Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

ワシントンDC、駆け足の二日間。

2011-10-09 21:11:43 | アメリカ生活雑感
10月3日から1泊2日で、首都ワシントンDCにある取材に行ってきた。
今年の春の叙勲で「桐花大綬章」を受章した日系2世のダニエル・ケン・イノウエ上院議員の勲章伝達式だ。
普段はシカゴから外に出ることはないのだけれど、こんな機会は滅多にない。
ワシントンDCはいつか訪れてみたいとずっと思っていたし、しかも日本大使館公邸の中に入るというのもそうそうない経験だ。
取材の打診をもらったのは4日前のことだったが、急きょチケットを手配し午前便に飛び乗った。
わずか2時間のフライトでワシントンDCへ。

★ ★



シカゴはここのところ陽気が続いていたけれど、DCは雨模様で風も冷たい。
コートを忘れてきたことを悔やむが、たった二日間だしがまんがまん。
宿泊ホテルは当たって砕けろで当日空港かビジターセンターで手配するつもりでいたので、さっそくガイドブックに書かれていた「観光案内所」を訪ねた。

しか~し!ここはアメリカ、そう簡単にはいかぬ。そんな案内所はとっくの昔になくなっていた。
もはやこれしきのことくらいでひるむ私ではない。
「案内所はあっち」と教えてくれたビルのインフォメーションのおじさんに「そんなもんなかったわ!」と文句を言うと、
おじさんはその勢いに押されたのか、別室にいってある限りのパンフレットを持ってきてくれた。
そのホテルリストにその場で1件1件電話を始める私。

DCのホテルはとにかく高い!1泊300ドルくらいするのが相場のようで(他と違って平日が高いらしい)、私のようにけちけち旅行をしたい身には本当につらい。
今晩には取材があるし、その前にはチェックインしなければならぬ。
電話を何軒かけてもなかなか条件に合うホテルが見つからず焦っていると、見かねたさっきのおじさんが
「近くに観光客向けの安くていいホテルがあるから電話してあげようか」と声をかけてくれた。
ここはおじさんにすがり、結局このダウンタウンど真ん中にある古ホテルに決めることに。ああ、助かった!


Harrington Hotelはすべてのアトラクションに歩いていける最高の立地。

ホテルにチェックインし、そういえばシカゴと時差が1時間あったことを思い出し、あわてて服を着替えてタクシーに飛び乗った。

会場は各国の大使やオバマ政権の議員などそうそうたるゲストが勢ぞろい。
なんと特別ゲストとして、ジョー・バイデン副大統領も駆け付ける華やかな式典だった。

・・・とこの先は、取材記事ができてからのお楽しみ。


★ ★

午後9時過ぎ。取材が終わってホテルに戻る。
せっかくのDCの夜、どこかいいライブバーでもないものかとフロントデスクで若い黒人のお兄さんに聞いてみると、彼は懇切丁寧に教えてくれた。
で、向かったのはダウンタウンから少し北に上がった町、Adams Morgan。
この町はいわゆる、Barやクラブが多い、サンフランシスコでいえばカストロ~ヘイト地区のようなところ。
別の言い方をすれば、ゲイ・コミュニティーの町でもある(らしい)。
ここの「Morgans Organ」というライブ・バーに行ってみた。


今夜はR&B・レゲエバンドが演奏中。

バンドの演奏を聴きながら遅めの晩御飯(かなりまずかったのであまり覚えていない)を食べ、やっと一息。
帰り際に3階をのぞいてみると、ゲイのおっさんがものすごい女装をして踊っていてぶっとんだ・・・

12時過ぎ、ホテルにもどって就寝。


★ ★

二日目。
午後4時半の便までは観光時間。
一転して秋晴れ。気温もどんどんと上がり、20度近くに。

まず、8時すぎに「ホワイトハウス・ビジターセンター」へ。
ここではホワイトハウスの歴史や建物内を紹介するビデオ上映や、歴代大統領の使った特注食器や家具など様々な展示がされていてなかなか面白い。
今まで知らなかったホワイトハウスのトリビアを知ることができた。




残念ながらここで長居している暇はないので1時間ほどで切り上げて、それからはひたすら歩く歩く・・・



遠~くからホワイトハウス
一般民で中に入れるのはアメリカ市民のみ。しかも6か月前に下院議員の推薦のもとでアポが必要らしい。

 
ワシントン・モニュメント。ちょうど外壁の修理中で人が!



第2次大戦メモリアルでは、ベテラン(退役軍人)たちがボランティアで修学旅行らしき高校生に語り部をしていた。






リンカーン・メモリアル。目の前のプールは工事中だった。


お昼近くになり、足も疲れてお腹ぺこぺこだ。
昨夜は史上最低の晩御飯だったし、お昼くらいはおいしいものを食べたい、との悲痛な思いから
タクシーに飛び乗って一路チャイナタウンへ。




ここのチャイナタウンはダウンタウンからも近く便利な立地。
ここでさっそく、ビジネスマン・ランチ御用達風のお店に入ってランチ。
あ~やっと白いご飯食べて満足。 



エネルギー充填120%になったところで、またひたすら7thどおりを南に歩く。


右に見えるはスミソニアン博物館


左に見えるは国会議事堂。


このあたりは博物館密集地だ。全部見ていたら1週間はかかる。
帰りの時刻まで2時間余り。ここはひとつだけ見ようと選んだ博物館が、「National Museum of Natural History(国立自然史博物館)」



とにかくどの展示も興味深く見どころいっぱい。
子どもにもわかりやすい説明や工夫があちこちに施されていて飽きさせない。
Pちゃんが一緒だったら一日いただろうな


 
博物館の中では研究員たちが実際に作業をしているラボを見ることができる。
気の遠くなるような作業に没頭している人たちに、ただただリスペクト。



チリの鉱山事故の炭鉱員救出に使われたカプセルの模型や、
家族らが書いた励ましの手紙などの展示も。実際に見るとうるっとくる


結局全部は見られなかった。次回は是非ゆっくり博物館めぐりをしに来ようっと。
午後3時、ホテルで預かっていた荷物を受け取り空港へ。シカゴへと向かった。
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