Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

アダム、沈没。

2011-03-25 14:03:34 | アメリカ生活雑感
お向かいのアダム一家を我が家でのDinnerにご招待した。
私たちがここを留守にしている間、アダムにはうちの郵便物を郵便局に引き取りにいってもらったり、大雪のあとには玄関前を軽く雪かきをしてもらったりと随分とお世話になった。
やっと少しだけ恩返しができる。ほっ。

午後6時半。
いつものように、アダムとレベッカ夫妻、ヘンリー(4歳)、ロージー(6か月)がやってきて楽しい食卓を囲む。
写真は撮っていないけれど、今晩のメニューは
最近Pちゃんが特にお気に入りの鶏のオレンジ煮(お友達のサイトから拝借!)、
スプリングハーブとトマトサラダ、蒸かしイモ(レッドポテト)、さやいんげん炒め。
レベッカが摂食障害持ちなため毎回メニューには気を遣ってしまうが、この間ご招待いただいたときには鶏料理だったのできっと大丈夫だろうとメインを鶏肉にした。
本当はかぼちゃスープを加えたかったところだが、前回ほとんど口をつけなかったのでやめておいた。

ヘンリー坊は食事よりも私と遊びたくて仕方ない様子で、
何回も私の横に来ては「Shoko, are you done?(終わった?)」としつこく聞くので
「このワイン飲んだらね」「このサラダ食べ終わったらね」と延ばし延ばしにしていたらそのたびに「〇○は終わった?」とやってくる。
このあたりの年頃は確実に知恵をつけてくる。曲者だ。


9時を回ったころ、レベッカがヘンリーを寝かせるために帰宅。本人も疲れたからもう戻ってこないという。
残されたのはアダムと、6か月のロージー。
ええっ?6か月の赤ちゃん置いてくんかよ?と一瞬たじろいだが、まあここはアメリカ、母親もやることが大胆かつ雑なのである。
まあこれくらい雑把なほうがおおらかに育つのかもしれんけど。




床に転がったままのロージーに見向きもせず、男二人は飲むわ飲むわ、しゃべるわしゃべるわ・・・。
ビールに続いてワイン2本が瞬く間に空っぽになり、ついに禁断の「越乃寒梅」まで開けてしまった。
今から思えばこれが悪夢の始まりだった・・・
Pちゃんとアダムは大のディベート好き。
無神論者対クリスチャン、民主党派対共和党派という真反対のふたりだけれど、なぜだか仲のいいふたり。
まぁ、こと宗教の話になった場合、解り合うのは無理な話。こういうときは先に感情的になったほうが負け。
そういう意味ではふたりとも純粋にディベートを楽しんでいたようだった。
これはアダムが英語のネィティブで聞き上手、ということに因るところが非常に大きい気がする。



そんなふたりを気にもせず、ロージーはひとりいい子で遊んでいる。
この不思議な生き物がちょっと気になるGORO・・・


ついにはふたりで遊び始めた。
犬の本能とは面白いもので、赤ちゃんの甘~い匂いにひかれるらしい。
頭をなめたりして、そのたんびにロージーも笑い声をあげる。なんともかわいい光景。

  ・
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しかし、11時をまわったころ、ついにアダムのろれつがおかしくなってきた。
会話をしていてもなんだかおかし~な~、と思っていたらついにダウン。
一方、ロージーは元気全開モード。
おいおい、どーすんだよー!

 アダム、完璧に沈没。

このまま朝まで寝てもらってもよかったけれど、なんてったって赤ん坊が一緒だ。
30分くらい放っておいたけれど一向に起きる気配がないので、仕方なくロージーだけでもお届けすることにした。
が、もちろんレベッカも寝てしまっていてうんともすんとも起きてこない。
う~ん、どうしよう。
仕方なくエネルギー全開のロージーとしばらく遊んで疲れさせ、何とか寝かしつけようと抱っこして部屋を歩き回ったあげく、
リクライニングチェアーに座っておしりをぽんぽん叩きながらゆらゆらしていたら、やっとのことで眠ってくれた。
その頃Pちゃんは、うちに戻って完全に沈没したアダムをなんとかして起こし、引きずるようにして家に連れてきた。
「今夜はありがとう」といってロージーを抱いて2階に消えていったアダム。



翌日、Pちゃんが様子を見に行ったら、昨晩のことはまったく覚えていないらしい。
なのにまたその晩も、友人のバッチェラー・パーティーにふたりで飲みに出かけて行った。
懲りない人たち・・・。

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