津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

■朝茜と有田焼の赤

2018-10-28 07:43:01 | 色・いろいろ

 今日は日曜だと思うと起床も少々遅れてしまう。6:15散歩に出る。
我家から6~7分、自衛隊の北西の角から東に一直線の道がいつもの歩き出しのコースだが、今朝は其の自衛隊の敷地内の木々の向こうの空が広範囲に交じりっ気なしの茜色に輝き、まるで大火事の空かと思わせるほどであった。
携帯かデジカメを持って出ればよかったと悔やまれるほどの美しさだった。

 昨日のブラタモリでは「有田焼」の「赤色の顔料」を作る話があったが、「水の中に入れた鉄さびを、毎日水を変えることにより酸化させ、10年懸けてナノ単位の顔色を作る」と聞いて、驚き入ってしまった。
「酸化鉄の粒を小さく細かくすればするほど、鮮やかな赤が生まれる」という。

白磁の肌に赤のグラデーションで色付するにはこの「赤の顔料」が使われるのだそうだが、伝統の継続に携わる方々の、気の遠くなるような年月をかけたご努力に、タモリならずとも只々敬意を表するばかりである

                

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