一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

奥の細道

2020-05-16 08:43:28 | 雑記
       元禄2年の今日、
       5月16日(旧暦3月27日)、
       松尾芭蕉は「奥の細道」への旅に出た。

       いまから330年も前のことである。

       弟子の曽良をともない、
       江戸の深川を出立。

       日光、松島、平泉をまわって、
       「あらたふと青葉若葉の日の光」とよみ、
       山形を通って新潟から金沢へ。

       「五月雨の降りのこしてや光堂」
       「五月雨をあつめて早し最上川」

       折からの梅雨と重なって雨に降られた模様。

       宿は農家に泊めてもらったり、
       安宿に泊まることもあった。

       「一家(ひとつや)に遊女もねたり 萩と月」
       「蚤虱(のみしらみ)馬の尿(しと)する枕元」

       やがて大垣から伊勢へと向かうところで
       病をえて、旅は終わり。

       ぜんぶで5ヶ月、150日、600里にもなる
       過酷な旅である。

       「旅に病んで夢は枯野をかけ廻る」

       辞世の句といわれている。