Life in America ~JAPAN編

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Japan Blues Festival道中記~2

2012-07-20 16:25:21 | music/festival
7月19日

昨夜着いたばかりだというのに、今朝はさっそくイベント宣伝のためのテレビ出演。
テレビ青森の朝の情報番組に、今日のイベントに参加する2組のバンドから2人ずつが「スゥイート・ホーム・シカゴ」を生演奏した。


1時間前にスタジオ入りし、出番はほんの30秒ほど。


その後は、青森市役所へ市長を表敬訪問。


午後からは、今日のライブ会場である浪岡(山のステージ)へ向かう。
市内のホテルを出た車はどんどんと内陸部へ進み、たどり着いたのは深い緑に囲まれた蝉の声がこだまするど田舎の道の駅。
駐車場の特設ステージの前には地元の名産品やアルコールなどの屋台が並び、いかにも田舎の夏祭りといった雰囲気を醸し出している。
ここでほんまににシカゴブルースをやるんか?という気もせんでもないが、大都会の大がかりなフェスティバルとは違った風情があってこれもまた一興。
そもそもブルース自体、小さな黒人コミュニティーで歌い継がれてきたものだし、むしろ本来の姿に近いのかもしれない。


午後6時、ルーリー・ベル&マシュー・スコラーのバンドがライブの火ぶたを切った。



 いつもカメラ目線のフェルトン・クルーズ(ベース)

長い長い旅路の末にやっと音を出した彼らのすざまじい演奏に、いきなり全身鳥肌が立つ。
どんなシチュエーションでも全力で音を出す。彼らは本当のプロなのだ。

 

ルリーベルとマシュースコラーを聴きながら焼き鳥をかじる。
この人たちがこのシチュエーションがどんなに贅沢か知る由もない・・・


そして次はKOKO TAYLOR'S BLUESMACHINE。
Shunの、ビノのギターが静かな森の中に炸裂、メルヴィン(ベース)とブライアン(ドラム)が確実にビートを刻む。
観客もたまらずステージ前で踊り出す。
老若男女、つけまつげのヤンキーねえちゃんも、屋台のおばちゃんも、みな踊り出さずにはいられない。

会場の興奮が最高潮に達したのは、歌姫、チック・ロジャーズが登場した瞬間だった。
昨日からのハードスケジュールでぐったりして口数も減っていた彼女だったが、いったんステージに立つと、形容しがたいオーラを放って観客ひとりひとりをわしづかみにしていく。
1か月前にシカゴのブルースフェスでみた、3万人を前にしたパフォーマンスとなんら変わることはなかった。






明日は場所を海辺のステージに移す。
この興奮はつづく・・・(写真など随時追加UP予定)
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