明日はいよいよアカデミー。
日本では謙さん以来盛り上がっているようだが、supporting actressというのはある意味主演女優賞よりも渋くてかっこいいものであってそう簡単ににお鉢が回ってくるとは思えない。興行成績・人気両面から言っても、『ドリーム・ガールズ』が圧倒的といったところ。あまり期待しすぎないほうがいいと思う。
ところで、日本人がノミネートされるたびに名前が出てくるナゾの人物“ナンシー梅木”。私が彼女を初めて見たのは、1957年作のハリウッド映画『SAYONARA』(DVD)だった。
朝鮮戦争帰りのアメリカ兵(マーロン・ブランド)と、今で言うならタカラヅカのトップスターという役どころの日本女性、ハナオギとの恋物語。といえば美しいがまぁ、そのこれでもかといわんばかりの“多分こんな国だろう日本描写”のすさまじいこと(笑)。
この映画で日本人として初の助演女優賞を獲得したというくだんのナンシー梅木(Miyoshi Umeki)は、マーロン・ブランドの部下であるアメリカ兵といい仲になっている貞節そのものな日本人女性を演じている。しかし彼女がしゃべるシーンはほんのわずか。しかもセリフは棒読み(爆)。当時のハリウッド映画は日本人俳優ではなく日系二世や中国人俳優を使っていたというけれど、それにしても演技は学芸会レベルでこれも笑える。
さらにここに登場する日本女性はいつも着物姿で男性の後ろについて歩き、文句ひとつ言わずに尽くすタイプ。そのあたりに当時のアメリカ男性のファンタジーを感じる。
この映画が作られた背景には、敗戦後の日本に対してアメリカ国民の感情を“敵国”から“友好国”に向けることにあったという。
とにかくシュールでオススメしたい作品です。
絶対に笑えるって!
日本では謙さん以来盛り上がっているようだが、supporting actressというのはある意味主演女優賞よりも渋くてかっこいいものであってそう簡単ににお鉢が回ってくるとは思えない。興行成績・人気両面から言っても、『ドリーム・ガールズ』が圧倒的といったところ。あまり期待しすぎないほうがいいと思う。
ところで、日本人がノミネートされるたびに名前が出てくるナゾの人物“ナンシー梅木”。私が彼女を初めて見たのは、1957年作のハリウッド映画『SAYONARA』(DVD)だった。
朝鮮戦争帰りのアメリカ兵(マーロン・ブランド)と、今で言うならタカラヅカのトップスターという役どころの日本女性、ハナオギとの恋物語。といえば美しいがまぁ、そのこれでもかといわんばかりの“多分こんな国だろう日本描写”のすさまじいこと(笑)。
この映画で日本人として初の助演女優賞を獲得したというくだんのナンシー梅木(Miyoshi Umeki)は、マーロン・ブランドの部下であるアメリカ兵といい仲になっている貞節そのものな日本人女性を演じている。しかし彼女がしゃべるシーンはほんのわずか。しかもセリフは棒読み(爆)。当時のハリウッド映画は日本人俳優ではなく日系二世や中国人俳優を使っていたというけれど、それにしても演技は学芸会レベルでこれも笑える。
さらにここに登場する日本女性はいつも着物姿で男性の後ろについて歩き、文句ひとつ言わずに尽くすタイプ。そのあたりに当時のアメリカ男性のファンタジーを感じる。
この映画が作られた背景には、敗戦後の日本に対してアメリカ国民の感情を“敵国”から“友好国”に向けることにあったという。
とにかくシュールでオススメしたい作品です。
絶対に笑えるって!
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