節季分れの今日は、豆をまいたり、恵方巻を食べたりとお忙しくなさるお宅も多いことであろう。
今年の恵方は「東北東微東」なのだそうである。
東北東より「微かに東」というのが曲者だが、私は起き掛けに東向きの私の部屋からその方向を眺めて手を合わせた。
恵方詣りとは参らぬのでこれにて一件落着としてお許しいただきたい。
豆まきは室町時代、一方恵方詣りは11世紀初頭までさかのぼるとのことだが、私はとんと知らなかった。
恵方巻に至っては熊本に於いては近年のことではないのか?
いささか商業ベースに乗った感もあるが、こういった日本の風習が後々まで続いていくことは結構なことだ。
明日は立春、春とは名のみでしばらくは寒さが続きそうだが、能登地方には一日も早い春の訪れを願うばかりである。