一枚の葉

私の好きな画伯・小倉遊亀さんの言葉です。

「一枚の葉が手に入れば宇宙全体が手に入る」

お酒もお米も

2013-02-23 18:10:10 | 雑記


     昨日のブログは突っ込みが足りなかった。

      
     だいたいこのブログ、(無責任で申し訳ないが)書き
     出してみないとどういう結末になるのか分からない。
     だが、しかし、
     最初にメッセージというほどのことでもないが、何か
     云いたいことはあるわけで、それに到達しないうちに
     終わってしまうと、自分でもあれ?あれっ?て感じ
     になる。

     これは時間切れもあるが、ひとえに書き手(私)の
     エネルギー不足のせいでもある。

     というわけで、昨日いい足りなかったことーー
     
     新潟の友人のところで雪深い経験をした後、
     以来30年たって、取材を兼ねて何回か柏崎や長岡を
     訪ねることになった。

     いずれも日程の関係で訪れるのは7~9月の間だった
     のだが、いやあ、関東の暑さとはまた違う重~い(?)
     暑さで、身にこたえました。
     (私の体調もよくなかったのかもしれない)

     それでも朝晩はそれなりに冷えて、初秋になると列車
     の窓からは黄色に色づいた越後平野がみえて、見事だ
     った。
     一角を切り取って持って帰り、額縁に入れておきたい
     衝動に駆られた。

     それで思った。
     ああ、夏の暑さと、冬のきびしい寒さがあって、はじ   
     めてお米もお酒もおいしくなるのだ、と。

     実は、これをいいたかったのだ。

     ぬるま湯につかって安穏としていては、コシヒカリの
     ような味わいも、銘酒のごとき滋味やコクも出ないだ
     ろう。

     
     ついでにいうと、越後出身で私の知っている人は(狭い
     交友範囲ではあるが)、みな実に忍耐づよい。
     それに、決して取っ付きがいいというわけでもないが、
     付き合うと「地酒」のような味がある人が多いような
     気がする。

     となると、お米、お酒だけでなく、人となりもその土地
     の気候や風土がつくるのかもしれない。

     (写真は先日、街で見かけた物産展での新潟の銘酒)