昨日のブログは突っ込みが足りなかった。
だいたいこのブログ、(無責任で申し訳ないが)書き
出してみないとどういう結末になるのか分からない。
だが、しかし、
最初にメッセージというほどのことでもないが、何か
云いたいことはあるわけで、それに到達しないうちに
終わってしまうと、自分でもあれ?あれっ?て感じ
になる。
これは時間切れもあるが、ひとえに書き手(私)の
エネルギー不足のせいでもある。
というわけで、昨日いい足りなかったことーー
新潟の友人のところで雪深い経験をした後、
以来30年たって、取材を兼ねて何回か柏崎や長岡を
訪ねることになった。
いずれも日程の関係で訪れるのは7~9月の間だった
のだが、いやあ、関東の暑さとはまた違う重~い(?)
暑さで、身にこたえました。
(私の体調もよくなかったのかもしれない)
それでも朝晩はそれなりに冷えて、初秋になると列車
の窓からは黄色に色づいた越後平野がみえて、見事だ
った。
一角を切り取って持って帰り、額縁に入れておきたい
衝動に駆られた。
それで思った。
ああ、夏の暑さと、冬のきびしい寒さがあって、はじ
めてお米もお酒もおいしくなるのだ、と。
実は、これをいいたかったのだ。
ぬるま湯につかって安穏としていては、コシヒカリの
ような味わいも、銘酒のごとき滋味やコクも出ないだ
ろう。
ついでにいうと、越後出身で私の知っている人は(狭い
交友範囲ではあるが)、みな実に忍耐づよい。
それに、決して取っ付きがいいというわけでもないが、
付き合うと「地酒」のような味がある人が多いような
気がする。
となると、お米、お酒だけでなく、人となりもその土地
の気候や風土がつくるのかもしれない。
(写真は先日、街で見かけた物産展での新潟の銘酒)