Life in America ~JAPAN編

I love Jazz, fine cuisine, good wine

「たのもう、アメリカ!」

2006-02-27 17:04:31 | 「たのもう、アメリカ。」

2年越しのプロジェクトである、自著・エッセイ出版がようやく終盤を迎えた。
この本のタイトルは「たのもう、アメリカ」。
ひょんなきっかけからこの本の装丁デザインをお願いすることになったグラフィックデザイナーのS嬢を、先日我が家うちに招いてミニ鍋パーティー&打ち上げをした。

実は、彼女に仕事をお願いしたときはお互い知らぬ者同士。しかも当時彼女は、仕事をいったん中断してフランス(パリ)に留学したばかり。なんとなく運命的な共通点を感じていた。仕事はすべて電話とメールでやりとりし、昨年、彼女が帰国したときにはじめて会っていきなり意気投合、朝まで飲み明かしたのだった。
彼女は私よりひとまわりも若いけれど、私たちに共通していたのは「これからの生きどころ」を探していたことだった。といえばなんかものすごく大げさだけれど、今までやってきたことをよく思い返してみたうえで、「これから何を自分の“得意技”としてやっていくか」というテーマは同じだった。
しかも彼女は、パリで知り合った外国人の彼との将来にもまじめに考えるところがあり(それで私にいろいろ聞きたかったのかもしれない)、これから戻るであろう外国での生活と、彼と一緒に始めようとしている仕事に対しても真剣だった。
目的がはっきりしているから、短い間の努力でフランス語もすでにマスターしていた。うかれずに、自分の足で立つことををちゃんとみつめている彼女をあらためて尊敬した。

「タバコもきっぱりやめたの。だからお酒もちょっと抑え気味。だって飲むと吸いたくなるから」
そう言いながらも酒豪ぶりは相変わらず。

翌朝、彼女が南麻布で買ってきてくれたケーキとシャンパンで、ふたりのこれからに祝杯をあげた。なんでもこの“雪山モンブラン”ケーキ、有名なのだそうだ。
彼女は3月初旬に、彼の待つアフリカのM国に単身わたる。今度会えるのは、私が彼女を訪ねたときかな。
とまれ、彼女の勇気に乾杯!


Pちゃんごめんね、名前入りのワイングラス使っちゃった。




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