津々堂のたわごと日録

わたしの正論は果たして世の中で通用するのか?

凄い人達

2008-02-04 19:54:39 | 歴史
 江戸町奉行を勤めた、嶋田利正という人が居る。
 徳川秀忠に仕へ慶長九年使番。慶長十八年江戸町奉行。寛永二年正月従五位下彈正忠。寛永十二年剃髪して幽也と稱す。五千石。寛永十九年九月十五日歿。年六七。

寛永八年利正は「小便通不申候ニ付、くるしみ被申候」状態になり、「小刀にて腹を切り被申候」と忠利は国許に伝えている。十月二十八日の書状でそう報告したのだが、十一月十九日の書状で改めて報告をしている。「小便通シ不申候故、主とありのわたりをは針にてきりあけ被申候へハ、それより小便通シ、事之外よく御座候」とある。そして腹を切ったのは「偽にて」と前便を訂正し、「然とも、小便の通シ覚無御座ニ付而」公儀からは二度とは「不成儀」と多分お叱りを受けたのだろう。「ありのわたり」とは前と後ろの排泄器官の間の部分をいうが、此処を針で切り明けたというのだから、凄い話しでは有る。寛永十八年まで長生きしたところによると、この荒療治功を相したのだろう。笑ってしまう光景だ。

 細川藩士・某は、奥方の病を治すべく自ら治療に当たった。なんと咽喉に針治療をしたというのだ。こちらは「お奉行様」のようにはいかず、手元が狂って少し深く入りすぎてしまった。結果は奥方を失ってしまうのだが、どういう処分が成されたのか定かではない。

 細川家史料にしろ、日帳にしろ「病」や「薬」そして「治療」にかんする記述が非常に多いことに気が付くが、「なんとかお医者様に行かれたが良いのではないでしょうか」
 
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ポストイッツ&ガチャガチャクリップ

2008-02-04 19:15:01 | 徒然
 最近この二点の文具(?)を異常消費している。急速な脳細胞の破壊が進み、ちょっとした事を忘れるようになった。「こらいかんばい」とばかりに、メモはポストイッツにかいて、あちこちに貼り付けている。読書の際も栞かわりにやたらと貼り付ける。コメントを書いて付箋できるのがよい。1パッド100枚を一月ほどで使い切ってしまった。
 一方ガチャガチャクリップ(本当の名前はなんと言うのか知らない)も、何所に消えたのかが不思議なくらい使っている。100個で800円というのは、ちょっと高いんじゃないかい、三菱鉛筆さん。ホッチキスで書類に穴があくのがいやだから、最近はほとんど此方を使っている。
 それにしても文具売り場というのは非常に楽しくて、爺の脳細胞を活性化させるのには、打って付けの場所ではある。あんまり遅くなると「何してたの」と奥さんの機嫌を損ねるから、30分ほどの夢の時間である。
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