Seachang's room

見に行った展覧会の私的な感想です。皆様の展覧会行脚にお役立てください☆
コメントお待ちしてます。

武家と玄関 虎の美術

2010-10-17 01:37:12 | Weblog
名古屋城天守閣二階展示室 2010年9月25日~11月7日

 「この秋 名古屋城に集結/日本・中国・朝鮮の虎、そして龍!」そして龍!なのは龍虎の組み合わせで龍がついてくるからでしょうか。あ、でも龍単独もあった。虎の名画展となっています。蕭白の獅子虎図の獅子は結構龍ぽいし、そのポーズは虎ぽいこともわかった。あと応挙と芦雪を虎で比較できたのも収穫。
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第18回東美特別展

2010-10-17 01:32:55 | Weblog
東京美術倶楽部 2010年10月15日~10月17日

 「美術商の祭展 ─ 3年に1度のアートフェア」各店ブースに自慢の品、展示と工夫を凝らしています。美術品が商品であり、またそのおかげで新発見があるんだということを再認識。名品を直接至近距離で見られたり、これってここ持ってるんだ!とか、ご挨拶等もできるありがたーい催しでした。
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救いのほとけ―観音と地蔵の美術―

2010-10-12 01:51:32 | Weblog
町田市立国際版画美術館 2010年10月9日~11月23日

 観音・地蔵・印仏に特化した仏教美術展。誰でも知ってるような目玉作品もないですし、マスコミのタイアップもありませんが、館蔵品も活用したいい企画。魚籃観音と霊昭女ってほとんど入れ替え可能な美人の絵になりますな。そしてこの籠に花や果物を入れた仙人(藍 采和 男だけど美少年系)もいるわけで、まあ描く方も見る方も読み替えたり描き替えたりしてってよくわかんなくなるのですな。
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円山応挙―空間の創造

2010-10-12 01:45:49 | Weblog
三井記念美術館 2010年10月9日~11月28日

 三井家は応挙のパトロンだったし、応挙の「雪松図屏風」(国宝)はこちらの看板作品なので、応挙展をやるのは必然的流れです。工芸品など展示している最初の展示室は眼鏡絵、そのほか最近出てきた作品を紹介しつつ、「雪松図屏風」を念頭によく練られた展示。しかし応挙の代表作は屏風、襖なため、引きが必要だし、点数も本当に絞って展示。混んできたら結構動線や後ずさりする人など大変そうです。前期と後期結構入れ替わるので11月9日以降再訪予定。
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立原杏所とその師友

2010-10-11 00:36:07 | Weblog
茨城県立歴史館 2010年10月9日~11月23日

 水戸南画(杏所は水戸藩士)ということで茨城で展覧会やってます。貴重な機会です。杏所は独特の形態感覚があって現代的といえば現代的。この人の娘が藩主の側室になってるのね。あとお父さん(翠軒)が賛して、杏所が絵描いてるものがすごく多いのね。下野とのかかわりとか仲間たちとかよくできた展覧会。浙派とか結構勉強してるのね。ときどき円山四条派にも似ている杏所の絵。江戸琳派的?なのもあった。で、いがいと杏所って世代的に早いのね。図録が800円なのもお値打ち。
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特別展示 円山応挙筆七難七福図巻

2010-10-03 01:59:41 | Weblog
相国寺承天閣美術館 2010年9月18日~12月12日

 応挙の七難七福が全画面三巻とも出てます。すごっ。災難の方が面白いとはいわれているのですが、福のほうも応挙の吉祥モチーフの鶴亀など描きこまれていて見れば面白いです。そのほかの応挙作品も展示してあり、三井記念美術館の円山応挙展と合わせてみると勉強になりそうです。
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住友コレクションの中国美術

2010-10-03 01:52:16 | Weblog
泉屋博古館(京都) 2010年9月4日~10月17日

 八大山人「安晩帖」ワタシが見た日は鶉だった。いいものだと思うけどどうして重要文化財?住友コレクション国宝と重文優遇されてない?こちらの沈南蘋は極めて中国絵画である。王楚珍「草花群蝶図」はファンシーグッズのようだった。文房具もなかなか楽しかったです。
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色と墨のいざない 出光美術館コレクション展

2010-10-03 01:14:56 | Weblog
滋賀県立近代美術館 2010年9月11日~10月11日

 出光美術館の出開帳。出光ではやらないタイプの展示で面白い。日本美術史の通史ぽいんだけど残念ながら出光のコレクションはそれほど体系的ではない(好きなものを重点的に集めた展示なので)。超目玉作品があるわけでもない。又兵衛が3点あってお!という感じ。仙人にうるさいワタシとしては41呉春・岸駒 群仙図屏風が気になった。岸駒の右から三番目の人は鉄拐ですかね。布紙をハサミで切り蝶にして飛ばす張九歌らしき人がいる。絵で見るのは初めてだ。刀に乗ってる人はルックス的に呂洞貧でもいいと思うのですが、呉春側の松のところの人もルックス・持ち物的には呂洞貧ともいえる(張果老のヒョウタンはもっと大きいことが多い 刀と笠は呂洞貧)。まあ八仙崩しで人数があってれば仙人は多少入れ替わっててもいいんでしょうね。図録で残念なのは出光提供の解説は個人名がなくて使いにくいことかな~
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開館50周年記念名品展Ⅰ 大和文華館の日本絵画

2010-10-02 01:06:49 | Weblog
大和文華館 2010年10月2日~12月26日

 大和文華館が綺麗にいまどきの美術館にリニューアル(建物は名建築をそのまま生かす)。名品をつめつめにぎっしり展示してます。ミュージアムショップも綺麗に広くなりました。
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花鳥画―中国・韓国と日本―

2010-10-02 00:40:21 | Weblog
奈良県立美術館 2010年9月28日~11月14日

 今年秋私にとって最も重要な展覧会。前期(~10月24日)、後期(10月26日~)両方みるためにさっそく行ってきました。中国の花鳥文様にはじまって花鳥画の名品集めまくり。前期と後期は単なる展示替えではなく、テーマごとに分かれています。前期:水墨花鳥画・鶉大会・鷹大会・百鳥図大会 後期:歳寒三友・四君子・犬大会・草虫画(若冲は後期だけ)前期で私が特に気になったのは34蓮池白鷺図 若冲の白と黒の置き替えってこの辺から来てそう。38狩野松栄 蓮鷺藻魚図 ナマズかわゆす。77曾我直庵 架鷹図屏風 スケスケの表現とか。蕭白と似てる。94・95陳箴 鳥花花鳥図 特に夏幅 日本の文人画でこういう木描く人いるいる 104狩野元信 四季花鳥図(大仙院)いいよね~山水と花鳥のバランスがいい 115宋紫山 花鳥図 百鳥図パターンなのですが遠景の山水図との組み合わせは秋田蘭画と比べたいところ。
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