベイブの野口明彦(野口明彦はシュガーベイブからセンチメンタル・シティー・ロマンスに行った)。ベースは伊藤広規、アコースティック・ギターとエレキ・ギターは山下達郎。その6人編成のバンドをバックにして竹内まりやが歌っている。
いわゆるカントリー・ロック然としたサウンド。ウエスト・コーストというか、センチメンタル・シティー・ロマンスらしいというか、センチメンタル・シティー・ロマンスとシュガーベイブが合体したようなセッション。PVもそのメンバーで和気藹々と作ったそうだ。

・INSIDE-LOOKING OUT
リスナーからタツローさんのいちばん好きなアニマルズの曲をかけてくれというリクエスト。アニマルズの1966年のヒット。邦題は「孤独の叫び」。
デッカ時代がタツローさんのフェイバリットで、タツローさんの大好きなドラマーのバリー・ジェンキンスがここからMGMの「When I Was Young」とかモンタレーの時代まで一気に突っ走った。アラン・プライスの代わりに入ってきたオルガニストのデイブ・ローエリーも素晴らしい。
「これ以上ない。ワン・コード・ミュージックの極致」とタツローさん。

・DEVIL IN HIS HEART
ビートルズが「DEVIL IN HER HEART」としてカヴァーした。ビートルズがもしカヴァーしなかったら、歴史に埋もれて誰も知らない曲となっていた。ビートルズが取り上げたおかげで曲が残った。ビートルズはリヴァプール出身。リヴァプールとかマンチェスターというような港町はアメリカと海洋貿易が盛んで、フィラデルフィアとかニュージャージーにイギリスの船が行き来し、その時に船員がシングル盤を、ヒットしたもの、マイナーなもの、あたりかまわずどっとイギリスに持って帰ったという。それをビートルズやアニマルズといったクラブ・バンドがカヴァーした。
「DEVIL IN HER HEART」のオリジナルはドネーズというデトロイトのガール・グループ。バックをやっているのは当時のモータウンのハウス・バンドだと言われている。

・キャピトル東急ホテル
元の東京ヒルトン・ホテル、現在のキャピトル東急ホテルが今年で取り壊しになる。そうしたらビートルズが40年前に宿泊した部屋が混んでいるらしい。
「あれ失くさないほうがいいと思うんだけどなー。どーしてなんでもかんでも壊してしまうんでしょうね。三信ビルも壊すっていうし」とタツローさん。

・ANNETTE
'60年代の初期に活躍したアネット。本名アネット・ファニセル。ニューヨーク生まれだが、家族と共にカリフォルニアに引っ越す。十代の頃にウォルト・ディズニーに認められミッキーマウスのダンシングチームに選ばれる。そこで人気者になり映画スター、歌手として大成功を収めた。「THIS TIME IT'S LOVE」は1964年に出演した映画『ビキニ・ビーチ』のサウンドトラックに収録されている。

・HAWKINS FAMILY
ホーキンス・ファミリーはウォルター・ホーキンス、エドガー・ホーキンス、ウエスト・コーストを代表するゴスペル界の重鎮。タワー・オブ・パワーが参加したライヴ盤『HAWKINS FAMILY』から。CDのクレジットには何も書いてないが、確かドラムがデビッド・ガルパルディーで、ホーンズはタワー・オブ・パワーで間違いないということ。

・熱風
リスナーから封書で「熱風」という曲の問い合わせ。
朝吹英一とカルア・カマアイナスは灰田勝彦さん、バッキー白片さんと並ぶ戦前(昭和10年代)のハワイアンの草分け。雪村いずみさんのお父さんも所属していた。スチール・ギターを演奏していた村上一徳さんは、バッキー白片さんに次ぐ戦前のスチール・ギターの名手。「熱風」(昭和17年)の作曲は村上一徳さん。

・LIKE NOBODY ELSE
ロス・ブラボスの「LIKE NOBODY ELSE」はビージーズのオーストラリア時代の作品で、ビージーズはレコーディングしていない。

■リクエスト・お便りの宛て先:
〒102-8080 東京FM「山下達郎サンデー・ソングブック」係

■今後の予定
08月13日・20日は、恒例「納涼リクエスト大会」
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