津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

鎮魂の日

2009-06-26 13:55:18 | 熊本
 空梅雨の中で熊本は56回目の鎮魂の日を迎えた。昭和28年6月26日、熊本は未曾有の大水害に見舞われた。当時私は小学校六年生(11歳)だったが、学友27名(?)を失った。我が家も鴨居の高さまで浸水し、命からがら脱出して命を拾った。避難先のお寺から翌朝帰宅すると、我が家の前の数軒が流失していた。思い出したくない悪夢である。

 今日の熊本は、梅雨とは思えない青空が広がっている。当時大暴れした白川も、川底を露出させているところがある。水不足で田植えが出来ないでいるところがあると聞くと、雨が欲しいと切実に思うし、なんとも複雑な気持ちにさせる。アジサイの花々があちこちで立ち枯れして、哀れな姿をさらす鎮魂の日である。 
                                                   合掌
コメント (1)    この記事についてブログを書く
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1 コメント

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合掌 (市右衛門)
2009-06-27 00:37:35
このお話、何度か目にしておりましたが……。本日のことでしたか。凄惨なご経験です。合掌
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