津々堂のたわごと日録

爺様のたわごとは果たして世の中で通用するのか?

借金の利息

2008-02-16 17:28:16 | 歴史
 1/30付ブログで、「配流人から銀子五十貫拝借」を書いた。寛永十一年三月の事であった。藩が正式に、配流人・稲葉内記(正利)内に借り入れを申し込んだのは、その年の十一月、八ヶ月を経過しているのは何故なのか・・・?。

  一筆申入候然は内記様五拾巻目之御銀子此方ニ預置申候左候へハ
  此銀子唯被召置候儀ニ候間爰許何も借り申候上方之利足(ママ)並ニ借シ付可
  申候間被成其御心得候恐惶謹言
     十一月廿二日        西郡刑部少輔・判
                      浅山修理・判

 さてこの銀子、返されたのは寛永十五年九月十三日である。「稲葉内記様へ返弁仕銀子之目録」によると、利足(息)は「銀但壱ヶ月ニ壱貫目ニ付八匁五分」とある。
小さな計算が書き付けられ、最期に、「右五拾貫に年々之被加利足元利七拾三貫七百三拾四匁四分六厘七毛慥ニ受取相済申所如件」とあり、稲葉宗味・判 おち印とある。四年十ヶ月程の期間である。凄い金額に膨れ上がっている。

 別の文書によると、どうも内記方よりの催促があったように思われ「瀬戸五兵衛預り之御銀子を以相済シ」とあり、細川家の借金は自転車操業状態である。

 
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歯痛

2008-02-16 10:24:35 | 徒然
 去年の八月上旬、左上奥歯にかぶせていた冠が取れてしまった。別段痛みもないので放って来たのだが、ここニ三日ちくちくしていたのが今日になってすごく痛み出した。これは歯医者に行かなければならないか・・・(今日明日休みですよ・・)ここまで放っておいたのは前回の治療が原因である。口を大きく開くために金具を咥えさせられる。このお陰で私の上顎は一時期、かみ合わせが「コクン・コクン」と音がするようになった。これがトラウマになっているのだ。「80歳までは自前の歯で行けますよ」と言われたものだが、あの「大口開け」は二度と体験したくない・・・しかし「痛い」コーヒーも飲めやしない・・・
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熊本縣史料

2008-02-16 09:38:52 | 歴史
 熊本縣史料--近世編・第三を読んでいる。「部分(ブワケ)御舊記」45~66が収められているが、有馬陣における膨大な史料がここに登場している。侍帳に転記したい個人情報としての記事が、440~450ページほど有る。さてどうしたものかと、思案中である。
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第29回熊日出版文化賞

2008-02-16 08:18:52 | 熊本
 このサイトでもご紹介している、水野勝之氏・福田正秀氏共同研究・著の『加藤清正「妻子」の研究』が、熊日出版文化賞を受賞した。予備選の出版物を眺めながら、受賞は間違いないだろうと密かに思っていたが、正式な発表をみると喜びも一入である。福田氏は宮本武蔵の研究でも知られる在熊の歴史研究家だが、かって熊日マイブック出版賞を受賞されている。重ねての喜びである。一冊の本の完成へ至るまでのご苦労をお聞きしたが、只々その努力と精神力に驚かされる。「いっとき一休みですよ」と仰っていたが、どうやらムズムズされているらしい。次に何が出てくるのか大変興味深い。
コメント (3)
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