津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■細川家家臣・佐竹氏傍流小瀬氏

2017-07-27 11:15:19 | 人物

 秋田県知事の佐竹氏が大雨の被害を受けて緊急会議を開くことを命じながら、自らは前日の飲酒がたたって会議に遅れたというニュースがメディアで伝えられている。「お殿様やっちまったなー」という感じ。
あの観光地として有名な角館のお殿様だが、家紋は佐竹扇とよばれる「五本骨扇に月丸」という紋である。
                     家紋

ふと家紋を記した侍帳「肥陽諸士鑑」に同様の家紋があったことを思い出した。しかし細川藩に佐竹氏は居られない。さすがに名前が思い出せない。
200数十頁に及ぶ頁を繰っていたら「小瀬清左衛門」なる人物の家紋が白地ではあるが同様の家紋である。
そして遠祖を「佐竹掃部義利ー同勘解由義春」としていることが記されていた。勘は当たった、佐竹氏の傍流である。
大変お世話になっている「武家家伝」には、小瀬氏についても詳しく紹介がなされている。
           「武家家伝ー小瀬氏」
ここでは掃部義利の名前は見えないが、小瀬家初代として義春の名前が見受けられる。
そして家紋は右丁字巴としているが、肥後・小瀬家は「佐竹家」の血脈としてこの「五本骨扇に月丸」を定紋としたのであろう。

ひょんなことから改めてこういう史料に出くわすと、もう忘れることはない。そして秋田の被害の少くなからんことを願う。


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