Life in America ~JAPAN編

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真夜中の狂気

2011-11-30 23:36:42 | アメリカ生活雑感
11月25日(木曜日)のThanksgiving Dayから週末にかけての4日間は、一年のうちで一番モノが売れる時期だ。
大手デパート、小売り店はこぞって通常価格の50~80%オフという目玉商品を店頭に並べ「サンクスギビング・セール」を開始する。
このセールは真夜中の0時に始まることが多く、サンクスギビングのディナーを食べ終わったその足でデパートへ直行しそのまま徹夜で買い物を続ける人たちも多い。
さらに気合の入った人たちになると、前日から店の前にテントを貼って一夜を明かして夜中の開店を待つという。
昨年、大手スーパーマーケットで買い物客が一斉に店内に押しかけたことによる死亡事故まで起きたくらいで、ショッピングも命がけだ。



そんなわけで、Thanksgivingの真夜中は「Midnight Madness(真夜中の狂気)」、買い物客が殺到する初日の金曜日は「Black Friday(ブラック・フライデー)」(いわゆる“黒字の金曜日”)と呼ばれている。
セールは4日間では終わらない。
週が明けて仕事に戻った人たちは、今度は職場のコンピューターを使ってインターネットショッピングにいそしむ。
これがいわゆる「サイバー・マンデー」だ。
なかなか面白いネーミングだなぁと毎年感心している。

景気はまだまだよくならないが、ShopperTrakの発表によると今年のサンキスギビングセールの売り上げは、新記録だったそうだ。
「ブラックフライデー」一日の全米の小売セールは、去年から比べて7%アップ(10億ドルアップ)の1140億ドル(約8兆6640億円:1$77円と計算)。
これは2007年以来、最高の伸びだったという。
さらに「サイバー・マンデー」のオンラインセールも昨年の同じ日と比較して22%アップし、12.5億ドル(約962億円)の新記録(comScore Inc,)だった。


買い物客のほとんどは、この日に狙う商品を決めていて最初に“攻める”店を絞っている。
大型薄型テレビ、ゲームやコンピュータなどが多いためか、“Best Buy”といった電化製品店は特に狙われるようだ。
こんな寒い思いをして、しかもストレスを抱えながら買い物するくらいなら
少々高くても別の日に買い物したい、などと思うのはトシを取った証拠かもしれない。
だって、Thanksgivingセールのあとには「クリスマスセール」が必ずやってくるもんね。

★ ★

少し地味だが、私の「Black Friday」は近所のホームセンターで「朝11時まで限定」でやっていたセール。
ここはほかの店に比べてお客さんが圧倒的に少なく、普段と変わらずゆ~っくり買い物ができた。
ホームベーカリーを手に入れたことでこれからベイクの機会も増えることから、この日買ったのはステンレスボウル3点セット($6.99)、ノンスティック・マフィン型2枚セット($6.99)、3枚組ベイクシート($6.99)、あとは散歩用の手袋($0.49)などちょこっとしたもの。
地味だ。限りなく地味だ・・・でも、キッチン用品は意外と高いので自分的には大満足


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