総論賛成、各論反対といえばツバメの巣。
他家の軒下にツバメ巣があるのはほほえましいが、
我が家にやられたらちょっと……というクチである。
2~3日前、街を歩いていたらツバメの巣を見た。
同じ日に2回も。
1つは雑居ビルの入り口で、
もう1つはコンビニ(セブンイレブン)の外壁に。
コンビニでは糞が落ちないように、厚紙で受け皿
のようなものを作っていた。
ピーチクパーチク、小鳥の鳴き声が賑やかなので
上を見たら巣があったのである。
昔からツバメが巣を作ると縁起がいいといわれて
いるが、本当だろうか。
商店街で人がたくさん出入りするところに巣を
作られたら、店主にとっては迷惑ではないのか。
たしかに、その日に寄った衣料品店では
(その店には巣はないのだが)
近くにあるため、店先に出している品物に鳥の
被害がかからないよう、苦慮していた。
しかしながら、ツバメはカラスや猫といった
天敵を避けるために、人の出入りの多い場所に
巣を作る。
人の出入りが多いということは、つまり
その店が繁盛しているということ!
こういう方式が成り立つのかもしれない。
ツバメは渡り鳥だから、いろいろな環境を察知
する能力にたけていて、
温度、湿度、安全性を第一に居心地のいい所に
巣をつくるのだろう。
人間の思惑を考慮できないのは、
ツバメにとっては誤算だったわね。