Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

職業、宇宙飛行士。

2010-07-01 04:18:06 | アメリカ生活雑感
サッカーWC、日本は惜しくもパラグアイに破れ、スペイン vs 日本という“夫婦対決”は夢と消えてしまった。
決まってほしかったなぁ、本田の左足!

★ ★

先日、宇宙飛行士の若田さんの講演会に行ってきた。
宇宙ステーション(ISS)に日本人としてはじめて長期滞在(4ヵ月半)した、あの若田さんだ。
講演会にはPちゃんも半強制的に(?)連れて行った。日本総領事館主催で日本人相手のレクチャーとはいえ、言語はすべて英語。専門用語が出てきてわからなかったら大変なので、後から教えてもらえるように助っ人になってもらった。

若田さんはテレビなどで見るお姿そのまんまのJAXA(宇宙航空研究開発機構)のブルーの制服を着て登場。宇宙ステーションでの体験談や面白実験をビデオを交えてわかりやすく紹介してくれた。
もともとタレント並みの露出度で知名度は抜群、会場は彼を一目見ようと日本人で超満員だ。
しかし、超むかつくのは5歳未満の子供を連れてくる親がいることだ。
もちろん幼児たちは途中でむずかり、声をあげたり走り回ったり。
こっちは10ドルの入場料を払ってまじめに聞きに言っているのに、話に集中できないじゃないか!
子どもはちっとも悪くない。親はもっと責任を持て!それに主催者もしっかりしてほしい。

★ ★

さて、お話が終わって一般客が退場したあとはメディアによるインタビュー。
実は今回この講演に出向いたのは、いつもコラムを書いている「US新聞.com」の記事取材のためでもあった。
編集長から「出張で行けないため代わりに行ってくれないか」と3~4日前にメールをもらい、急遽出動したというわけ。

何社のメディアが取材に来るんだろう?
1社あたりどれくらいの時間を与えられるんだろう?
撮影は可能なのだろうか?・・・
などなど、事前に何もわからないまま行ってみたところ、結局メディアは私を含めて3社のみ。
しかも3社による“囲み取材”で、与えられた時間は全部でたったの15分。って、な~んも聞けへんやん!!
質問もいっぱい用意していたけれど、ひとつかふたつに絞らなければならなくなった。
こういうときは3社が協力して「使える」質問をしあうのが筋ってもんだ。

まず取材を始めたS社さん。いきなり
「宇宙ステーションではごみやほこりはどのようになるんですか?」と質問。
あほちゃう?
そんなことは自分で調べてください。時間ないんですから。
せっかくのインタビューなんだから、もっと彼のパーソナリティを引き出せるような質問してくんないかな?
しかも、顔面のすぐ横にレコーダーを差し出すものだから、写真すら撮れない。これは嫌がらせか?

イライラしていたら、すでに10分が経過。
あせった主催者が横で「あと5分ほどで・・」などという。
残った2社で5分。ど~せ~っちゅうねん!!!
しかもこのどんよりとしたムード。。。あ~あ。
せめて1社ごとに分けてくれれば、自分の流れで質問できたのに。残念・・・。

JAXAの人によれば、若田さんは前日夜にヒューストンからシカゴ入りして、翌朝シカゴの日本人学校で子供たち相手に講演をし、その足でこの講演会をこなし、次の朝にはまたヒューストンに戻るという過密スケジュールだそうだ。
今年からNASAのISS運用部長に就任された若田さん。その超多忙をぬって、今回はわざわざシカゴまで出張ってくれたという。
そう聞くと、お話がゆっくりできなかったことだがますます残念・・・。



いただいた名刺は
「宇宙飛行士 若田光一」
どこどこの社長とかナントカ部長とかじゃなく。
はっきりしてていいなぁ。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする